
ファッション好きなら名古屋・大須の古着&カルチャー発信拠点「the Other(ジ・アザー)」へ行け[名古屋特集]
タビノリSTAFF
- 2025年10月31日
古着や音楽好きが集まる「下北沢」に、旧き良きニッポン文化を感じる「浅草」、ホビーやカルチャーの拠点「秋葉原」。愛知県名古屋の中心、栄(さかえ)の南側に広がる大規模な商店街・大須商店街周辺のエリアを東京の街に例えるなら、それら3つの街を足して3で割ったようなエリア、といったらイメージが伝わるだろうか。いずれにしても広報誌で“ごった煮”と自らを語るように、なんでもありというのが多くの人が持つ第一印象だと思う。
同地は長年、中部エリアにおける若者のファッション・カルチャーの発信拠点となってきたエリアであり、中でも、90年代からこの地を拠点に営業を続けるショップ「the Other(ジアザー)」は別格。名古屋を訪れるなら一度は足を運ぶべきショップといえるかもしれない。
江戸時代まで遡る歴史ある街は常にファッション、カルチャーの発信拠点だった
東海道新幹線「名古屋」駅から、地下鉄に乗り換えて約10分ほどで到着する「大須観音駅」。改札を上がり、しばらく歩くと若宮大通、伏見通、大須通、南大津通の四つの通りに囲まれたエリアにたどり着く。ここに約1,200もの店舗・施設が林立する中部エリア屈指の商店街、大須商店街がある。
大須には個性的なファッションでも受け入れてくれる下地があった
意識せずに歩くと通り過ぎてしまいそうな間口の狭い、大通りに面したビルの一階、マットなブラックのシンプルな外観にゴールドの看板、真っ赤なインテリアと所狭しと並べられた60年~70年代のファッションアイテムが印象的な「the other」の外観。誰もがフラッと入りやすい敷居が低いショップとはさすがに言い難いが、ちょっぴり勇気を出して店内へ。


今の若い世代では、昭和レトロがちょっとしたブームですが、20年前のファッションが見直される流行の周期ってありますよね。自分たちが90年代頃に当時の流行よりも、70年代のカルチャーに魅了されたのと同じ思いなのだと思います。
当時はまだインターネットが普及する以前でしたし、バンドやDJイベントなどのクラブカルチャーの影響力が大きく、当時からショップの運営と並行してこれらイベントに携わっていたこともあり、徐々にお店が知られるようにったのかなと思います」


新店舗はオープン当時の原点に立ち返ることを意識
約1年前の2024年12月、店舗は現在の位置に移転。大須商店街の中にあった以前の店舗の方が立地はよさそうに見えるが移転の理由を聞いてみた。
「約25年、大須商店街で店舗を構えていました。路面店で人通りも多く一般の方が入りやすい立地ではありましたが、コロナ禍が終わり約2年前から食べ歩きの街に変わり、当店の周りは食べ歩きのお店が多く、食べ歩きと服屋ではなかなか難しい部分もあり、移転を決めました。 お店の雰囲気が変わったことで賛否両論はありますが、商品や方針は変わっていません。 商品はクリーニングや修繕を徹底し、状態に応じて価格を調整、手頃な価格で楽しめる店を目指しています。」
時代は変わってもブレない価値観とそれに共感する人々、多様なファッションを許容する大須には、流行の最先端がそろう東京とは違う意味で、現代日本のファッションの聖地といえるのかもしれない。
infromation
the other(ジ・アザー)
住所:愛知県名古屋市中区大須 3-39-23 小林ビル1階
営業:13時~ 水曜休(臨時休業あり)
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PROFILE
タビノリSTAFF
『タビノリ』は、旅の楽しさは、旅のはじまりである「移動」から、旅前の準備、ふとした寄り道、車窓から見つけるお気に入りの風景など、旅の余白に目を向け発信していくメディアです。また、旅をその周縁のものと組み合わせ、定番の旅先や新しい旅の提案などを仕掛けていきます。
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