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冬登山レディースコーデ3選!レベル別装備とコツとは【2025年最新】

澄み渡る空気と、白銀に輝く景色。冬の山には、他の季節にはない特別な美しさがあります。「寒そう」「装備が難しそう」と敬遠されがちな冬登山ですが、適切なレイヤリング(重ね着)と装備を選べば、驚くほど快適に楽しむことができます。

本記事では、2025年最新の現行モデルを中心に、登山初心者から中級者の女性に向けた「冬登山のレベル別レディースコーデ」を3つ厳選してご紹介します。

「低山ハイク」「スノーハイキング」「本格的な雪山日帰り」。それぞれのシーンに最適な機能を備えたアイテムを選ぶことが、安全と楽しさへの近道です。プロの視点で選んだ最新装備で、冬の山旅へ出かけましょう。

※登山へ行く際は、必ず登山届を提出し、天候や体調に合わせて無理のない計画を立てましょう。価格は2025年11月時点の編集部調べです。

【監修】スタイリスト 東 美穂

本記事は、アウトドア専門誌『ランドネ』などでも活躍し、登山歴10年以上のスタイリスト東美穂さんの監修のもとで作成しました。豊富な経験を活かし、登山に必要なウェアや道具のアイテム選びを解説します。

冬登山装備の選び方ガイド

冬のウェア選びで最も重要なのは、「汗冷えを防ぐこと」と「体温調整のしやすさ」です。ここでは、失敗しない選び方のポイントを3つ解説します。

1. 命を守る「レイヤリング(重ね着)」の基本

冬山では、以下の3つの層(レイヤー)を組み合わせるのが基本です。

ベースレイヤー(肌着)

肌から汗を素早く吸い上げ、乾かす役割。ウールや化繊素材が必須です。

ミッドレイヤー(中間着)

保温性を確保しつつ、蒸れを逃がす役割。フリースや化繊インサレーションが適しています。

アウターレイヤー(殻)

雨、雪、風を防ぐ役割。ゴアテックスなどの防水透湿素材が一般的です。

 

この3層を状況に合わせて脱ぎ着することで、体温を一定に保ちます。

2. 素材選びで「汗冷え」を徹底回避

冬山で最も恐ろしいのは、かいた汗が冷えて体温を奪う「汗冷え」です。
綿(コットン)素材は絶対にNGです。綿は濡れると乾きにくく、急速に体温を奪います。必ずメリノウール(保温・調湿)か、ポリエステルなどの化学繊維(速乾)、あるいはその混紡素材を選びましょう。

3. レベル(行き先)に合わせたスペック選定

「大は小を兼ねる」と考えがちですが、低山で厳冬期用のハードシェルを着ると、暑すぎて大量の汗をかき、逆に危険です。

  • 低山・雪なし: 動きやすさと通気性を重視。ソフトシェルや薄手の中綿がおすすめ。
  • 雪山: 防水性と防風性を重視。完全防水のハードシェルと保温着が必須。

行く山の気温や雪の状況に合わせた「適材適所」の装備選びが、快適な登山の鍵となります。

編集部厳選!レベル別レディースコーデおすすめ3選

ここからは、具体的なシーンに合わせた最新コーディネートをご紹介します。

【コーデ1】冬の低山ハイキング(雪なし・アクティブ派)

想定シーン: 12月〜2月の関東近郊(高尾、奥多摩など)。雪はないが空気が冷たく、運動量が多い日帰りハイク。
テーマ: 「軽量&快適」通気性を重視し、汗をかいても蒸れにくいレイヤリング。

1. 【ベースレイヤー】メリノスピンサーモロングスリーブ

未加工ウールの2倍の速乾性を備えた「蒸れない」保温インナー
ファイントラック独自の技術で、メリノウールの保温性とポリエステルの速乾性を両立。冬の低山で汗をかいても冷えにくく、チクチクしない着心地も魅力です。

項目 詳細
ブランド finetrack(ファイントラック)
商品 メリノスピンサーモロングスリーブ
価格 ¥10,230(税込)

2. 【ミッドレイヤー】Ws Power Up Houdi

「着る毛布」と称される極上の着心地と暖かさ
北欧ブランドらしい洗練されたデザインと、Polartec Power Stretch Proの伸縮性が特徴。首元まで覆う高めの襟とフードが、ネックウォーマー代わりになります。

