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ランドネのガイド名鑑|登山ガイド飯田千香子さん

登山ガイド・飯田千香子さん「地元・湯沢に根をおろし、広く世界を見つめる」|山のガイド名鑑 File.5

ガイドの世界で活躍する人々にフォーカスする連載。第5回は登山ガイドの飯田千香子さんをインタビュー。

新潟県湯沢に暮らし、山をガイドする。地元の人との交流を大切にし、湯沢の魅力を発信。いっぽうで、日本の登山ガイド社会に目を向け、海外とも連携しながら、ガイド社会に貢献する。

スノーボード選手から登山ガイドへ

――めずらしい経歴ですね。

飯田さん:
20代でスノーボードクロスの選手になり、世界を転戦しました。冬はここ湯沢で滑り、夏は南半球。スノーボードは私の人生を豊かにし、彩りを与えてくれました。スノーボードで出会った仲間はかけがえのない存在でもあります。

スノーボードは山を知るきっかけにもなりました。とくに、スノーボードで山を自由に滑りたく、20代前半に群馬県みなかみにあるガイドカンパニーでバックカントリーガイドの見習いをしたことは、大きな経験になりました。

登山ガイドの仕事は、「私に向いている」って思います。スノーボードクロスと似ているところがあるんです。ガイドツアーはその日の天気や自然環境、集まったメンバーに合わせながら進行し、組み立てます。

スノーボードクロスも、雪のコンディションやいっしょに滑るほかの選手の状況を見ながら、レースを組み立てていきます。そこに共通点があり、やりがいを感じます。ガイドのお客さまは時間とお金を作り、期待をしてやってきます。私は期待以上のものを提供したいと、いつも考えています。

ランドネのガイド名鑑|登山ガイド飯田千香子さん
▲裏山のような存在である平標山は、ガイドや遊びで四季折々訪れる場所。たおやかな山容が気持ちよい。

――湯沢の魅力は?

飯田さん:
湯沢周辺の山は下部が急で、上部は丸い地形。湿原やお花畑が広がっています。氷河期時代の名残りであり、このあたりの特徴です。冬は丸い緩やかな地形を滑るのも楽しいですし、森林帯をスノーシューで歩くのも魅力です。

スノーボードの選手時代は冬の湯沢しか知りませんでしたが、暮らすようになり、グリーンシーズンがめちゃくちゃいいってことも知りました。日々山を見上げて暮らしています。雪の積もり方も解け具合も、夏は雷のなる時間もだんだんとわかるようになりました。

ガイドツアーでは、山の上で弁当を食べることがあり、地元のレストランで作ってもらっています。湯沢のおいしい米や新鮮野菜を食べてもらうチャンスですし、地元のレストランの仕事になることも私はうれしいです。湯沢の山では、通常のガイドに加え、年に数回学校登山もやっています。地元の方々の協力が大きく、ガイドとして加わってくれます。地元の人たちにこの土地の山の魅力を知ってもらいたいし、ガイドという仕事を認知してもらう機会でもあります。

ランドネのガイド名鑑|登山ガイド飯田千香子さん
▲ツアーでは地元湯沢のレストランでお弁当を作ってもらうことも多い。地元の新鮮食材を使い、参加者にも好評。

――庭師もしていますね。

飯田さん:
昔から植物が好きだったんです。湯沢に暮らして最初に就いた仕事が庭師です。私の庭仕事の教科書は山です。山は手入れをしなくても、毎年花が咲きます。木が倒れたら林床が明るくなり、次の世代の草が生えてきます。そのバランスが絶妙で、神様が采配しているのではないかと思えるぐらい。山を歩き、いろんな景色に出会い、インスピレーションを得て庭に落とし込むのが、私らしいと思っています。

湯沢で納屋を手に入れ、リフォームしました。ここの庭で草木を育て畑仕事をするのは、私にとって実験のようでもあり、楽しみです。米農家さんからいただいた米ぬかや自宅から出た野菜のくずなどを使い堆肥にします。それを畑にまき、ふかふかの土壌を作りました。おいしい野菜ができるので料理も楽しく、お客さまと食べることもあります。土づくりから食べて体の肥やしになるまで、すべてつながっていますね。

ランドネのガイド名鑑|登山ガイド飯田千香子さん
▲納屋をリフォームした小屋が居心地よく、参加者がツアー前後に立ち寄ったり、近くのガイド、仲間たちが集う。

――UIMLA(*)の活動もされていますね。

飯田さん:
日本山岳ガイド協会の理事でUIMLAの担当をしています。ドイツで開催された総会では、日本の山岳の魅力をスピーチしました。新潟県の山の紹介もしたら、豪雪地帯であることにみなさん驚いていたし、JAPOW(**)の魅力も知っていました。日本がUIMLAに加盟したのは2020年。日本のガイド社会を充実させるためにがんばります。

*国際マウンテンリーダー連盟。ハイキング、トレッキングリーダーの国際組織。海外でのハイキング、トレッキング、国内でのインバウンド対応をする資格を発行
**日本特有の上質なパウダースノー

ランドネのガイド名鑑|登山ガイド飯田千香子さん

飯田千香子さん

1978年東京生まれ。スノーボードクロスの選手時代を経て登山ガイドに。2008年から新潟県湯沢に暮らし、湯沢や苗場、谷川連峰のガイドをする。湯沢中里にある「チッカの山小屋」は、ツアーの拠点ともなり、四季折々湯沢のおいしい食を楽しみながら、ツアー参加者同士や湯沢のガイドたちの交流の場となっている。

・資格……JSBA公認プロスノーボーダー、日本山岳ガイド協会公認登山ガイドステージⅡ+スキーガイドⅠ、IML国際ハイキングリーダー
・得意分野……スノーボード、スノーシュー、縦走、植物観察の山歩き
・好きな山域……南魚沼の山々、谷川連峰
・好きなアクティビティ……雪山トリップ、スノーボード、シュノーケリング、サーフィン
・アウトドア以外の趣味……料理、ピアノ、読書

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PROFILE

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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