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ジャイアント史上最速・最軽量の新型グラベルレーサー「REVOLT ADVANCED SL」誕生|GIANT

ジャイアントが、ブランド史上最速かつ最軽量を誇る新型グラベルレースバイク「Revolt Advanced SL(リボルト・アドバンスドSL)」を発表した。高速化とプロフェッショナル化が著しい現代のグラベルレースで勝つためにゼロから開発され、システム全体の走行抵抗を18.99Wも削減したというピュアレーシングマシンの詳細に迫る。

「勝つため」のマシンへと姿を変えたRevolt

2010年代中盤、「グラベル」という言葉がまだ一つの確固たるジャンルとして定着する前に誕生したジャイアントの「Revolt」。専用設計のアルミフレームに太めのタイヤとディスクブレーキを組み合わせ、オンロードからオフロードまでカバーする汎用性の高いアドベンチャーバイクとして産声を上げた。その後、D-FuseテクノロジーやAdvancedカーボンの採用など、世代を重ねるごとに進化を遂げ、常にグラベルシーンの最前線を牽引してきた。

しかし近年、北米を中心に「Unbound Gravel(アンバウンド・グラベル)」に代表される長距離グラベルレースがメインストリームとなり、ロードレースやMTBなどのトッププロがこぞって参戦。グラベルレースの速度域と競技レベルは急激に上昇している。「勝利」を唯一の目的とし、時速30〜45km/hというハイスピードで何時間も未舗装路を駆け抜ける現代のグラベルレーサーたち。そんな彼らの過酷な要求に対するジャイアントの完全な回答が、今回発表された「Revolt Advanced SL」である。

プロトタイプのRevolt Advanced SLを駆り、Unbound Gravel 2026で4位入賞を果たしたブレンダン・ジョンストン(オーストラリア)

その性能は既に折り紙付きだ。グラベルレース界のトップランナーの一人であるブレンダン・ジョンストンは、このマシンのプロトタイプを駆り、世界最高峰のグラベルレース「Unbound Gravel 2026」で見事4位入賞を果たし、UCIグラベルワールドシリーズ「デビルス・カーディアン」では優勝を飾っている。

システム全体で空力を最適化する「Total Speed System」

新型Revolt Advanced SLの最大の特徴は、フレームセット単体での開発にとどまらず、コックピット、ホイール、タイヤに至るまでを「一つのシステム」として捉え、総合的な設計と最適化を行う「Total Speed System」思想を採用している点だ。

実際のグラベルレースの速度域 (30〜45km/h) にあわせて各チューブ形状を最適化

ロードレースとは異なり、長時間にわたって単独で風と路面抵抗に立ち向かうグラベルレースにおいて、空気抵抗と転がり抵抗はライダーの体力を容赦なく削っていく。ジャイアントは「AeroSystem Shaping」に基づき、各チューブ形状をグラベルレースの巡航速度(30〜45km/h)に最適化し、風洞実験を繰り返した。

さらに、新開発の50mmハイトグラベルホイール「GIANT CXR 0 50」と「CADEX GXR 45mmタイヤ」、ケーブルを完全内装する新型のステム一体型ハンドルバー「Contact SLR XR Integrated」を組み合わせることで、車体前方部の乱流を徹底的に抑制。結果として、旧世代のRevolt Advanced Proと比較して、システム全体の走行抵抗をなんと18.99W(空気抵抗 -15.96W、転がり抵抗 -3.03W)も削減することに成功した。これは長距離レースにおいて、決定的なタイム差を生み出す驚異的な数値だ。

シリーズ初、最高峰の「Advanced SL」カーボンを採用し究極の軽量化へ

レースバイクにとって「軽さは正義」である。Revolt Advanced SLは、ジャイアントのロードラインナップにおけるフラッグシップモデルにのみ許されてきたプロフェッショナルグレードの「Advanced SL」カーボンを、シリーズで初めて採用した。

最高峰グレードのAdvanced SLカーボンを採用し、極限の軽量化と高剛性を実現

革新的な樹脂配合と「Cold-Blade Cutting」によるシームレスな積層技術により、フレーム単体重量は旧モデルの990gから839gへと大幅にダイエット。フォークも385gへと軽量化され、フレームセット全体で176gの軽量化を達成した。