項目 詳細
ブランド HOUDINI(フーディニ)
商品 Ws Power Up Houdi(パワーアップフーディ)
価格 ¥39,600(税込)

3. 【アウター】アトム SL フーディ ウィメンズ

携帯性抜群!行動中に着続けられる超軽量インサレーション
アークテリクスの名作「アトム」シリーズの中で最も軽量なモデル。薄手のコアロフト中綿が適度な保温性を提供し、サイドパネルのフリースが通気性を確保。暑くなりすぎないため、行動中の羽織りとして最適です。

項目 詳細
ブランド Arc’teryx(アークテリクス)
商品 アトム SL フーディ ウィメンズ
価格 ¥47,300(税込)

4. 【帽子】カプッチョリッド(ユニセックス)

縫い目のないホールガーメント製法でフィット感抜群
遠赤外線効果のあるセラミックを練り込んだ素材で保温性を確保。抗菌防臭機能もあり、長時間着用しても快適な、冬の定番ビーニーです。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
商品 カプッチョリッド
価格 ¥4,730(税込)

5. 【パンツ】ウィメンズタイムトゥートレイルオムニヒートパンツ

熱反射保温機能「オムニヒート」で薄手でも暖かい
身体の熱を反射して暖かさを保つコロンビア独自の裏地を採用。2wayストレッチと撥水機能も備え、冬のハイキングでも足取り軽く歩けます。

項目 詳細
ブランド Columbia(コロンビア)
商品 ウィメンズタイムトゥートレイルオムニヒートパンツ
価格 ¥13,200(税込)

6. 【ザック】cleave 20

ファストハイクにも対応する軽量・高機能バックパック
「着るように背負う」フィット感が特徴。20Lというコンパクトなサイズは、荷物を厳選した冬の日帰りハイクや、スピード感を重視するスタイルに最適です。

項目 詳細
ブランド karrimor(カリマー)
商品 cleave 20(クリーブ 20)
価格 ¥25,300(税込)

7. 【シューズ】X ULTRA 5 GORE-TEX

グリップ力と安定性を進化させたベストセラーの最新モデル
トレイルランニングシューズの軽快さと、ハイキングシューズの保護性能を融合。新しいシャーシ構造が安定感を高め、冬の乾いたトレイルでも抜群のグリップ力を発揮します。

項目 詳細
ブランド Salomon(サロモン)
商品 X ULTRA 5 GORE-TEX
価格 ¥22,000(税込)

【コーデ2】スノーハイキング・残雪期ハイク

想定シーン: 北八ヶ岳の森歩きや、軽アイゼンを使用する雪道。雪や泥での「濡れ」対策が必要なシーン。
テーマ: 「防水&ソフト」濡れに強く、動きやすさを損なわないしなやかな構成。

1. 【ベースレイヤー】メリノ 200 オアシス ロングスリーブ クルー

天然の温度調節機能を持つ高品質メリノウール100%
中厚手(200g/m²)のメリノウールは、保温力と通気性のバランスが絶妙。肌触りが優しく、数日間着続けても臭いにくいのが特徴です。

項目 詳細
ブランド Icebreaker(アイスブレーカー)
商品 メリノ 200 オアシス ロングスリーブ クルー
価格 ¥16,500(税込)

2. 【ミッドレイヤー】マウンテンバーサマイクロジャケット

軽量・コンパクトでレイヤリングしやすいマイクロフリース
薄手ながら保温力があり、アウターの下に着ても動きを妨げません。リサイクルフリース素材を使用し、環境にも配慮された定番モデルです。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
商品 マウンテンバーサマイクロジャケット
価格 ¥14,850(税込)

3. 【アウター】WS Lady Bug Jacket

日本の気候に最適化された、しなやかな防水透湿シェル
斜めに配置されたフロントジッパー(ツルギジャケットの系譜)により、ウェアのダブつきを解消。軽量で動きやすく、スノーハイクから春スキーまで幅広く対応します。

項目 詳細
ブランド Teton Bros.(ティートンブロス)
商品 WS Lady Bug Jacket(レディバグジャケット)
価格 ¥53,900(税込)

4. 【帽子】シャモニー タイポ ビーニー

レトロなデザインが可愛い、裏フリース付きビーニー
表地はウール混のアクリル素材、裏地にはフリースを配置し、保温性と肌触りの良さを両立。雪山のコーディネートのアクセントになります。

項目 詳細
ブランド Millet(ミレー)
商品 シャモニー タイポ ビーニー
価格 ¥4,730(税込)

