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冬登山手袋おすすめ12選!2025年最新モデルと選び方を解説

「景色は最高なのに、指先が冷たくて楽しめなかった……」
冬の登山において、最も多くの人が悩むのが「手先の冷え」です。低山であっても、風速や気温の変化によって体感温度は氷点下になることも珍しくありません。

適切なグローブを選ぶことは、快適さだけでなく、凍傷のリスクを避けるための重要な安全対策でもあります。しかし、素材や形状、レイヤリング(重ね着)など、種類が多すぎて何を選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。

この記事では、アウトドアスタイリストの視点も交え、機能性・操作性・デザイン性に優れた最新の冬用グローブ12選を厳選しました。定番の海外ブランドから、日本の気候に特化した国産ブランドまで幅広く紹介します。あなたにぴったりの一双を見つけて、冬の山を快適に歩きましょう。

【監修】スタイリスト 東 美穂

本記事は、アウトドア専門誌『ランドネ』などでも活躍し、登山歴10年以上のスタイリスト東美穂さんの監修のもとで作成しました。豊富な経験を活かし、登山に必要なウェアや道具のアイテム選びを解説します。

冬登山用手袋の選び方ガイド

冬山用のグローブ選びで失敗しないためには、以下の4つのポイントを押さえることが大切です。

1. 暖かさと操作性を両立する「レイヤリング」

冬の登山では、ウェアと同様に手袋も「レイヤリング(重ね着)」をするのが基本です。

  • ベースレイヤー(インナー): 肌に直接触れる薄手の手袋。汗冷えを防ぐウールや化繊素材がおすすめ。
  • ミッド/アウター(メイン): 保温材が入った防水・防風グローブ。
  • オーバーグローブ: 雪や濡れから守る防水シェル(厳冬期に使用)。

最近は、これらが一体となった「一体型」や、インナーが取り外せる「3wayタイプ」も人気です。低山ハイクであれば、中厚手の「防風・防水グローブ」単体でも対応できる場合があります。自分の行く山のレベル(標高や雪の量)に合わせて構成を考えましょう。

2. 「防水・透湿素材」は必須条件

雪に触れたり、急な雨雪に降られたりした際、手袋が濡れると一気に体温が奪われます。アウター素材には、以下の機能を持つものを選びましょう。

  • GORE-TEX(ゴアテックス): 防水性と透湿性(蒸れを逃がす機能)の世界基準。
  • GORE-TEX WINDSTOPPER / INFINIUM: 完全防水ではありませんが、風を完全に防ぐため、運動量の多いハイクや晴天時に最適です。
  • 各社独自素材: ノースフェイスの「ハイベント」やミレーの「ドライエッジ」など、コスパと性能のバランスが良い素材もおすすめです。

3. 操作性(デクステリティ)を確認する

冬山では、厚手の手袋をしたまま靴紐を結び直したり、ファスナーを開閉したり、スマホで地図を確認したりする場面が多々あります。

  • 立体裁断: 指のカーブに合わせて縫製されているか。
  • 指先の仕様: タッチパネル対応か、指先が出せるスリットがあるか。
  • 厚み: 厚すぎると暖かい反面、細かい作業ができなくなります。低山メインなら薄手の防風タイプの方が使いやすいこともあります。

4. サイズ感は「少しゆとり」が正解

「指先が余ると作業しにくいから」とジャストサイズを選びがちですが、冬用手袋の場合は少し指先に空気の層ができるくらいのゆとりが必要です。

締め付けが強いと血行が悪くなり、かえって冷えやすくなります。また、インナーグローブを重ねるスペースも考慮し、普段よりワンサイズ大きめや、メンズ(ユニセックス)のS/XSサイズも視野に入れて選びましょう。

編集部が厳選!冬の登山用手袋おすすめ12選

ここからは、2025年最新ラインナップの中から、初心者から上級者まで満足できるおすすめモデルを紹介します。

1. HESTRA (ヘストラ) 3001910 ERGO GRIP VEKTOR

スウェーデンの登山家と開発!「握りやすさ」を極めた薄手テクニカルグローブ

スウェーデンの登山家と共同開発した、操作性抜群の薄手グローブ。甲には防風・透湿性に優れた3レイヤー素材、掌には高耐久の合成皮革を使用しています。指間のベンチレーションが蒸れを防ぎ、4ウェイストレッチでフィット感も最高。完全防水ではありませんが、運動量の多い冬の低山や残雪期に最適な一双です。

項目 詳細
ブランド HESTRA (ヘストラ)
商品 3001910 ERGO GRIP VEKTOR
価格 ¥16,500(税込)

2. MILLET (ミレー) トリロジー アイコン プロ ゴアテックス グローブ

アルピニストのためのタフな完全防水グローブ

ミレーの最上位ライン「トリロジー」の名を冠した高機能モデル。GORE-TEXメンブレンによる完全防水と、摩耗に強いレザーの掌(パーム)を組み合わせています。指先の細かい操作も得意で、岩稜帯のある雪山や、ハードな使用環境でも信頼できる耐久性が魅力です。

