Trenta 3K Carbonが刷新ポガチャルと共同開発した、通気性と安全性を突き詰めた新世代ヘルメット｜MET

Bicycle Club編集部

2025年10月26日

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イタリアのヘルメットブランド、MET（メット）が、同社のフラッグシップモデルであり、プロレースシーンで数々の勝利を支えてきた「Trenta 3K Carbon」をフルモデルチェンジした。タデイ・ポガチャル（スロベニア）擁するUAEチームエミレーツ・XRGとの共同開発により、通気性と安全性をかつてないレベルへと引き上げ、空力性能と快適性の新たな基準を打ち立てる。

ポガチャルとUAEチームと共に磨き上げた、究極のパフォーマンス

ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア・ウィメンでの勝利に貢献してきたTrenta 3K Carbon。その最新モデルは、UAEチームエミレーツ・XRG、UAEチームADQ、そして現代最強のライダーであるタデイ・ポガチャルとの緊密な共同開発によって誕生した。MET独自の風洞施設「Tube」で幾度となくテストと改良が繰り返され、プロトンの最前線で求められる究極の性能が追求された。

革新的「3K Airframe構造」で通気性が16%向上

新型Trenta 3K Carbonの最大の革新は、その内部構造にある。「3K Airframe構造」と名付けられた新技術は、ヘルメット内部のEPSフォーム（発泡スチロール）の一部をカーボン製のウィングに置き換えることで、前方から後方までを貫く、途切れのない巨大なエアチャネルを形成。これにより、ヘルメット内部を空気がスムーズに流れ、頭部の熱を効率的に排出することが可能になった。その結果、通気性は従来モデルと比較して16%も向上しているという。

安全性も飛躍的に向上 Virginia Techでトップ5にランクイン

通気性を追求する一方で、安全性も一切妥協なく、むしろ飛躍的に向上している。世界的に権威のあるヘルメットの安全性テスト機関「Virginia Tech」において、最高評価である5つ星を獲得。その性能は従来モデルから40%も向上し、テストされた全てのヘルメットの中でトップ5にランクインするという傑出した結果を残した。

さらに、脳への回転衝撃を軽減する「Mips Air®」も搭載。超軽量なこのシステムが、万が一の際の安全性をさらに高めている。

細部までこだわり抜いた、プロユースの設計

その他にも、24個のベンチレーションホールや、頭部との接触面を最小化し快適性を高める内部形状、サングラスを確実に保持するサングラスポートなど、細部にまでプロの要求に応えるためのこだわりが詰め込まれている。フィットシステムには、360°の水平調整に加え、垂直、後頭部のフィッティングも可能な「Safe-T Orbital システム」を採用し、完璧なフィット感を実現する。