
トーキョーバイクがペップサイクルズの事業を継承。多目的に遊べるクロモリバイクNS-S1を再販へ|Pep cycles
Bicycle Club編集部
- 2026年08月08日
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「TOKYO SLOW」をコンセプトに、街を楽しむための自転車を提案してきたトーキョーバイクが、自転車ブランド「Pep cycles(ペップサイクルズ)」の製造・販売事業を継承すると発表した。これに伴い、Pep cyclesの核となる定番オールラウンドモデル「NS-S1」が、2026年8月8日(土)より再販される。街乗りからグラベル、バイクパッキングまで、乗り手のライフスタイルに合わせて自在に姿を変える一台の魅力に迫る。
「街を楽しむ」から広がる、道に縛られない自由

1997年の創業以来、移動の速さよりも「日常にささやかな変化を加えるツール」としての自転車文化を牽引してきたトーキョーバイク。そんな同社が今回事業を継承することとなったのが、2017年に産声を上げた「Pep cycles(ペップサイクルズ)」だ。
Pep cyclesは、トーキョーバイクの創業期を支え、製品開発にも深く関わってきた海老根拓氏が立ち上げたブランドである。彼らが掲げるコンセプトは「Keep using, Keep riding.(永く乗る、永く使う)」。日々の生活圏内での発見を大切にするトーキョーバイクの理念と、そこからもう一歩外へ踏み出し、脇道のグラベルや週末のデイキャンプといった「新たなフィールド」を楽しむPep cyclesのベクトルは、極めて高い親和性を持っている。
バイシクルメッセンジャーやMTBダウンヒルの経験から導き出された「引き算」の美学

Pep cycles設立者である海老根氏の自転車への情熱は、小学生時代の「房総半島一周ツアー」に遡る。自らの足で峠を越え、海が広がった瞬間の高揚感と、遠くまで行けるという自転車の根源的な喜びに魅了された。その後、メッセンジャーとしての過酷な業務や、MTBダウンヒルの国内トップカテゴリーでのレース活動など、30年以上にわたり自転車のあらゆる側面を経験してきた。
しかし、ライフステージの変化とともに、専門的でハイスペックなレース機材が「日々の暮らしにはオーバースペックかもしれない」と感じるようになったという。そこで導き出されたのが、生活にフィットし、乗り手の変化にも寄り添う「普遍的な道具」というアンサーだった。あえて最新鋭のスペックを追い求めるのではなく、長年の経験から必要な要素だけを残す「引き算」の設計。乗り手自身が使い方を自由に描き込める「余白」こそが、Pep cyclesの真骨頂である。
ライフステージに合わせて姿を変えるオールラウンダー「NS-S1」


事業継承の第一弾として再販されるのが、Pep cyclesのアイデンティティとも言えるベーシックモデル「NS-S1」だ。丈夫な熱処理クロモリチューブを採用したフレームは、一見するとシンプルなフルリジッドのコミューターに見えるが、その細部にはマニアックなまでのこだわりと拡張性が詰め込まれている。
モデル名に冠された「NS」は「Narrow & Short」を意味する。最大27.5×2.0(650×50b)または700×45cという太いタイヤを飲み込むクリアランスを持ちながらも、チェーンステー周りの設計を工夫することで、Qファクターが広がりすぎない「Narrow(狭め)」な設計を実現。さらに、将来的にドロップハンドルへ換装することを前提とし、トップチューブ長はやや「Short(短め)」に設定されている。フラットバー(標準仕様はスワローバー)でもドロップバーでも、違和感なく軽快なハンドリングを楽しめる絶妙なジオメトリーだ。
長きにわたる相棒としてのタフネスと拡張性

長く使うための工夫はジオメトリーだけに留まらない。クロモリフレームの天敵である「錆」を防ぐため、フレーム下地にはスプレー塗装では届かないパイプ内部までカバーする「EDコーティング(電着塗装)」が施されている。毎日雨風に晒される通勤や、泥を跳ね上げるグラベルライドでも安心のタフネス仕様だ。
ヘッドチューブには、現代のスポーツバイクのスタンダードであるテーパード規格(上EC34/下EC44)を採用。これによりフロント周りの剛性が飛躍的に向上し、重い荷物を積載したフロントラック装着時でもふらつきにくい安定したハンドリングをもたらす。将来的にサスペンションフォークへ換装することも可能だ。
また、リアエンドはシングルスピード化が容易なトラックエンドを採用しつつ、ディレイラーハンガーを標準装備したオリジナル形状となっている。標準仕様は42T-18Tのシングルスピードだが、リアハブは12速(シマノHG互換)対応のフリーボディを採用しているため、スプロケットと変速機を追加すれば、ホイールを交換することなく多段化へのアップグレードが可能。フェンダーやリアキャリアのダボ穴はもちろん、センタースタンドや一般車用の両立スタンドまで無加工で取り付けられる設計となっており、チャイルドシートを取り付けた「パパチャリ」としての運用など、日常使いへの順応性も極めて高い。
日常を彩る「Cafe Rack」もラインナップ

NS-S1の再販に合わせ、ちょっとした移動を楽しくする専用オプション「Cafe Rack(カフェラック)」も展開される。天板にカップを置くための専用の丸いスペースが設けられており、お気に入りのカフェスタンドでテイクアウトしたコーヒーを載せて公園まで走る、といった粋な使い方が可能だ。耐荷重は10kgと実用性も申し分ない。
「速く走らなければならない」というプレッシャーから乗り手を解放し、思いのままに道を逸れる自由を与えてくれるPep cycles。トーキョーバイクという新たなホームを得たことで、その哲学はより多くの人々の日常に根付いていくことだろう。NS-S1は2026年8月8日(土)より、全国のPep cycles取扱店および「tokyobike 谷中 Soil」にて販売が開始される。
Pep cycles NS-S1
価格: 148,500円(税込)

- フレーム:クロモリ製、テーパーヘッドチューブ、熱処理、防錆塗装済み(EDコーティング)
- フォーク:クロモリ製、テーパード(OS-1.5)、防錆塗装済み
- ヘッドセット:アヘッド、上:EC34 / 下:EC44、シールベアリング
- ドライブトレイン:シングルスピード(42T – 18T)
- ブレーキ:TEKTRO MD-C400 機械式ディスクブレーキ
- ホイールサイズ:27.5インチ(フロント100mm / リア135mm 六角スキュワー)
- リアハブ:12speed HG対応フリーボディ搭載
- タイヤ:KENDA 27.5 x 1.50(仏式バルブ)
- 最大タイヤクリアランス:27.5” × 2.0 (650 × 50b)または 700 × 45c
- ハンドル:スワローバー (S:600mm / M,L:630mm幅)
- カラー:グリーン、ピンク (グロスフィニッシュ 全2色)
- サイズ目安:S (155~165cm) / M (165~175cm) / L (175~185cm)
- 重量:11.5kg (Mサイズ)
- 再販開始日:2026年8月8日(土)
Pep cycles Cafe Rack
価格:8,470円(税込)
- 素材:アルミ製
- サイズ:300 × 210mm
- 重量:690g(ネジ類込)
- 耐荷重:10kg
- カラー:ブラック
問:トーキョーバイク https://pepcycles.com/
- BRAND :
- Bicycle Club
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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