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伊豆が“自転車の聖地”へバイシクループ伊豆が始動、「自転車化石化計画」式典も開催

伊豆は、もっと“自転車のエリア”になれる。そんな未来を強く印象づける発表会が、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで行われた。新たに発足したのは、伊豆エリアの自転車振興を推進するコンソーシアム「バイシクループ伊豆(Bicycle Loop IZU)」。自治体、競技団体、関係機関が手を取り合い、伊豆を“日本の自転車の聖地”としてさらに磨き上げていく新たな取り組みだ。

発表会には、地元5市の市長をはじめ、静岡県副知事、日本自転車競技連盟(JCF)会長の橋本聖子氏らが出席。競技の舞台として、そしてサイクリングカルチャーを育む土地として、伊豆が持つポテンシャルを改めて共有する場となり、地中に“未来の化石になる自転車”を設置し、関係者たちがスコップで土をかける演出が行われた。

伊豆を“日本の自転車の聖地”へ。バイシクループ伊豆が正式発足

冒頭で登壇したのは、日本サイクルスポーツセンター(JCSC)会長・土屋昌人氏。1971年の開業以来、55年にわたり伊豆が自転車競技の重要な舞台であり続けてきたことに触れ、オリンピック、パラリンピック、デフリンピック、さらには今年開催されるアジア・アジアパラ競技大会まで、この地で数多くの大会が行われてきた歴史を紹介した。

そのうえで土屋氏は、「伊豆こそ日本の自転車文化を牽引してきた場所」とコメント。競技だけでなく、観光や地域振興までを含めた“自転車の力”を伊豆全体でさらに活かしていく考えを示した。

今回発足したバイシクループ伊豆には、静岡県、伊豆市、伊豆の国市、伊東市、沼津市、三島市、公益財団法人JKA、日本サイクルスポーツセンターの8主体が参画。自治体と関係団体が広域で連携しながら、伊豆エリアの自転車ブランドを高めていく。

  • 伊豆を“日本の自転車の聖地”として再認識してもらうための情報発信
  • 自転車を軸とした地域振興の推進

掲げるテーマはシンプルだが、その射程は広い。競技開催地としての価値を伝えるだけでなく、サイクリストが訪れたくなる風景や体験、地域とのつながりまで含めて、伊豆ならではの魅力を発信していく。

SNS、コンテンツ、イベント。発信の軸は“伊豆を自転車目線で見せること”

続いて、日本サイクルスポーツセンター事務局長・佐藤和宏氏が、今後の具体的なプロジェクトを紹介。施策の柱として挙げられたのは、「イベント実施」「コンテンツ制作」「情報発信」の3つだ。

その一環として公開予定なのが、デジタル写真集「Your IZU Beautiful ~ 自転車で出会う伊豆の絶景」。サイクリストの視点で伊豆の風景を切り取り、走る楽しさと土地の美しさをあわせて伝えるコンテンツになるという。

単に観光素材を並べるのではなく、“自転車で出会う景色”として見せることで、伊豆というエリアの魅力はもっと立体的になる。競技拠点のイメージに加え、走って気持ちいい場所、また訪れたくなる場所としての印象づくりが加速していきそうだ。

主な出席者

・日本自転車競技連盟 会長 橋本聖子
・静岡県 副知事 平木省
・伊豆市 市長 菊地豊
・伊豆の国市 市長 山下正行
・伊東市 市長 杉本憲也
・沼津市 市長 賴重秀一
・三島市 市長 豊岡武士
・公益財団法人JKA 業務執行統括役 浅野史久
・日本サイクルスポーツセンター 会長 土屋真人
・日本サイクルスポーツセンター 佐藤和広

※敬称略

橋本聖子氏も期待。「レガシーが一つの形になった」

来賓として登壇した橋本聖子氏は、東京2020大会のレガシーが、地域の連携という形で次のフェーズへ進んだことに言及。今回の取り組みについて、競技開催地として蓄積してきた伊豆の資産を、地域全体の価値へとつなげていく動きとして高く評価した。

また、出席した自治体代表からも、自転車が地域振興の柱になり得るという共通認識が示された。静岡県副知事・平木翔氏は、「伊豆の未来が明るいことを象徴する日」とコメント。発表会は、関係者の期待感が色濃くにじむ時間となった。

まさかの“自転車化石化計画”も。遊び心が生んだ象徴的セレモニー

この日の後半で行われたのが、ひときわ印象的な企画「伊豆自転車化石化計画」だ。きっかけは、サイクルスポーツセンターのSNS担当者がAIに「伊豆が自転車の聖地になるには?」と問いかけたこと。すると返ってきた答えは、「自転車の化石が見つかるくらいになれば」というものだった。

このユニークな着想がSNSで話題となり、今回の発足イベントでは実際に象徴的セレモニーとして実施。地中に“未来の化石になる自転車”を設置し、自治体や団体の代表者たちがスコップで土をかける演出が行われた。

ドローン撮影に合わせたテイク2も行われるなど、会場は終始なごやかなムード。少し真面目で、少し遊び心がある。そのバランスが、これからのバイシクループ伊豆のカラーを象徴しているようにも見えた。

最後はモニュメントのアンベールとともに、参加者全員で「伊豆を自転車の聖地にするぞ!」と声を上げて締めくくり。コンソーシアム発足初日は、確かな熱量と一体感を残して幕を閉じた。 https://x.com/jcsc_0318/status/2027899463940116627?s=20

競技の舞台から、走りたくなる地域へ。伊豆の自転車文化は次のステージへ

今回のバイシクループ伊豆の発足は、伊豆が“大会を開催する場所”にとどまらず、“自転車でつながるエリア”として進化していくことを示す象徴的な出来事だった。競技レガシー、観光資源、地域連携、そして発信力。そのすべてが少しずつ結びつき始めている。

今秋にはアジア大会・アジアパラ大会も控えるなか、伊豆の自転車文化はさらに広がっていきそうだ。走る人にも、観る人にも、地域に暮らす人にもひらかれた“自転車の聖地”。その輪郭が、ここから少しずつはっきりしていく。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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