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全長45kmを完全踏破!! 灼熱の「ダイヤモンドトレール」【後編】|PEAKS 2026年9月号

※本記事は前編・後編の2回に分けてお届けしています。前編(1日目・2日目、槇尾山口〜光滝寺キャンプ場〜金剛山キャンプ場)はこちらからご覧ください。

前編では、槇尾山口バス停から施福寺、光滝寺キャンプ場までの1日目、岩湧山を越えて金剛山キャンプ場に至る2日目の様子をお届けした。後編は3日目、いよいよ最終日を迎える。

編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉後藤武久 Photo by Takehisa Goto

取材期間:2025年8月25日~27日

DAY 3

3日目にして最終日。この日も5時すぎに出発し、気温が上がりすぎないうちに先をめざす。ダイトレには丸太を使った階段が多い。とくに金剛山よりも北側は顕著だ。歩きやすく、転ばないようにと整備されたはずの階段だが、体の同じ場所の筋肉を長時間使い続けることにもなり、その結果、思った以上に疲労がたまる。そのために、このトレイルを歩く人には長い階段が大きな壁となっているようだ。

金剛山から北の区間には木の階段がやたらと多い。こういう点が人里に近い自然歩道らしい。

そんな階段連続地帯に僕も突入する。だが、覚悟して歩き始めたこともあり、思ったほどはツラくない。また、南下するよりも北上するほうがいくらか楽なようにも感じる。いずれにしても階段地帯はかなり単調だ。階段が出てくると嫌になり、階段が終わると気分が晴れるというのが、僕の正直な気持ちだ。

金剛山を出発。歴史ある場所だけに史跡も多い。
葛木神社の鳥居をくぐり抜ければ、長い下り道が始まる。

金剛山の北にそびえているのが大和葛城山である。この山は日本三百名山でもあり、山好きの者からすれば、金剛山に次ぐダイトレのハイライト。金剛山にかつて設置されていた金剛山ロープウェイは数年前に廃止されてしまったが、大和葛城山の葛城山ロープウェイは健在だ。山頂には平日でも観光客が見られ、手紙を投函できる昔ながらの赤いポストも設置されているなど、観光地化が進んでいて、金剛山よりも華やかな印象である。その反面、人の手が入りすぎていて、自然本来のよさは少々希薄に感じられなくもない。だが、自動販売機で飲み物を購入できるのは、そのような山だから。この日も気温はドンドン上がり続けていて、冷たいドリンクはすっと体に染みわたっていった。

大和葛城山の手前ではいったん600m近くも標高が下がり、山里を感じさせるスポットを何度も横断する。
水越峠からの登り返しの長い階段。これがなかなか疲れる。
だだっ広い大和葛城山の山頂。この山には葛城山ロープウェイがつけられているため、軽装な観光客も歩いていた。
大和葛城山山頂には、なぜか昔懐かしの赤いポストが設置されている。
本日の出発地の金剛山を眺める。デカい山だ

大和葛城山まで来れば、ダイトレの残りはあと15㎞くらいだ。ここから標高は下がる一方で、それはますます気温が高くなることも意味している。

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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