BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

冬の低山登山の防寒帽子選び方|快適登山を実現する最新おすすめ20選

冬の低山登山、想像以上に冷え込むことをご存知ですか? 「低山だから大丈夫」と思っていても、稜線に出れば冷たい風にさらされ、休憩中には汗が冷えて一気に体温を奪われます。特に頭部は体温が逃げやすい場所。冬の登山では、頭部を適切に保温することが安全登山に直結します。

しかし、ただ暖かいだけの帽子では、登りで汗だくになり逆に汗冷えを引き起こすことも。
この記事では、SEOに精通したアウトドアライターが、冬の低山登山に最適な「防寒帽子」の選び方を徹底解説。登山初心者の方でも分かりやすいよう、素材や形状の違いから、2025年秋冬の最新現行モデル20選まで詳しくご紹介します。

【監修】スタイリスト 東 美穂

本記事は、アウトドア専門誌『ランドネ』などでも活躍し、登山歴10年以上のスタイリスト東美穂さんの監修のもとで作成しました。豊富な経験を活かし、登山に必要なウェアや道具のアイテム選びを解説します。

冬の低山登山向け「防寒帽子」の選び方

冬の低山登山では、「行動中の汗処理」と「休憩中や強風時の保温」という、相反する機能が求められます。このバランスをどう取るかが、帽子選びの最大のポイントです。

素材で選ぶ:「メリノウール」と「化繊」の特徴を知ろう

帽子の快適さを左右する最大の要因は「素材」です。主に2種類あり、特徴が異なります。

メリノウール(天然素材)

  • 特徴
    非常に優れた保温性と、天然の調湿機能(湿度を調整する力)を持ちます。汗をかいても水分が気化する際の熱(気化熱)を抑えるため、濡れても冷えにくいのが最大のメリットです。また、防臭効果も高いため、長時間の着用でも臭いが気になりません。
  • おすすめシーン
    運動量がそれほど多くないゆったりした登山や、休憩中の保温を重視したい人。

化繊(ポリエステル、アクリルなど)

  • 特徴
    速乾性(乾きの速さ)に非常に優れています。汗をかいても素早く乾くため、汗冷えのリスクを軽減できます。フリース素材は軽量で保温性が高いモデルも多いです。ただし、素材自体が濡れると冷たさを感じやすいものもあります。
  • おすすめシーン
    登りで汗をかきやすい人や、スピードを重視するアクティブな登山。

形状で選ぶ:「ビーニー」と「耳当て付きキャップ」の使い分け

次に重要なのが「形状」です。天候や目的に合わせて選びましょう。

ビーニー(ニット帽)

  • 特徴
    最もスタンダードな形状で、頭部全体を隙間なく覆うため保温性に優れます。シンプルなデザインで、ヘルメットの下に被るインナーとしても使いやすいです。薄手のものから厚手のものまで種類が豊富です。
  • 使い分け
    行動中から休憩中まで幅広く使えます。特に、耳までしっかり覆える深さのものがおすすめです。

耳当て付きキャップ(フラップキャップ)

  • 特徴
    帽子の「つば(バイザー)」と「耳当て(フラップ)」が一体化したタイプ。耳当てが耳や首筋を冷たい風から守ってくれます。つばがあるため、冬でも意外と眩しい日差しを防げるメリットもあります。
  • 使い分け
    風が強い稜線や、雪が降っている時、日差しが気になる時に非常に有効です。耳当てを上げ下げすることで温度調節が簡単なのも魅力です。

機能性で選ぶ:保温性・速乾性・防風性のバランス

素材と形状に加え、重視したい機能性で選びましょう。

保温性

休憩中や気温が低い時に重要です。フリースやウール、中綿入りのモデルは保温性が高い傾向にあります。

速乾性(透湿性)

登りで汗をかく場合に重要です。化繊素材や、薄手のウール素材が優れています。

防風性・撥水性

GORE-TEX(ゴアテックス)などの防水透湿素材や、防風性の高いシェル素材を使用したモデルです。風雪が強い悪天候時に威力を発揮しますが、行動中は蒸れやすい場合もあるため、シーンを選ぶ必要があります。

