
シマノがMTB用2.2mm厚ディスクブレーキローターを発表。熱管理と操作性を高めた新世代モデル|SHIMANO
Bicycle Club編集部
- 2026年07月04日
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シマノから、ダウンヒルやフリーライド、エンデューロ、そしてe-MTBといった過酷なグラビティ系用途に向けて設計された新型の「2.2mm厚型ディスクブレーキローター」が発表された。従来の1.75mm厚から大幅なボリュームアップを果たすことで、優れたヒートマネジメントとコントロール性を実現した次世代のプレミアム・アップグレードパーツだ。
より深くラインに攻め込むための「コントロール性」

急勾配の下りや荒れたコーナー、岩が連続するテクニカルなロックセクションにおいて、ブレーキは単なる「減速手段」ではなく、バイクの挙動を意のままに操るための「コントロール」を維持する最重要パーツである。最新のマウンテンバイクの進化や、重量のあるe-MTBの普及に伴い、ブレーキシステムにかかる負荷は年々増大している。
今回シマノが発表した新しいディスクブレーキローターは、グラビティ系の開発思想をベースに、そうしたアグレッシブなライディング環境に対応するために誕生した。最大の特徴は、従来の1.75mmから2.2mmへと大幅に厚みを増したことだ。これにより、ライダーはより深くラインに攻め込み、最適なタイミングの限界ギリギリまでブレーキングを遅らせることが可能になる。
単なる「肉厚化」ではない、考え抜かれた新設計

ローターを厚くしたことは、単に素材を追加しただけではない。シマノが新たに設計した2.2mmのプロファイルと改良されたベントホール(放熱穴)設計が相まって、ブレーキング時の熱を効果的に管理。ハードな下りが連続しても安定したブレーキ操作(モジュレーション)を維持し、結果として疲労によるライダーの腕への負担軽減(アームパンプの抑制)にも大きく寄与する。

また、厚みが増したことで耐久性と耐衝撃性が飛躍的に向上。転倒時や飛び石などでローターが変形してしまうリスクを大幅に軽減しており、ハードなコンディションでも信頼して使い続けることができる。
203mmから「200mm」へ。取り付けの最適化と互換性向上
サイズ展開においても、現場のメカニックやライダーにとって見逃せない変更が加えられている。新型ローターでは、従来シマノが採用してきた203mmサイズを廃止し、200mmおよび220mmの2サイズ展開へと変更された。
これにより、現在のマウンテンバイク市場で主流となりつつあるフレームやフォークの台座に対して、シムやアダプターの追加を最小限に抑えることができるようになった。キャリパー取り付けの最適化が進むことで、システム全体の剛性アップと互換性の向上を同時に実現している。
最新の4ピストンブレーキに完全対応する2モデル
新しい2.2mm厚型ローターは、シマノの最新4ピストンブレーキシステム(新製品のXTR、DEORE XT、DEORE)と完全互換を持つ。ホイールの規格に合わせて、センターロック仕様の「RT-CL750」と、6ボルト仕様の「RT-6B750」の2種類がラインナップされる。
幅広いジャンルにおいて、ブレーキ性能をワンランク引き上げる次世代のスタンダード。よりアグレッシブに下りを楽しみたいマウンテンバイカーにとって、最も費用対効果の高い「プレミアムなアップグレード」となるはずだ。
RT-CL750(センターロック仕様)
価格(税込):200mm 8,747円、220mm 10,143円


- 厚さ:2.2mm
- サイズ:200mm / 220mm
- 対応ブレーキ:新製品XTR、DEORE XT、DEOREの4ピストンブレーキ
RT-6B750(6ボルト仕様)
価格(税込):200mm 7,791円、220mm 9,188円
- 厚さ:2.2mm
- サイズ:200mm / 220mm
- 対応ブレーキ:新製品XTR、DEORE XT、DEOREの4ピストンブレーキ
問:シマノ https://bike.shimano.com/ja-JP/home.html
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