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ああ女王様っ、ツボミが、取り巻きがビミョーですぞッ!?「シラネアオイ」|植物ライター・成清 陽のヤマノハナ手帖 #57

登山&撮影をライフワークとする花ライターがお送りする、高山植物の偏愛記。静かに、しかしアツ~く、お花をご紹介します!

春は駆け足で去り、すでに初夏。なんだか今年は、蒸し暑くなるのが早い…と思ったら、季節外れの台風到来。夏山登山が、まだ遠く感じます。さて、そんなビミョーなシーズンにぴったりなお花といえば、ビミョーにツボに入ってくる、このお花かなと。清楚可憐でありつつ、なかなか個性的なお姫様にご登場いただきます!

可憐で気高き「女王様」

山歩きをしていると、「ブナ林」という環境がございまして。あー、これなにかといいますと、あー、標高1,000m付近の、あー、ブナというドングリの仲間がですね…。とまあ、教授っぽい口語調にしてみたものの、「あー」が多すぎて読みづらい書きづらい(笑)。

ということで、ビミョーキャラからフツーに戻ってご紹介するのが、こちらシラネアオイさん。とってもとっても華やかなので、人呼んで”山野草の女王”…ってさ、高山植物関係で女王、なんか多くね?ちょっとビミョーな気分ですっ。

Data

  • シラネアオイ(キンポウゲ科)
  • 一般的な花期:5月~6月
  • 主な生育場所:亜高山の樹林帯

一属一種って、そんなスゴイの?

存在感も良き、薄紫カラーも良き、それでいてやや控えめで女性的なところも良き!で、さらに「貴重」と来たもんだ。ですが、ちょこっと気になるのが貴重の理由”一属一種”。

生物の分類には「■■目▲▲科●●属」という、例えるならば「編集局第一編集部ランドネ係」といった部署名みたいなもんがあります。で、シラネアオイさんのご所属は、「キンポウゲ目キンポウゲ科シラネアオイ属」で、シラネアオイ属は彼女ひとり。つまり、会社でひとりポツンと窓際族…じゃなくて、孤高の存在なのでありますっ!

希少カットすら、ビミョー

なかなかに伝わらない貴重なお花、シラネアオイ。その希少性は「日本固有種」といったほうが、わかりやすいかも。で、じつは筆者、数年前からこのお花のツボミ撮影に挑み、幾度も惨敗しておりました。そして今年、ついについに鍋平高原にて、ご尊顔を拝むチャンスに恵まれたのです!

そう、じつはシラネアオイ、このように「葉っぱに包まれて花開く」ケースがあるようで。これ、超絶貴重なカットなんですが、ビミョーすぎて、これも伝わらぬ…とにかく、めっちゃ苦労したんだヨっ!

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PROFILE

成清 陽

ランドネ / 植物ライター

成清 陽

持ち前の強い好奇心で、大学時代から山・海・島を渡り歩いてきた個性派。自然ガイド、環境コンサル、アウトドア誌編集者、市営公園管理人、企業の森づくりなどなど、自然にまつわる職を転々としたのちにフリーランスに。好きな山は尾瀬、白山、御嶽、北岳。2023年春から岐阜県山間部のプチ古民家に移住し、半隠居ライフを通じて、どこまでユルく生きていけるのか絶賛お試し中!

成清 陽の記事一覧

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