驚くべきはシステム全体の重量だ。国内未展開のフラッグシップ「Revolt Advanced SL 0」構成において、システム全体の重量はわずか4,237g。ワイドタイヤを装着しながらも旧モデルから288gの軽量化を果たしている。また、ただ軽いだけではなく、剛性も劇的に向上している。システムペダリング剛性は22.7%、システムハンドリング剛性は35.2%向上し、最も重要な指標である「剛性重量比(効率)」はペダリングで31%、ハンドリングで44.4%もアップ。ライダーのパワーを推進力へと変換する鋭い反応性と、荒れた路面での正確なコントロール性を手に入れた。

重量わずか295gの同時開発ステム一体型ハンドルバー「Contact SLR XR Integrated」

アグレッシブに攻めるためのレース専用ジオメトリ

従来のRevoltが持っていた「アドベンチャー志向」のジオメトリは、新型では「ピュアレース志向」へと根本的に見直された。

グラベルレースに最適化された新ジオメトリ。低く構えたエアロポジションと機敏なハンドリングを両立する

Mサイズにおいて、スタックを586mmから557mmへと大きく下げ、リーチを387mmから395mmへと延長。これにより、前方投影面積を極限まで抑えた、より低く深いエアロポジションを取ることが可能になった。また、シート角は74.5°と立ち気味に設定され、より前乗りのアグレッシブなペダリングをサポートする。

一方で、ホイールベースは1,033mm、リアセンターは433mmに設定。これにより、ハイスピードでガレたダウンヒルを下る際の直進安定性を確保しつつ、タイトなコーナーが連続するテクニカルセクションでは俊敏なハンドリングを損なわない、絶妙なバランスを実現している。標準タイヤ幅は45mmに最適化されつつ、最大53mmまでのタイヤクリアランスを確保しており、コースレイアウトに応じたセッティングの幅広さも魅力だ。

国内ラインナップは完成車とフレームセットの2モデル

国内での展開は、SRAMの最新グラベルコンポーネント「Force XPLR AXS E1(1×13速)」とGIANT CXR 0 50カーボンホイールを搭載した完成車「REVOLT ADVANCED SL 1」(税込1,155,000円)と、「REVOLT ADVANCED SL FRAME SET」(税込550,000円)の2モデル。カラーは完成車が深みのある「テンペストパープル」、フレームセットが精悍な「マットスーパースピードティール」となる。フレームセットには、専用のステム一体型ハンドルバーとD-Fuseシートポストが付属する。

勝利を渇望する生粋のレーサーへ向けた、ジャイアントの新たなマスターピース。グラベルレースの歴史を塗り替える1台が、ついにベールを脱いだ。

GIANT REVOLT ADVANCED SL 1

価格:1,155,000円(税込)

  • フレーム:Advanced SL-grade composite, 12x142mm thru-axle, disc ※リアエンド型番:UDH
  • フォーク:Advanced SL-grade composite, full-composite, 1-1/8 – 1-1/2 steerer, 12mm thru-axle, disc
  • コンポーネント:SRAM Force XPLR AXS E1, 1×13
  • ホイール:Giant CXR 0 50 WheelSystem, hookless, carbon [F] 50mm, [R] 50mm
  • タイヤ:CADEX GXR, 700x45c, tubeless
  • コックピット:Giant Contact SLR XR Integrated
  • シートポスト:Giant Contact SLR XR D-Fuse, composite, 20mm offset
  • サドル:Giant Grit SLR
  • サイズ:XS, S, M, M/L
  • カラー:テンペストパープル

GIANT REVOLT ADVANCED SL FRAME SET

価格:550,000円(税込)

  • フレーム:Advanced SL-grade composite, 12x142mm thru-axle, disc ※リアエンド型番:UDH
  • フォーク:Advanced SL-grade composite, full-composite, 1-1/8 – 1-1/2 steerer, 12mm thru-axle, disc
  • コックピット:Giant Contact SLR XR Integrated (付属)
  • シートポスト:Giant Contact SLR XR D-Fuse, composite, 20mm offset (付属)
  • サイズ:XS, S, M, M/L, L, XL
  • カラー:マットスーパースピードティール

問:ジャイアント https://www.giant-bicycles.com/jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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