BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • VINAVIS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

石川ロードレース 孫崎大樹が上りスプリントを制しJPT優勝、ジュニアチャンピオンシップは川野鷹が制覇

6月7日(日)、福島県石川町・浅川町を舞台に「第23回石川ロードレース」および「第15回ジュニアチャンピオンシップ」が開催された。Jプロツアー(JPT)第8戦は、増田成幸(Astemo宇都宮ブリッツェン)の渾身の独走を最終盤で吸収し、上りスプリントを制した孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が優勝。また、U19の日本一を決めるジュニアチャンピオンシップは川野鷹(明星大学)が制した。一方、大会中にはコース内に一般車両が進入する重大なインシデントが発生し、JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が臨時委員会を設置する事態も起きている。

緑豊かなアップダウンコースを巡るサバイバル戦

前日のクリテリウムから一夜明け、舞台は福島県石川町および浅川町にまたがる1周13.6kmの周回コースへ。平坦区間がほとんどなく、常に上るか下るかを繰り返すこのコースは、JPTでも屈指のタフなレイアウトとして知られている。フィニッシュ地点は山橋自治センターへ向かって駆け上がる急勾配の上りに設定されており、毎年劇的なドラマを生んできた。

この日は昼から曇り空で、6月としては涼しいものの冷たく強い風が吹きつけるコンディション。13.6kmを10周する136kmで争われたJPTには80名が出走した。

JPT:増田成幸の逃げを封じた孫崎大樹が鮮やかな差し切り勝ち

12時5分にマスドスタートで幕を開けたJPTは、序盤からアタックと吸収が繰り返される。1周目には橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が単独で抜け出す場面を作り、その後は大山航平(イナーメ信濃山形)が単独逃げを打つなど、目まぐるしく展開が変わる。

レースが中盤の5周目に入ると、谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)と高橋駿斗(群馬マンモスレーシング)が抜け出し、そこに佐藤愛祈(シエルブルー鹿屋)が合流して3名の逃げが形成される。

メイン集団からは先週行われた全日本学生選手権クリテリウムを制したばかりの佐藤后嶺(シマノレーシング)が単独で追走を試みるなどの動きが出る。終盤にかけて逃げは谷と単独で追走し、追いついた渡邉和貴(シマノレーシング)の2名に絞られたが、最終周回を前にメイン集団がこれを吸収し、勝負は振り出しに戻った。

40名ほどに絞られた集団で最終周回に入ると、Astemo宇都宮ブリッツェンの大ベテラン、増田成幸がアップダウン区間で強烈なアタックを叩き込む。独走力に定評のある増田は、一時は集団に20秒以上のタイム差をつけ、そのまま逃げ切るかと思われた。しかし、メイン集団も黙ってはいない。フィニッシュへと続く最後の上り目前で増田を飲み込むと、勝負は混沌としたスプリントへ。

最終コーナーを先頭で曲がり、勾配のきつい上りでまず先頭に躍り出たのは、U23シクロクロス全日本チャンピオンの野嵜然新(稲城FIETSクラスアクト)。しかし、その後方からJPTリーダージャージを着る岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)が抜け出し、さらに抜群のタイミングで踏み込んだ孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が岡を鮮やかに差し切り、トップでフィニッシュラインに飛び込んだ。2位に岡、3位には野嵜が食い込んだ。

前日のクリテリウムでの悔しさを晴らす見事な勝利を挙げた孫崎は、「昨日は良くないスプリントをしてしまったので、今日は絶対にやったろうと思っていました。月末の全日本選手権に向けて、この勢いを維持していきたい。JPTのリーダージャージも狙っていきます」と力強く語った。