項目 詳細
ブランド MILLET (ミレー)
商品 トリロジー アイコン プロ ゴアテックス グローブ
価格 ¥28,600(税込)

3. THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ビレイヤーグローブ

強度と操作性を両立!ロープ操作も安心なタフ仕様

米国デュポン社の高強度「ケブラー糸」を縫製に採用した、耐久性抜群のグローブです。掌には馴染みの良い天然やぎ革、甲にはストレッチ素材を配置し、細かな操作もスムーズ。立体パターン設計が手の疲れを軽減するため、鎖場や岩場の多いコースや、ロープを扱うようなテクニカルなシーンに最適です。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)
商品 ビレイヤーグローブ(ユニセックス)
価格 ¥8,800(税込)

4. SHOWA (ショーワグローブ) TEMRES 02winter

コスパ最強にして雪山登山者の所持率No.1

「蒸れない・濡れない」で有名なテムレスの冬山仕様(ブラックカラー)。ポリウレタン製で完全防水かつ、内側のボアで保温性も確保されています。見た目は作業用手袋ですが、その実用性は数万円のグローブに匹敵。予備として必ずザックに入れている上級者も多い、信頼の実力派です。

項目 詳細
ブランド SHOWA (ショーワグローブ)
商品 TEMRES 02winter
価格 オープン価格(実勢¥4,000前後)

5. HANDSON GRIP (ハンズオングリップ) Hobo【Black】

指先が出せる!スマホ&カメラ派の最適解

香川県の手袋職人が作る国産ブランド。最大の特徴は、人差し指と親指の先端に配置されたスリットから、必要な時だけ指を出せること。メリノウールを使用しているため保温性も高く、街中でも使えるスタイリッシュなデザインが人気です。タッチパネル対応手袋の反応にイライラしたくない方におすすめ。

項目 詳細
ブランド HANDSON GRIP (ハンズオングリップ)
商品 Hobo【Black】
価格 ¥7,590(税込)

6. MAMMUT (マムート) アイガー フリー グローブ

厳冬期も安心の保温力とグリップ力

マムートのハイエンドライン「アイガー・エクストリーム」の技術を継承。GORE-TEXと高品質中綿PrimaLoft® Goldを使用し、厳しい寒さの中でも指先を温かく保ちます。やぎ革を使用した掌はグリップ力が高く、ストック操作もスムーズ。見た目の重厚感に反して、非常に柔らかく握りやすいのが特徴です。

項目 詳細
ブランド MAMMUT (マムート)
商品 Eiger Free Glove
価格 ¥30,800(税込)

7. FINETRACK (ファイントラック) エバーブレスウィンタートレイルグローブ

女性専用設計で抜群のフィット感!秋冬の万能グローブ

秋冬のアクティビティに適した保温材入りモデルです。女性の手の形に合わせた専用パターンを採用し、優れたフィット感を実現。甲には防水透湿素材「エバーブレス」、手首には撥水生地を配置しています。タッチパネル対応も便利。完全防水ではないため、厳冬期の雪山ではアウターとの併用が推奨されます。

項目 詳細
ブランド finetrack (ファイントラック)
商品 エバーブレスウィンタートレイルグローブ
価格 ¥8,360(税込)

8. ARC’TERYX (アークテリクス) ベンタ ゴアテックス グローブ

保温・防水・動きやすさの最適バランスを実現

最新の防水素材「GORE-TEX ePE」をインナーに採用し、雨や雪を弾きつつ高い通気性を確保したハイスペックモデル。表地には伸縮性のあるソフトシェル、掌には耐久性の高いゴートレザーを使用しています。機敏な動きが可能で、ポールやハーネスの調節もスムーズ。アクティブな山行に最適な一双です。

項目 詳細
ブランド ARC’TERYX (アークテリクス)
商品 ベンタ ゴアテックス グローブ
価格 ¥25,300(税込)

9. ICEBREAKER (アイスブレーカー) メリノ 360 シエラ グローブ

天然メリノウールの優しさに包まれる

肌触りの良いメリノウール(リアル・フリース)を使用した中厚手グローブ。ウールの持つ調温機能と防臭効果が魅力です。掌にはスエード調の補強があり、単体での使用はもちろん、オーバーグローブの中に着けるインナーとしても優秀。化繊のチクチク感が苦手な方におすすめです。

項目 詳細
ブランド Icebreaker (アイスブレーカー)
商品 メリノ 360 シエラ グローブ
価格 ¥7,700(税込)

10. Teton Bros. (ティートンブロス) Axio Glove

ハイブリッドウール「Axio」が生む究極のインナーグローブ

尾州の技術が生んだハイブリッドウール「Axio」を採用。ウールの保温・調湿性と、ポリエステルの速乾・耐久性を高次元で融合しました。毛玉になりにくく、驚くほどフィットするため、雪山でのインナーグローブとして、またはハイクアップ時の単体使用に最高のパフォーマンスを発揮します。

項目 詳細
ブランド Teton Bros. (ティートンブロス)
商品 Axio Glove
価格 ¥3,960(税込)