5. 【パンツ】ティフォン ウォーム ネクスト ストレッチ トレック パンツ

カッパとは思えない履き心地!裏起毛の防水パンツ
高い防水透湿性(20,000mm/50,000g)を持ちながら、ストレッチ性と裏起毛の暖かさを備えています。オーバーパンツなしでこれ一本で雪道を歩ける、冬の傑作パンツです。

項目 詳細
ブランド Millet(ミレー)
商品 ティフォン ウォーム ネクスト ストレッチ トレック パンツ
価格 ¥24,200(税込)

6. 【ザック】ridge 30+

荷重分散に優れた、中型トレッキングザックの王道
女性の体型に合わせた背面設計で、疲れにくいのが特徴。スノーハイクに必要な防寒具やバーナーなども余裕を持って収納できる30Lサイズです。

項目 詳細
ブランド karrimor(カリマー)
商品 ridge 30+(リッジ 30プラス)
価格 ¥31,900(税込)

7. 【シューズ】タホー プロ II GT Ws

堅牢なヌバックレザーが足を包み込む、重登山靴のスタンダード
足首のホールド感が高く、雪道や岩場での安定性は抜群。チェーンスパイクや軽アイゼンとの相性も良く、長く愛用できる一足です。

項目 詳細
ブランド LOWA(ローバー)
商品 タホー プロ II GT Ws
価格 ¥55,000(税込)

【コーデ3】本格的な冬山登山(日帰り・中級)

想定シーン: 谷川岳(天神尾根)や八ヶ岳などの本格雪山。10〜12本爪アイゼンを使用し、稜線の風に晒される環境。
テーマ: 「完全防備&行動保温」厳しい寒さと風雪から身を守る、信頼性の高い装備。

1. 【ベースレイヤー】ワッフル ウール クルー

ウール×化繊のワッフル構造で、保温と通気を両立
メリノウール70%の混紡素材をワッフル形状に編み上げることで、空気の層を作り出し保温性を向上。同時に通気性も確保し、運動強度の高い雪山登山でもドライ感を保ちます。

項目 詳細
ブランド Millet(ミレー)
商品 ワッフル ウール クルー
価格 ¥17,600(税込)

2. 【ミッドレイヤー】ポリゴンアクトフーディ

濡れに強く、行動中も着続けられる「雪山専用」インサレーション
ファイントラック独自のシート状立体保温素材「ファインポリゴン」を採用。裏地には吸汗機能があり、ハイクアップの蒸れを処理しながら、停滞時の冷えを防ぎます。

項目 詳細
ブランド finetrack(ファイントラック)
商品 ポリゴンアクトフーディ
価格 ¥39,270(税込)

3. 【アウター】クレーター IV ハードシェル フーデッド ジャケット AF Women

過酷な環境に対応する、堅牢なGORE-TEX 3レイヤージャケット
耐久性の高い3層構造のゴアテックスを採用。ヘルメット対応フードや、手袋をしたままでも操作しやすいベンチレーションなど、アルパインクライミングにも対応する本格仕様です。

項目 詳細
ブランド MAMMUT(マムート)
商品 クレーター IV ハードシェル フーデッド ジャケット AF Women
価格 ¥71,500(税込)

4. 【帽子】インサレーテッドパウダービーニー

中綿入りの保温性重視モデル
頭部を冷えから守るために中綿(インサレーション)を封入したビーニー。防風性も高く、森林限界を超えるような寒い環境での着用に適しています。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
商品 インサレーテッドパウダービーニー
価格 ¥7,480(税込)

5. 【パンツ】エバーブレスアクロパンツ

「異次元ストレッチ」で脚上げストレスゼロの雪山最強パンツ
タテヨコに伸びる驚異的なストレッチ性を備えた防水透湿ハードシェルパンツ。アイゼンガードやベンチレーションも完備し、雪山での動きやすさを極限まで追求しています。

項目 詳細
ブランド finetrack(ファイントラック)
商品 エバーブレスアクロパンツ
価格 ¥59,510(税込)

6. 【ザック】サースフェー NX 40+5

冬山装備を効率よく収納できる、進化した定番モデル
撥水性と耐久性に優れたCORDURAナイロンを使用。スノーシューやワカン、ピッケルの外付けもしやすく、冬の日帰りから小屋泊まで対応する頼れる相棒です。