U19ジュニアチャンピオンシップ:明星大学の川野鷹が栄冠

午前8時35分にスタートした「第15回ジュニアチャンピオンシップ(U19)」(13.6km×6周=81.6km)には、17歳〜18歳の若き精鋭28名が出走。

レース中盤までは佐藤千優(S’fida Prego Racing)や加藤大晟(新潟食料農業大学)が逃げを作る展開となったが、終盤にかけて集団は崩壊。最終周回では滝口敬司(明星大学)が先行する形となったが、最後の上りでチームメイトの川野鷹(明星大学)が一気に抜け出し、後続を振り切ってジュニアチャンピオンの座を射止めた。

「最初はチームメイトのアシストに徹する予定でしたが、逆にアシストしてもらう形になり、勝つことができました。この後の全日本トラックなどでも勝てるように頑張りたい」と川野は笑顔で振り返った。

E1/E2、フェミニンも白熱の展開

E1/E2のレース(13.6km×7周=95.2km)は、終盤に抜け出したツアーリーダーの安原大貴(MiNERVA-asahi)、松木海斗(明星大学)、島野翔汰(TEAM KOSHIDO)らによる優勝争いに。最後はフィニッシュ手前の最終コーナーで島野が痛恨のコースミスにより脱落し、上りスプリントを制した安原が見事優勝を飾った。

フェミニン(13.6km×5周=68.0km)は、出走4名という少人数でのレースとなったが、田中麗奈(IGNTZONE Racing Team)が序盤から圧倒的なペースで他を突き放し、フィニッシュ。今季出走したレースで4勝目という驚異的な強さを見せつけた。

コースへの車両進入事案についてJBCFが臨時委員会を設置

白熱のレースが繰り広げられた一方で、大会運営において重大なインシデントが発生した。JBCFの発表によると、レース中、走行中の選手の進路前方に対向車両が進入する事案が発生。幸いにも選手の落車や負傷者は出なかったものの、JBCFはこれを「一歩間違えれば選手の生命・身体に重大な結果を招きかねない事案」と重く受け止め、理事長直属の「安全対策臨時委員会」を設置した。

委員会は弱虫ペダルサイクリングチームGMの佐藤成彦氏を委員長とし、事実関係の確認、原因究明、コース管理・交通規制体制の検証を行い、再発防止に取り組むとしている。

リザルト

JPT(136.0km)

1位 孫崎大樹(ヴィクトワール広島) 3時間30分29秒
2位 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)
3位 野嵜然新(稲城FIETSクラスアクト)
4位 佐藤光(チームサイクラーズ・スネル)
5位 馬場慶三郎(弱虫ペダルサイクリングチーム) +2秒
6位 佐藤后嶺(シマノレーシング)
7位
谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)
8位
米谷隆志(NEXT TEST SET) +3秒
9位
高梨万里王(レバンテフジ静岡)
10位
岡泰誠(イナーメ信濃山形)

JPT 敢闘賞
谷順成(Astemo宇都宮ブリッツェン)

第15回ジュニアチャンピオンシップ U19(81.6km)

1位 川野鷹(明星大学) 2時間10分23秒
2位 宮本慎太郎(日本体育大学) +1秒
3位 飯沼祐貴(Team hsj)
4位 大藤優作(Team 一匹狼) +3秒
5位 大里真琴(キナンレーシングチームみえジュニア)
6位 山崎多真(MiNERVA-asahi) +8秒

E1/E2(95.2km)

1位 安原大貴(MiNERVA-asahi) 2時間27分31秒
2位 松木海斗(明星大学)
3位 島野翔汰(TEAM KOSHIDO) +26秒
4位
佐久間崚(TeamSHIDO) +1分10秒
5位
伊藤隆聖(岐阜第一高等学校) +1分15秒
6位
日下部惺(岐阜第一高等学校)

F(68.0km)

1位 田中麗奈(IGNTZONE Racing Team) 2時間7分37秒
2位 西山千智(High Ambition Racing Academy) +8分25秒

SHARE

PROFILE

せいちゃん

せいちゃん

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

せいちゃんの記事一覧

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

せいちゃんの記事一覧

No more pages to load