編集部が厳選!冬の低山登山向け防寒帽子おすすめ20選

2025年10月時点で販売されている最新の現行モデルから、定番品、機能性モデルまで幅広く20点を選出しました。まずは定番のビーニータイプからご紹介します。

定番&高機能!ビーニー(ニット帽)タイプ10選

1. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)カプッチョリッド

迷ったらコレ!な登山ビーニーの超定番
縫い目のないホールガーメント製法(縫い目がなく、立体的に編み上げる技術)で、頭部に心地よくフィットします。遠赤外線を放射するセラミックを練り込んだアクリル素材を使用しており、自然な暖かさが持続するのが特徴です。登山用ビーニーの「ザ・定番」とも言えるモデルで、初心者にもおすすめです。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE
商品 カプッチョリッド (NN42544)
価格 ¥4,730(税込)
素材 アクリル80%、ナイロン15%、ウール5%

 

2. Arc’teryx(アークテリクス)|グロット リブ トーク

洗練されたデザインと機能性の両立
リブ編みデザインが特徴的な、2025年秋冬の新作ビーニーです。リサイクルポリエステルとウールの混紡素材を使用。ウールの保温性とポリエステルの速乾性を兼ね備え、テクニカルな性能と都会的なデザインを両立させています。

項目 詳細
ブランド Arc’teryx
商品 グロット リブ トーク
価格 ¥11,000(税込)
素材 リサイクルポリエステル50%、メリノウール50%

 

3. MAMMUT(マムート)|マムート ロゴ ビーニー

リバーシブルで使える万能ウール混ビーニー
大きなMAMMUTロゴが目を引く定番ビーニー。ウールとアクリルの混紡素材で、保温性と耐久性、手入れのしやすさをバランス良く備えています。リバーシブル(裏返して使える)仕様になっており、気分やウェアに合わせてデザインを変えられるのも嬉しいポイントです。

項目 詳細
ブランド MAMMUT
商品 マムート ロゴ ビーニー (1191-04892)
価格 ¥7,700(税込)
素材 ウール50%、アクリル50%

 

4. Icebreaker(アイスブレーカー)|メリノ オールデイ トーク ビーニー

メリノウール100%の快適さ
高品質なメリノウールを100%使用したビーニーです。天然の温度調節機能と防臭効果で、汗をかいても冷えにくく、長時間着用しても快適さが持続します。チクチクしにくい非常に柔らかい肌触りも特徴で、ウール特有の感触が苦手な人にも試してほしい逸品です。

項目 詳細
ブランド Icebreaker
商品 メリノ オールデイ トーク ビーニー
価格 ¥9,900(税込)
素材 メリノウール100%

 

5. MILLET(ミレー)|ロゴ ビーニー

扱いやすさと保温性を両立したフレンチブランドの定番
ミレーのロゴがワンポイントのシンプルなビーニー。保温性と速乾性を両立させたウールとアクリルの混紡素材を使用しています。洗濯などの取り扱いが容易で、冬のアクティビティから日常使いまで幅広く活躍します。

項目 詳細
ブランド MILLET
商品 ロゴ ビーニー (MIV7589)
価格 ¥4,730(税込)
素材 ウール50%、アクリル50%

 

6. Foxfire(フォックスファイヤー)|BRITウールニットキャップ

英国産ウール100%のクラシックな保温性
2025年秋冬の新作モデル。ざっくりとした風合いが特徴の英国産ウールを100%使用したクラシックなニットキャップです。ウールならではの高い保温性と天然の調湿機能で、冬のフィールドでも頭部を暖かく保ちます。

項目 詳細
ブランド Foxfire
商品 BRITウールニットキャップ (5422325)
価格 ¥7,150(税込)
素材 英国産ウール100%

 

7. Columbia(コロンビア)|アーチャーポンドフリースビーニー

2WAYで使える速乾フリースビーニー
保温性と速乾性に優れた両面フリース素材を使用したビーニーです。最大の特徴は、そのままビーニーとして被るスタイル(ブランドロゴ刺繍)と、折り返してワッチキャップとして被るスタイル(エンボスロゴ)の2WAY仕様であること。洗濯機で洗える手軽さも魅力で、秋冬の登山におすすめです。

項目 詳細
ブランド Columbia
商品 アーチャーポンドフリースビーニー
価格 ¥4,620(税込)
素材 ポリエステルフリース (ポリエステル100%)

 

8. Teton Bros.(ティートンブロス)|Rib Tbea

日本製ホールガーメントの抜群のフィット感
日本のアウトドアブランド、ティートンブロスが手がける高機能ビーニー。縫い目のないホールガーメント製法により、どこにもストレスのない快適なフィット感を実現しています。シンプルなリブ編みデザインで、保温性も高く、冬の登山で活躍します。

