
空豆は、本当に空を向いていた|アウトドアタウンときがわで里山遊び#39
青木達也(アオ)
- 2026年05月12日
「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような“アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。
空豆は、本当に空を向いていた
最近、NONIWAで「TOKIGAWA BBQ FARM」という、野菜収穫体験付きのBBQサービスを始めた。といっても、本格的な農業体験というより、「BBQの前にちょっと畑寄ってみます?」くらいの軽いやつだ。でも、これが思った以上に盛り上がる。
最近は、ニンニクの評判が良い。ニンニクって、スーパーでは完全体で売られている。だから土の中から、あの見慣れた形のまま出てきた時、「あ、本当にこの形で埋まってたんだ」と、ちょっと感動してもらえる。しかも、上にはちゃんと葉っぱがついているから、“抜きたて感”がすごい。

いままで何百回も食べているのに、土の中の姿は知らない。収穫体験をやっていると、そういう「知っているつもりだった食べ物」に、ちょこちょこ出会う。
最近は、空豆も人気だ。空豆って、名前は知っていたけれど、実際に畑で見ると、本当に空に向かって伸びている。「あ、だから空豆なんだ。」と大人が妙に納得している。

おもに野菜づくりを担当しているのは、農家研修を終えた義理の母だ。私はたまに支柱を立てたり、肥料を撒いたりするくらいなので、あまり偉そうなことは言えないけれど、年々、「畑がうまくなっている」と感じる。昔は、土に植えれば勝手に育つと思っていたので、“畑がうまくなる”という概念自体がなかった。でも実際は、おなじ野菜でも、年によって全然違う。形も、味も、育ち方も変わる。
都会にいたころは、「収穫した野菜をそのままBBQで焼いて食べる」なんて、ずいぶん特別な体験のように思っていた。でも最近は、それが少しずつ日常になってきた。

TOKIGAWA BBQ FARMには、川遊びを目的に来てくれる人も多い。夏になると、都幾川で遊んで、そのままBBQをして、少し野菜を収穫して帰る。そんな流れが、少しずつこの場所の日常になってきている。
最近は、使われなくなった農地も増えてきた。NONIWAを通じて「畑って、なんかいいな」と思える入口をつくれたらと思っている。
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PROFILE
ランドネ / NONIWA
青木達也(アオ)
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/



