11. Columbia (コロンビア) ダイヤモンドカードインフィニティグローブ

最新技術「オムニヒートインフィニティ」で瞬時に暖かい

コロンビア独自の熱反射テクノロジー「オムニヒートインフィニティ」の金色の裏地が、体温を効率よく反射して保温性をキープします。中綿入りで暖かく、掌は滑り止め素材でグリップ力も確保。タッチパネル対応でコスパも高く、冬のハイキングからタウンユースまで幅広く使えるモデルです。

項目 詳細
ブランド Columbia (コロンビア)
商品 ダイヤモンドカードインフィニティグローブ
価格 ¥5,060(税込)

12. AXESQUIN (アクシーズクイン) ユビ、デル、グローブ

「ちょっと作業したい」を解決するユニーク機能

商品名の通り、親指・人差し指・中指の指先を簡単に出すことができる防風グローブ。地図アプリの操作や行動食の袋開けなど、グローブを外すまでもない「ちょっとした作業」のストレスを解消してくれます。日本ブランドらしい、かゆい所に手が届くアイデア商品です。

項目 詳細
ブランド AXESQUIN (アクシーズクイン)
商品 ユビ、デル、グローブ
価格 ¥5,940(税込)

冬用手袋選びのよくある質問(Q&A)

ここでは、冬用手袋選びのよくある質問についてお答えしていきます。

Q1. 初心者ですが、手袋は1つあれば大丈夫ですか?

結論:最低でも「予備」を含めて2組持っていくことを強くおすすめします。
冬山では、汗や雪で手袋が濡れてしまうことがよくあります。濡れた手袋は凍傷の原因になるため、すぐに交換できる予備が必要です。例えば、「メイン用(防水)」と「予備兼行動用(薄手防風)」の2つを持つのが安心です。

Q2. 予算はどれくらい見ておけばいいですか?

目安:5,000円〜20,000円程度です。
今回紹介した「TEMRES 02winter」のように5,000円以下で高性能なものもありますが、GORE-TEXを使用した本格的なモデルは1万円〜2万円が相場です。予算を抑えたい場合は、アウターとインナーを別々に購入し、組み合わせるのも一つの手です。

Q3. 「スマホ対応」と書いてあっても反応しにくいのはなぜ?

手袋の厚みや、指先と手袋の間に隙間があることが原因であることが多いです。
特に冬用グローブは生地が厚いため、繊細なタッチ操作は難しくなります。頻繁にスマホを使う場合は、紹介した「Handson Grip」や「Axesquin」のように指先を出せるタイプを選ぶのが最もストレスがありません。

Q4. 手袋のお手入れ(洗濯)はどうすればいいですか?

素材に合わせた洗濯が必要です。

  • ウール製品: 中性洗剤を使用し、手洗いまたはネットに入れて優しく洗います。
  • 革製品(レザー): 水洗いは避け、専用の保革クリームやワックスで保湿・防水ケアを行います。
  • GORE-TEX等の化繊: ウェアと同様、専用洗剤で洗濯し、熱処理(乾燥機など※表示に従う)をすることで撥水性が回復します。

Q5. 登山用品店以外(ワークマンやユニクロ)の手袋でもいいですか?

低山やハイキングなら使える場合もありますが、注意が必要です。
一般的なファッション手袋や作業用手袋は、「濡れ」や「透湿(蒸れ逃がし)」に対応していないことが多いです。汗冷えしてしまったり、強風で指がかじかんだりするリスクがあるため、標高が高い山や雪がある場所へ行く場合は、やはり登山専用品を選ぶ方が安全です。

指先の冷えは冬登山の天敵!目的にあった手袋選びをしよう

冬の登山を安全・快適に楽しむための手袋選びのポイントは以下の3点です。

  1. レイヤリングを意識する: 暖かさと調整のしやすさを確保する。
  2. 目的(雪山or低山)に合わせる: 完全防水か、操作性重視の防風かを選ぶ。
  3. 予備を持つ: 濡れた時のリスク管理を忘れない。

今回ご紹介した12選は、どれも実績のあるブランドの信頼できるモデルばかりです。まずは店頭で試着をし、自分の手の形に合う「運命の一双」を見つけてください。しっかり準備をして、冬の澄んだ空気と美しい景色を楽しみましょう!

監修者プロフィール

東 美穂(スタイリスト)

ファッション誌やウェブメディアを中心に活躍するスタイリスト。アウトドア専門誌『ランドネ』では、登山やアウトドアに必要なアイテム選びや、自然を快適に楽しむための知見を活かした記事を担当している。

山歩きが好きになったきっかけは、釣り場を求めてGoogleマップを片手に道なき道を歩き、岩場や沢を自ら開拓してきた体験。森林や苔、ガレ場、稜線など多彩な表情をのんびり楽しめる山を好み、現在もお気に入りの山を探しながら歩き続けている。

キャンプ・釣り・スノーボードなど幅広いアウトドアを実践し、実体験に基づいた「機能性と使いやすさを重視した登山アイテムの選び方」が多くの読者に支持されています。

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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。

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