項目 詳細
ブランド Teton Bros.
商品 Rib Tbea
価格 ¥5,280(税込)
素材 アクリル 74%、ウール20%、ポリエステル5%、ポリウレタン1%

 

9. Marmot(マーモット)|MMW Knit Watch

内側フリースで防寒性アップ!レトロなUVカットワッチ
内側には保温性の高いフリース素材を採用し、防寒機能を高めたニットワッチです。表地はアクリル100%でお手入れも簡単。創業当時のデザインをオマージュした織ネームが、クラシックな雰囲気を演出します。冬の日差しに有効なUV CUT(UPF50+)機能も備えています。

項目 詳細
ブランド Marmot
商品 MMW Knit Watch
価格 ¥4,290(税込)
素材 表地:アクリル100% / 裏地:ポリエステル100%

 

10. halo commodity(ハロコモディティ)|Glimmer Watch

ファッション性と機能性を併せ持つウール混ワッチ
日本の帽子専門ブランド、ハロコモディティのモデル。ウール混のアクリル素材を使用し、柔らかな肌触りと高い保温性を実現しています。浅くも深くも被れる絶妙なシルエットで、登山の機能性を満たしつつ、ファッションアイテムとしても優秀です。

項目 詳細
ブランド halo commodity
商品 Glimmer Watch (h253-113)
価格 ¥6,050(税込)
素材 アクリル79%、ウール16%、ナイロン5%

 

風雪に強い!耳当て付きキャップ(フラップキャップ)タイプ10選

11. MAMMUT(マムート)|フリース キャップ

折りたたみ式耳当て付きの高機能フリースキャップ
保温性の高いマイクロフリースの裏地と、耳・首フラップ部分に高品質な「Polartec® Shearling」フリースを使用した防寒キャップです。耳当ては内側に折り返して収納することが可能で、状況に応じて温度調節ができます。ドローコードでフィット感の調整も可能です。

項目 詳細
ブランド MAMMUT
商品 フリース キャップ (1191-01400)
価格 ¥8,250(税込)
素材 表地:ナイロン100% / 裏地・耳当て:ポリエステル100% (Polartec®)

 

12. Karrimor(カリマー)|mountain cap

防水透湿素材WEATHERTITE採用の冬期用キャップ
カリマー独自の防水透湿素材「WEATHERTITE」を表地(シェル)に使用した、冬期用の防水防寒キャップです。内側には厚手のフリースをライニング(裏張り)し、高い保温性を確保。縫い目にはフルシームテープ加工が施され、雨や雪の侵入をしっかり防ぎます。ツバの形状は自由に変えることができ、後ろのドローコードでフィット感を調整可能です。

項目 詳細
ブランド Karrimor
商品 mountain cap (200100)
価格 ¥9,900(税込)
素材 WEATHERTITE (防水透湿)、フリース (ポリエステル)

 

13. Karrimor(カリマー) sherpa flap cap (シェルパフラップキャップ)

撥水シェルと厚手フリースのハイブリッド防寒キャップ
耐久はっ水加工を施したナイロンシェル(表地)と、保温性の高い厚手のフリース素材を組み合わせた耳当て付きキャップです。汗をかきやすい汗止めテープ部分には、吸汗速乾性と抗菌防臭加工が施されており、冬の登山でも快適さを保ちます。後ろのドローコードで簡単にサイズ調整が可能です。

項目 詳細
ブランド Karrimor
商品 sherpa flap cap (200201)
価格 ¥7,700(税込)
素材 シェル:ナイロン100%、フリース:ポリエステル100%

 

14. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)|フリースイヤーマフキャップ

90年代風のクラシックなフリースキャップ
形状や色合いにヴィンテージ感が漂う、1990年代の雰囲気をまとったイヤーマフ付きフリースキャップです。やや厚みのあるマイクロフリース(Versa Micro ECO 300)を使用。イヤーマフを下げれば耳元から首筋まで覆い、保温性を高めます。ツバとイヤーマフの表側にはナイロン生地を貼り、防風性も考慮されています。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE
商品 フリースイヤーマフキャップ
価格 ¥7,150(税込)
素材 フリース:ポリエステル100%、布帛部分:ナイロン100%

 

15. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)|フロンティアキャップ

冬季登山の「最強」定番キャップ
冬の登山用キャップとして絶大な人気と信頼を誇る定番モデル。防水透湿性に優れた素材を表地に、裏地には保温性の高いフリースと毛足の長いファーを使用。冷たい風や雪から頭部と耳を確実に守ります。冬の低山で天候が不安な日には、これ以上ない安心感を与えてくれます。

項目 詳細
ブランド THE NORTH FACE
商品 フロンティアキャップ (NN42537)
価格 ¥12,650(税込)
素材 <表地>Recycled Nylon OX 2L <天裏>Fleece <ファー>ポリエステル

 

16. Columbia(コロンビア)|キースハイツフライトキャップ

中綿とファーで高い保温力を実現
2025年秋冬の新作フライトキャップ。撥水ストレッチ素材の表地、中綿、そして密度の高いファーの耳当てを組み合わせ、抜群の保温力を誇ります。ツバと耳当ては自由にアレンジ可能。レトロなデザインで、冬のアクティビティを暖かくサポートします。

項目 詳細
ブランド Columbia
商品 キースハイツフライトキャップ (PU5739)
価格 ¥6,930(税込)
素材 ポリエステル(表地)、ファー、中綿

 

17. halo commodity(ハロコモディティ)|Hares Fur Cap

撥水ナイロンとファーを組み合わせた高機能キャップ
撥水性に優れたしなやかなナイロン素材と、肌触りの良いファーを使用した耳当て付きキャップです。裏地はフリース素材で防寒性を強化。特徴的なのは、耳当てを下げるとメッシュ部分が露出し、通気性を確保できるギミックです。背面のアジャスター(片側は平ゴム)でフィット感を高めるなど、機能面も充実しています。

項目 詳細
ブランド halo commodity
商品 Hares Fur Cap (h253-230)
価格 ¥5,940(税込)
素材 表地:Nylon100% / 裏地:Polyester100%

 

18. MILLET(ミレー)|ブリーズバリヤー フライト キャップ

超撥水・高通気素材「ブリーズバリヤー®」採用
風を防ぎつつ適度な保温性と通気性を備えたウィンターキャップ。表地には軽量で非常に優れた撥水性の「ブリーズバリヤー®」素材を採用。空気の流れは妨げないため、蒸れにくく長時間快適な着用感を実現します。縫製にも撥水糸を使用し、ボアフリース裏地のイヤーフラップで耳元の防寒にも対応します。

項目 詳細
ブランド MILLET
商品 ブリーズバリヤー フライト キャップ (MIV02094)
価格 ¥7,590(税込)
素材 ブリーズバリヤー® 超耐久撥水タスランナイロン100% × フリース

 

19. Foxfire(フォックスファイヤー)|オクタフラップキャップ

行動中も快適な「Octa®」採用キャップ
2025年秋冬の新作。最大の特徴は、裏地に採用された帝人フロンティアの「Octa®(オクタ)」素材です。この素材は、軽量ながら保温性が高く、同時に抜群の通気性と速乾性を持ちます。汗をかきやすい行動中でも蒸れにくく、快適さを維持してくれるアクティブなキャップです。

項目 詳細
ブランド Foxfire
商品 オクタフラップキャップ (5422320)
価格 ¥5,940(税込)
素材 Octa®(ポリエステル)

 

20. Marmot(マーモット)|Nylon Fleece Ear Flap Cap

軽量で保温性の高いフリースキャップ
ナイロン素材とフリース素材を組み合わせたイヤーフラップキャップです。耳当て部分には保温性の高いフリースを使用し、冷たい風から耳を守ります。軽量で、使わない時はコンパクトにしやすいのも特徴です。

項目 詳細
ブランド Marmot
商品 Nylon Fleece Ear Flap Cap (TOAUJC45)
価格 ¥5,280(税込)
素材 ナイロン、ポリエステル(フリース)

 

 

冬の低山帽子選びのよくある質問(Q&A)

冬の低山帽子選びのよくある質問にQ&A形式でお答えしていきます!

Q1. 登山初心者ですが、冬の低山でも本当に帽子は必要ですか?

A1. はい、必要です。

低山とはいえ、冬は標高が少し上がるだけで気温が大きく下がります。また、稜線(山の尾根)では街中とは比べ物にならない強風が吹くことも。頭部は体温が逃げやすいため、帽子がないと低体温症のリスクが高まります。防寒対策として必須のアイテムです。

Q2. ビーニー(ニット帽)と耳当て付きキャップ、どちらがおすすめですか?

