
尾瀬の歩んできた30年と、これから先の未来について考える。尾瀬保護財団設立30周年記念フォーラム開催
ランドネ 編集部
- 2025年12月20日
広大な湿原とそのなかに続いていく木道。まわりにそびえるのは、日本百名山にも選ばれる至仏山と燧ヶ岳。そんな美しい尾瀬の風景は、長い歴史のなかで水力発電計画や道路建設など、破壊の危機に直面してきました。
尾瀬保護財団の設立、そして抱える課題
開発の波にさらされながらも、平野長蔵氏、長英氏、長靖氏らによる自然保護活動をはじめ、多くの人たちの尽力により守られてきた尾瀬の姿。そして1995年、オーバーツーリズムという問題を抱えるなか、尾瀬保護財団が設立。「尾瀬での体験と感動を、自然を守る力に変える。」をミッションに掲げ、今年で設立30周年を迎えています。
尾瀬の未来を考える―持続可能な新しいかたち―
年々、尾瀬を取り巻く環境は変化し、そのたびに生まれる新たな課題。尾瀬保護財団が軸とする「つたえる・うながす・つなぐ」が、尾瀬を訪れる人、尾瀬に関わるすべての人に必要となっています。そして今回、これまでの30年を振り返りながら、この先、尾瀬が目指すべき姿とはどんなものかを考えるフォーラムが開催されます。

尾瀬に関わるさまざまな分野の方たちをゲストに迎え、講演のほかパネルディスカッションなどが行なわれます。尾瀬についてもっと深く知りたい人、自分たちハイカーにできることはあるのか、それを考えるきっかけがほしい人など、尾瀬と山歩きを愛する人たちは、ぜひ足を運んでみてください。新しい山の楽しみ方が見つかるかもしれません。
「尾瀬の未来を考える―持続可能な新しいかたち―」
開催日:2026年1月24日(土)13:00~16:00
開催場所:東京国際フォーラム ホールD7
参加費:無料(予約不要)
定員:240名程度
問い合わせ先:尾瀬保護財団
TEL.027-220-4431
info@oze-find.or.jp
また、2026年2月28日(土)~3月1日(日)には高尾山への玄関口である、京王線・高尾山口駅前広場で「尾瀬フェア~尾瀬保護財団30周年アニバーサリー~」も開催されます。尾瀬にまつわるさまざまなコンテンツやショップなどが用意される予定。こちらも気になる人はぜひチェックしてください。
「尾瀬フェア~尾瀬保護財団30周年アニバーサリー~」
開催日時:2026年2月28日(土)~3月1日(日)9:000~15:30
開催場所:京王線 高尾山口駅前広場
参加団体:魚沼市、OZE BOARDWALK project/三条印刷株式会社、尾瀬歩荷(歩荷YouTuberまーくん)&尾瀬の木道なおし隊、尾瀬ルート活性化委員会・新潟県、片品村・片品村観光協会、群馬県尾瀬保全推進室、東京電力グループ(東京電力リニューアブルパワー株式会社,東京電力パワーグリッド株式会社,東京パワーテクノロジー株式会社)、檜枝岐村、福島県、南会津町観光物産協会、山旅みやげ天土、尾瀬保護財団
SHARE
PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。



