項目 詳細
ブランド Millet(ミレー)
商品 サースフェー NX 40+5
価格 ¥29,700(税込)

7. 【シューズ】TRANGO PRO GTX

極限の軽量化を実現した、次世代のハイパフォーマンスモデル
安全性と信頼性を求めるユーザーのために開発された最新作。耐久性に優れたペルワンガー防水レザーを使用しながらも、驚くほどの軽量性を実現。ボルテックスゲイターが雪や小石の侵入をシャットアウトします。

項目 詳細
ブランド LA SPORTIVA(スポルティバ)
商品 TRANGO PRO GTX [ ZFMS086 ]
価格 ¥82,500(税込)

冬登山ウェア選びのよくある質問(Q&A)

ここでは、冬登山の装備選びでよくある疑問にお答えします。

Q1. 初心者ですが、最初にお金をかけるべきアイテムは?

A. 「登山靴」と「アウター(レインウェア兼用可)」です。
雪道や凍結した道では、グリップ力と防水性のある靴がないと危険です。また、アウターは風雪から身を守る最後の砦。予算が限られる場合、ベースレイヤーやミッドレイヤーは高品質なワークマンやユニクロ(※素材注意)などで代用できる場合もありますが、靴とアウターは登山専用品を選びましょう。

Q2. ユニクロのヒートテックは冬山で使えますか?

A. 基本的にはおすすめしません。
ヒートテックなどのレーヨン混紡素材は、吸湿発熱性に優れますが、「乾きにくい」という弱点があります。大量に汗をかくと乾かずに濡れ続け、急激な「汗冷え」の原因になります。登山には、速乾性を重視したポリエステルやメリノウール製の登山専用ベースレイヤーを強くおすすめします。

Q3. ハードシェルとレインウェアの違いは何ですか?

A. 「生地の厚さ(耐久性)」と「機能」が異なります。
一般的なレインウェアは薄手で、アイゼンの爪や岩の摩擦で破れるリスクがあります。冬山用のハードシェルは生地が厚く丈夫で、滑落防止のための雪面での摩擦抵抗や、ヘルメット対応フードなどの機能が備わっています。低山やスノーハイクならレインウェアでも代用可能ですが、本格的な雪山ではハードシェルが必要です。

Q4. ウェアのお手入れ方法は?

A. 定期的な洗濯と撥水処理が重要です。
汚れや皮脂がつくと、防水透湿素材の機能が低下します。使用後は洗濯表示に従って専用洗剤(または中性洗剤)で洗い、乾燥機などで熱を加えることで撥水性が回復します。撥水性が落ちてきたら、市販の撥水スプレーを使用しましょう。

Q5. 冬物ウェアをお得に買うタイミングは?

A. シーズン終わりの2月〜3月、または型落ちが出る秋口です。
ただし、人気モデルや一般的なサイズ(Mなど)はシーズン初めの11月〜12月には売り切れてしまうことも多いです。「これだ!」と思ったアイテムは、在庫があるうちに早めに確保することをおすすめします。

冬山を安全・快適に楽しむためのコーデ選びのポイント3つ

冬登山のレディースコーデ選びのポイントは以下の3点です。

  1. レベルに合わせる: 低山なら通気性、雪山なら防水・防風性を優先する。
  2. 素材にこだわる: 汗冷えを防ぐため、肌着にはウールや化繊を選ぶ(綿はNG)。
  3. 最新モデルを活用: 進化した軽量・高機能な素材で、より快適に歩く。

冬の山は、装備さえ整えれば、夏には見られない絶景と静寂に出会える素晴らしい場所です。今回ご紹介したコーディネートを参考に、安全で快適な冬の山旅を楽しんでください。

監修者プロフィール

東 美穂(スタイリスト)

ファッション誌やウェブメディアを中心に活躍するスタイリスト。アウトドア専門誌『ランドネ』では、登山やアウトドアに必要なアイテム選びや、自然を快適に楽しむための知見を活かした記事を担当している。

山歩きが好きになったきっかけは、釣り場を求めてGoogleマップを片手に道なき道を歩き、岩場や沢を自ら開拓してきた体験。森林や苔、ガレ場、稜線など多彩な表情をのんびり楽しめる山を好み、現在もお気に入りの山を探しながら歩き続けている。

キャンプ・釣り・スノーボードなど幅広いアウトドアを実践し、実体験に基づいた「機能性と使いやすさを重視した登山アイテムの選び方」が多くの読者に支持されています。

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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。

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