A2. シーンによって使い分けるのが理想ですが、最初は「耳までしっかり覆えるビーニー」がおすすめです。

ビーニーは汎用性が高く、行動中も休憩中も使え、ヘルメットのインナーにもなります。まずは保温と速乾のバランスが良いビーニー(メリノウール混など)を一つ用意しましょう。
その上で、風が強い日や雪が予想される日には、耳当て付きキャップを選ぶと、より快適性が増します。

Q3. 街用のニット帽で代用できますか?

A3. あまりおすすめできません。

街用のニット帽(特にアクリル100%やコットン素材)は、デザイン重視で速乾性が低いものが多いです。登山で汗をかくと、その汗が乾かずに頭部で冷え、かえって体温を奪う「汗冷え」の原因になります。
登山用は、汗をかいても冷えにくいメリノウールや、乾きやすい化繊素材(ポリエステルなど)で作られており、機能性が全く異なります。

Q4. 帽子が汗で濡れてしまった時はどうすればいいですか?

A4. 休憩時に乾いたタオルで汗を拭き、可能であれば予備の帽子に交換しましょう。

特に化繊の帽子は乾きやすいですが、濡れたまま強風に吹かれると一気に冷えます。
登りで汗をかきやすい人は、「登り用の薄手のビーニー」「休憩・下山用の保温性が高いビーニー(または耳当て付きキャップ)」の2種類を準備し、使い分けるのが上級者のテクニックです。

Q5. 帽子の下(インナー)に何か被る必要はありますか?

A5. 基本的には不要ですが、汗対策や防風対策で追加する場合があります。

汗を非常にかきやすい人は、帽子の下に薄手のヘッドバンド(汗止め)をすることがあります。また、ビーニーの防風性が低い場合、強風時にインナーとしてGORE-TEXなどの薄いキャップ(レインキャップなど)を被ることで、防風性を補うことも可能です。

Q6. 帽子の洗濯方法やお手入れのコツは?

A6. 素材によって異なります。必ず洗濯表示を確認してください。

  • メリノウール
    専用の洗剤(中性洗剤)を使い、手洗いが推奨されます。乾燥機は縮みの原因になるため使用しないでください。
  • 化繊(フリースなど)
    洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるものが多いですが、柔軟剤は撥水性や速乾性を損なう可能性があるため避けた方が良いでしょう。

最適な防寒帽子で、安全で快適な冬の低山登山を

冬の低山登山における防寒帽子の選び方と、最新のおすすめモデル20選をご紹介しました。

  • 選び方の要点1
    汗冷えを防ぐ「メリノウール」か、速乾性の「化繊」か、素材の特徴を理解する。
  • 選び方の要点2
    汎用性の「ビーニー」か、防風・日除けの「耳当て付きキャップ」か、形状の利点を使い分ける。
  • 選び方の要点3
    自分の登山スタイル(運動量)に合わせて、保温性・速乾性・防風性のバランスを考える。

頭部の「冷え」は、冬山では大きなリスクとなります。今回ご紹介した選び方や商品を参考に、ご自身の登山スタイルに最適な帽子を見つけてください。
しっかりとした準備をして、冬ならではの澄んだ空気と美しい景色を、安全に楽しみましょう。

監修者プロフィール

東 美穂(スタイリスト)

ファッション誌やウェブメディアを中心に活躍するスタイリスト。アウトドア専門誌『ランドネ』では、登山やアウトドアに必要なアイテム選びや、自然を快適に楽しむための知見を活かした記事を担当している。

山歩きが好きになったきっかけは、釣り場を求めてGoogleマップを片手に道なき道を歩き、岩場や沢を自ら開拓してきた体験。森林や苔、ガレ場、稜線など多彩な表情をのんびり楽しめる山を好み、現在もお気に入りの山を探しながら歩き続けている。

キャンプ・釣り・スノーボードなど幅広いアウトドアを実践し、実体験に基づいた「機能性と使いやすさを重視した登山アイテムの選び方」が多くの読者に支持されています。

SHARE

PROFILE

FUNQスタッフ

FUNQスタッフ

「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。

FUNQスタッフの記事一覧

「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。

FUNQスタッフの記事一覧

No more pages to load