
7年ぶりに外国人招聘レースが復活!「競輪ワールドシリーズ」パリ五輪王者ら6名が来日記者会見
Bicycle Club編集部
- 2026年05月11日
2019年度を最後に、新型コロナウイルスの影響で休止されていた外国人選手招聘レースが、今年「競輪ワールドシリーズ」として7年ぶりに再開される。開幕を控えた5月11日(月)、東京・品川シーズンテラスタワーにて出場選手6名による来日記者会見が行われた。
パリ五輪で圧倒的な強さを見せたハリー・ラブレイセン(オランダ)やエレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)ら、世界のトラック競技を牽引するトップレーサーたちが登壇。日本の競輪やファンへの思い、そして今後のレースに向けた熱い意気込みを語った。
世界のトップレーサー6名が日本のバンクに集結

今年より名称を新たに再開される「競輪ワールドシリーズ」には、世界各国から男女合わせて6名のトップ選手が招聘された。
男子は、パリ五輪でケイリン・スプリント・チームスプリントの3冠に輝き「絶対王者」として君臨するハリー・ラブレイセン(オランダ)、同大会で3つのメダルを獲得したマシュー・リチャードソン(イギリス)、そして過去にも短期登録制度で来日経験のあるジョセフ・トゥルーマン(イギリス)の3名。
女子は、同じくパリ五輪でケイリンとスプリントの2冠を達成したエレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)、パリオリンピックケイリン銀メダリストのヘティ・ファンデルワウ(オランダ)、そして日本でのレース経験が豊富なマチルド・グロ(フランス)という、まさに世界最高峰の豪華な顔ぶれが揃った。
選手たちが語る「日本の競輪」への思いと意気込み
会見では各選手が現在のコンディションや、日本の競輪に対する印象、そしてレースに向けた意気込みを本人の言葉で力強く語った。
ハリー・ラブレイセン(オランダ)

「日本に戻ってこられて本当に嬉しいですし、今回は楽しいレースをたくさんお見せしたいと思っています。普段僕たちが走る室内のトラック競技とは違い、日本の競輪場は屋外が多く、距離も長ければギアも小さい。大きな違いがありますが、それこそが僕にとっては新しい挑戦であり、戦術面を変えながら走るのが楽しみです。2年後のロサンゼルスオリンピックに向けても、日本の競輪から学べることは非常に多く、ここで得た経験を国際的なケイリンにも大いに活かしたいと思っています」
マシュー・リチャードソン(イギリス)

「日本の競輪で走ることは、僕にとって長年の夢でした。コンディションは万全で、初戦に向けてしっかりとトレーニングを積んでいます。事前に日本の競輪学校(日本競輪選手養成所)での模擬レースも経験し、これから始まるレースの雰囲気を少し味わうことができました。ファンの皆さんには、僕が常に全力でスプリントする姿を見てほしいですね」
ジョセフ・トゥルーマン(イギリス)

「久しぶりの日本の競輪で、今年は本当に楽しみにしています。2018年と2019年に参戦した時の経験が素晴らしくて、ずっと戻ってきたいと思っていました。コンディションも良いので、たくさんのレースで勝てるように頑張ります。日本特有の『ライン戦』についても理解していますし、ラインをうまく機能させつつ、自分のすべての力をトラック上で出し切りたいです」
エレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)

「また日本に来ることができてとてもエキサイティングです。これまで日本で過ごした時間は素晴らしいものばかりでした。日本の競輪はとてもタフですが、挑戦する準備はできています。日本のファンの皆さんはいつも熱心にサポートしてくださるので、毎レースで全力を尽くして最高の走りをお見せしたいです。そして、日本の文化についてももっと深く学びたいですね」
ヘティ・ファンデルワウ(オランダ)

「日本での競輪は初めてですが、これからの数ヶ月間を日本で過ごせることをとても楽しみにしています。模擬レースを走ってみて、普段の国際レースとの違いには少し驚きましたが、私は新しいことに挑戦するのが大好きです。全力を出し切って、日本のファンの皆さんに楽しんでもらえるようなレースをしたいです」
マチルド・グロ(フランス)

「日本に戻ってこられてとても嬉しいです。若い頃に日本で走った2018年と2019年の経験は、私のキャリアの中でも最高のものでしたし、私を強くしてくれました。日本の競輪は非常にハードですが、準備は万端です。ファンの皆さんの応援に感謝しつつ、恩返しのつもりで毎レースベストを尽くして良い走りをお見せします」
6月3日の防府競輪から全国10箇所を転戦
競輪ワールドシリーズは、6月3日(水)から開催される防府競輪(FI・昼)を皮切りに、8月末から9月にかけて行われる川崎競輪(FI・昼)まで、全国各地で計10戦が予定されている。
世界トップクラスの圧倒的なスピードとパワーが、ライン戦などの日本特有のルールのなかでどのように発揮されるのか。競輪ファンはもちろん、すべての自転車競技ファンにとって見逃せない熱い夏となりそうだ。
【競輪ワールドシリーズ 開催日程】
- 第1戦:6月3日(水)〜5日(金) 防府(FI・昼)
- 第2戦:6月26日(金)〜28日(日) 小倉(FI・ナイター)
- 第3戦:7月3日(金)〜5日(日) 青森(FI・ナイター)
- 第4戦:7月10日(金)〜12日(日) 伊東温泉(FI・ナイター)
- 第5戦:7月20日(月・祝)〜22日(水) 岸和田(FI・昼)
- 第6戦:7月27日(月)〜29日(水) 立川(FI・昼)
- 第7戦:8月6日(木)〜9日(日) 和歌山(GIII・昼)
- 第8戦:8月17日(月)〜19日(水) 四日市(FI・ナイター)
- 第9戦:8月24日(月)〜26日(水) 岐阜(FI・昼)
- 第10戦:8月30日(日)〜9月1日(火) 川崎(FI・昼)
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 文:相原晴一朗 写真:山口博久
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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