
【山小屋泊・テント泊登山】北アルプス南部で唯一、通年営業の山小屋。「西穂山荘」|北アルプス山小屋大全

PEAKS 編集部
- 2025年07月31日
INDEX
北アルプス・穂高連峰西南端にある西穂高岳(標高2,909m)への拠点となっている小屋。また新穂高ロープウェイを利用すれば小屋まで1時間半ほどでアクセスできることもあり、日帰り登山者も多く訪れる。
名物の西穂ラーメンをはじめ、喫茶・軽食メニューが充実しており、20時30分まで利用できるのもうれしい。小屋の中は広く明るく、快適そのもの。夕食、朝食ともにボリュームがあり、しっかり英気を養える。テント場もロケーションがよく、早めに到着してより良い場所をキープしたい。
宿泊場所としてだけでなく、登山者に向けた座学を企画するなどユニークな取り組みも多く、夏は山荘支配人によるお天気教室、冬は雪山講習や年越しイベントなどが行なわれている。
\スタッフボイス/
レストハウスで販売のグッズは新商品がいくつも登場しています! また近年、初心者の方が独標より先まで行ってしまい、事故を起こすケースが多発しているのでご注意を
インフォメーション
テント場 | 個室 | 自炊室 | 乾燥室 | お風呂 | 生ビール |
◯ | ◯ | ー | ◯ | ー | ◯ |
ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天 | 公衆電話 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
■連絡先
080-6996-2455 / 0263-95-2506
http://www.nishiho.com/
0263-36-7052(事務所)
■営業時間
通年
■収容人数
200人
■標高
2,370m
■宿泊料金(税込)
1泊2食:¥14,500(小学生以下 ¥10,000)
夕食付:¥13,000(小学生以下 ¥8,500)
素泊まり:¥10,000(小学生以下 ¥5,500)
お弁当:¥1,500
■水
宿泊客無料(冬期はペットボトルでの販売)
館内施設
1.2階の吹き抜けから眺める食堂スペース
山小屋には珍しい吹き抜けのあるつくり。太い梁とぴかぴかに磨かれた床が美しい。長年使われている雰囲気のあるイスはオリジナルで作られたもの。こだわりの家具にも注目だ
2.広めのエントランスと受付スペース
これだけ広くてもオンシーズンは受付開始時間前に行列ができ、かなり混み合う。靴には忘れずに名札をつけておこう。下駄箱とは別に荷物置き場もある
3.乾燥室と姿見のある更衣室
宿泊者が多いので、乾燥室はあっという間にいっぱいになってしまう。取り違えがないよう目印をつけよう。鏡付きのボックス型更衣室があり着替えもスムーズ
4.トイレは男女別で十分な数がある
明るくて清潔なトイレ。男女で別れていて数も多い。テント泊用のトイレは宿泊棟とは別にトイレ棟がある。こちらも広くてきれい
5.やっぱりうれしい充電サービス
決められた時間に携帯電話の充電ができる。モバイルバッテリーの消費を減らせるのでありがたい。宿泊者数も多いので長時間の利用には注意しよう
食事
【夕食】アジフライにハンバーグ、パスタに加えてフレッシュな野菜もたっぷりの洋食メニュー。さらに副菜で煮物もつく。ご飯と汁物はおかわりできてボリュームは申し分なし!
【朝食】焼き魚にオムレツ、漬物などご飯のおともが数種類。夕ごはん同様、ご飯と汁物はおかわりできる。登山前にしっかりエネルギーをチャージできる。朝食は5時から
部屋
①室内は窓が大きくて明るい。十分なスペースが取られていて、手入れが行き届いた寝具でぐっすり眠れる。部屋の広さは6~14畳まであり、全室畳敷き。
②オンシーズンの週末でなければ個室利用の申し込みも可能。
お土産・売店
別館に喫茶室と売店がある。お酒やおつまみ、山バッジや手ぬぐい、山小屋オリジナルグッズなど充実
テント場
地面:岩、土
テント設営数:30
利用料金:1人¥2,000
小屋から少し下がったところにある見晴らしのよいテント場。地面は土で、やや右に向かって斜度があるため右側は水たまりになりやすい。樹木も高さはないので風の影響もある。写真左上にもテント場がある。水、トイレ使用は無料。
絶景とともに楽しむ、山上の絶品グルメ
建物は本館と別館に別れており、テント場の受付や軽食、お土産は別館に集約されている。西穂山荘といえば名物の西穂ラーメン。しょうゆ、味噌ともにこだわりが詰まった一品は訪れた人のほとんどが注文するほど。軽食を提供する食堂はメニューが豊富で19時まで注文できるので、夕食後ものんびりすごせる。また東邦大学医学部が運営する西穂高診療所を備えている。診療所、小手術室、ホール、台所、宿泊場所と充実した施設だ。

充実した軽食とコロナ禍を経た設備
①お弁当は夕食後に受け取れる
②喫茶メニュー、おつまみも豊富
③小屋内の衛生管理に力を入れており、不織布の枕カバーやシーツが用意されていたり、手を触れずに水が出せる自動水栓も備えている。
医師が常駐する山の上の診療所
①1955年に東邦大学が開設、当初は山岳部のOBを中心としたボランティアで維持されていたが、1985年度からは医学部の管轄となり正式な診療所として運営されている。
②7月下旬から1カ月、5人ほどが常駐しており心強い
ついつい夢中になってしまう
かなりの冊数を誇るライブラリー。マンガや書籍、雑誌がずらりと並んでおり、懐かしいタイトルもちらほら。夕食前後、時間のあるときにぜひとも訪れたい場所だ
専門家による天気解説がある
支配人で気象予報士の資格を持つ粟澤徹さんが、夕食時にこれからの天気の解説をしてくれる。小屋泊の人たちだけではなくテント泊の人たちに向けても行なっている
※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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