
NANGAが手がける新ブランド「MODMNT」2026年春夏——都市を「装備」する可変構造の服とは
VINAVIS 編集部
- 2026年03月27日
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服を「組み合わせる」ことで、自分だけの装いを完成させる——そんな能動的な衣服体験を提案するブランド「MODMNT(モドメント)」。
NANGAとEngineered Garmentsの鈴木大器氏がタッグを組み、ミリタリーやアウトドアウエアのDNAを都市の文脈へと翻訳。機能がそのままデザインになる独自の世界観を構築している。
最新の2026年春夏コレクションが掲げるテーマは「脱着による可変構造」。
袖を外し、フードを取り、パーツを重ねるたびに、一着が無数の表情を見せる。
これは単なるウエアではなく、都市を生き抜くための「装備」である。
文◉VINAVIS
「組み合わせる」ことから始まる、新しい装いの提案

日本を代表するダウンメーカー「NANGA(ナンガ)」がプロデュースし、「Engineered Garments」の鈴木大器氏がデザイン監修を務める新ブランド「MODMNT(モドメント)」。2025年秋冬シーズンに始動したこのブランドは、衣服を「着るもの」としてではなく、自らの手で完成させる「装備」として再定義することをテーマに掲げる。
ブランド名「MODMNT」は、Module(構造)/ Mode(様式)/ Equipment(装備)/ Element(要素) という4つの意志を掛け合わせた造語だ。鈴木氏はこのコンセプトについて、服をひとつの部品(モジュール)として捉え、パズルのように組み合わせながら装いを構築していくイメージだと語る。子どものころに夢中になったブロック遊びのように、各アイテムを独立したユニットとして重ね、外し、組み替えることで、単体では生まれ得ない新たな価値を生み出す——それがMODMNTの核心にある考え方だ。
2026SSのテーマは「脱着による可変構造」

最新の2026年春夏コレクションが掲げるキーワードは「脱着による可変構造」。衣服を固定された形状としてではなく、環境・目的・気分に応じて変化し続ける「道具」として定義している。
とくに今シーズンが意識するのは、多機能で汎用性の高いトラベルウエアとしての側面だ。長距離移動、都市から自然フィールドへの横断、急激な気温変化——そうした日常のあらゆるシチュエーションに対応するためのギミックが、随所に組み込まれている。
今季の注目アイテム
PHOTOGRAPHER JKT

- PHOTOGRAPHER JKT
¥82,500
サイズ:XS〜XL
カラー:NVY、BEG、GRN
今季を象徴する一着。フォトグラファーの撮影現場で求められる実用性を都市の装いへと落とし込んだジャケットで、前面に配置された多種多様なポケットが最大の特徴。スマートフォンや鍵、小型ガジェット類をバッグなしで機能的に収納できる。機能がそのままデザインの骨格を成しており、街中でも唯一無二の存在感を放つ。
HALF ZIP HOODED SHIRT(左) & ZIP HOODED SHIRT(右)

- HALF ZIP HOODED SHIRT
¥28,600
サイズ:XS〜XL
カラー:WHT、BLK、OLV
- ZIP HOODED SHIRT
¥26,400
サイズ:XS〜XL
カラー:RED、NVY
ヴィンテージのアーミーシャツをベースに、着脱可能なフードやファスナーを加えた現代的なシャツシリーズ。フードを取り外すとクリーンなスタンドカラーやレギュラーカラーへと表情が変わり、レイヤリングに合わせて自在にスタイルを切り替えられる。ハーフジップフーデッドシャツは細番手糸で織られた高密度シャンブレー生地、ジップフーデッドシャツは綿麻のマドラスチェック生地を採用。計算されたシルエットの洗練さが光る。
DETACHABLE BORDER L/S TEE

- DETACHABLE BORDER L/S TEE
¥13,200
サイズ:XS〜XL
カラー:NVY
袖の一部をファスナーでセパレートできる仕様で、長袖から半袖へ、またはファスナーを半開にしてベンチレーションとして活用するなど、直感的な着こなしを可能にするカットソー。今季のテーマ「脱着」をもっともダイレクトに体現したアイテムといえる。ソリッドカラーもあり、こちらは3色展開。
「不完全さ」を愛でる、MODMNTの流儀

このブランドの真骨頂は、その独特な「緩さ」にある。鈴木氏は機能美をそのまま引用するのではなく、必要から生まれたユニークな形を、本来の用途とは異なるコンテクストへ変換するプロセスを楽しんでいる。
「きちんとつくりすぎるのは自分ではない気がする」という言葉のとおり、あえてラフな質感を残し、イレギュラーな着方を許容するデザインは、着る側の創意工夫を引き出す。縮みや色落ち、ほつれさえも愛おしいと感じるヴィンテージへの愛情と、根底でつながる感覚だ。
ターゲットは特定しない。10代から60代まで、どのような背景をもつ人であっても、自身の解釈で衣服を自由に使いこなしてほしい——そのスタンスが、ブランドの度量の深さを示している。
都市という「フィールド」のための装備
MODMNTが目指すのは、特定シーンに特化した専用ウエアではない。都市という広大なフィールドを遊び尽くすための、信頼に足る「装備」の提案だ。
NANGAによる日本製の堅牢な品質と、鈴木大器氏による独創的な設計——この両輪が生み出すプロダクトは、袖をとおすたびに新たな発見と、自分だけのスタイルを構築する喜びをもたらす。衣服というモジュールを手に、まだ見ぬ「自分だけの正解」を組み立てる旅。MODMNTは、日常の装いをより能動的で、知的探究心に満ちたものへと変えていく。
- MODMENT
https://modmnt.jp
Instagram: www.instagram.com/modmnt_official
- BRAND :
- VINAVIS
- CREDIT :
- 文◉VINAVIS
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PROFILE
VINAVIS 編集部
アウトドアフィールドへ誘うメディア、そして自然のなかにいるような心地よさと冒険心をもって生きる人々を応援する新メディア。厳しい自然環境で磨かれた「機能美」や「哲学」を、都市生活というフィールドにマッチするシーンにを訴求します。またアウトドアで使われる機能やアイテムに触れることで、意識せずに自然とフィールドへと近づいていく気運を醸成します。
アウトドアフィールドへ誘うメディア、そして自然のなかにいるような心地よさと冒険心をもって生きる人々を応援する新メディア。厳しい自然環境で磨かれた「機能美」や「哲学」を、都市生活というフィールドにマッチするシーンにを訴求します。またアウトドアで使われる機能やアイテムに触れることで、意識せずに自然とフィールドへと近づいていく気運を醸成します。



















