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シングルバーナーの選び方|登山初心者の「最高の一杯」を実現する最新おすすめ7選

 

息を切らして登った山頂で、温かいコーヒーやカップラーメンを味わう瞬間。それは登山における最高の楽しみの一つです。その特別な体験を叶えてくれるのが、軽量でコンパクトな調理器具「シングルバーナー」です。

しかし、いざ選ぼうとすると「一体型?分離型?」「火力ってどれくらい必要?」など、専門用語や種類の多さに戸惑ってしまう登山初心者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、登山初心者の方が自分にぴったりの一台を見つけるための「失敗しない選び方」を徹底解説。さらに、その基準をもとに厳選した2025年最新のおすすめシングルバーナー7モデルを、具体的な特徴とともにご紹介します。この記事を読めば、あなたの登山スタイルに最適なパートナーが必ず見つかります。

シングルバーナーの失敗しない選び方ガイド

最重要ポイント!形状の違いを知る|「一体型」と「分離型」

シングルバーナーは、燃料となるガス缶(OD缶)との接続方法によって大きく2種類に分けられます。それぞれのメリット・デメリットを理解することが、最適な一台を選ぶための第一歩です。

一体型(直結型)

バーナーヘッドをガス缶に直接ねじ込んで使用するタイプです。最大のメリットは、構造がシンプルで軽量・コンパクトなこと。ザックの隙間にすっぽり収まるモデルが多く、荷物を少しでも軽くしたい登山では主流の形状です。デメリットは、ゴトク(鍋を乗せる部分)の位置が高くなるため、大型のクッカーを乗せると少し不安定になる点が挙げられます。

分離型(ホース型)

バーナー本体とガス缶をホースで繋ぐタイプです。バーナー本体の重心が低いため、非常に安定性が高いのが特徴です。大きめの鍋を使った本格的な調理も安心して行えます。また、ガス缶を熱源から離して置けるため、安全性が高いのも魅力です。デメリットは、一体型に比べて重く、収納サイズが大きくなる傾向があることです。

【用語解説】OD缶とは?

「アウトドア缶」の略。丸みを帯びた形状が特徴で、主に登山やキャンプなどのアウトドアシーンで使われるガス缶です。寒冷地でも性能が落ちにくいプロパンガスなどが配合されています。

調理効率を左右する「火力(出力)」の見方

バーナーの性能を示す重要な指標が「火力」です。これは「kcal/h」や「kW」という単位で表され、数値が大きいほど高火力になります。

登山初心者の方は、2,500kcal/hを目安に選ぶと良いでしょう。このくらいの火力があれば、500mlの水を数分で沸かすことができ、お湯を沸かすだけでなく、簡単な調理にも十分対応できます。もしグループでの使用や、よりスピーディーな調理を求めるなら、3,000kcal/h以上のハイパワーモデルを検討するのもおすすめです。ただし、高火力なモデルは燃費が悪くなる傾向もあるため、山行日数や人数とのバランスを考えて選びましょう。

持ち運びやすさは正義!「重量」と「収納サイズ」

登山の世界では「1gでも軽く」が基本です。バーナー本体の重量はもちろん、収納時のサイズもバックパックのパッキングに大きく影響します。

重量の目安

  • 一体型:約70g〜150g
  • 分離型:約150g〜300g

収納サイズの目安

手のひらに収まるコンパクトなモデルが主流です。付属の収納ケースに入れた時のサイズを確認し、自分のクッカー(コッヘル)の中にスタッキング(収納)できるかどうかもチェックしておくと、よりスマートにパッキングできます。

安全な調理のために「ゴトクの安定性」をチェック

ゴトクとは、クッカー(鍋)を乗せるための爪状のパーツです。このゴトクの性能も重要な選定基準です。

ゴトクの数

3本ゴトクと4本ゴトクが主流です。3本は軽量性に優れますが、4本の方がより安定感が高まります。

ゴトクの径

ゴトクを広げた時の直径も確認しましょう。径が大きいほど、大きなクッカーを安定して乗せることができます。自分が使いたいクッカーのサイズと合わせて考えることが大切です。滑り止め加工が施されているモデルは、さらに安全性が高まります。

編集部が厳選!登山初心者におすすめのシングルバーナー7選

ここからは、前述した選び方のポイントを踏まえ、数ある製品の中から登山初心者の方に自信を持っておすすめできる最新シングルバーナーを7モデル、厳選してご紹介します。それぞれの特徴を比較し、ご自身のスタイルに合った一台を見つけてください。

SOTO(ソト) アミカス SOD-320|初心者のための「完成形」

「最初のバーナーで失敗したくない」という方に最もおすすめしたいのが、SOTOのアミカスです。4本ゴトクによる優れた安定性、すり鉢状のバーナーヘッドがもたらす高い耐風性、そして求めやすい価格と、初心者に必要な要素を高いレベルで満たしています。

特筆すべきはそのバランスの良さ。突出したスペックはありませんが、軽量性、コンパクトさ、扱いやすさの全てが平均点以上。点火装置付きで操作も簡単です。まさに「ザ・定番」と呼ぶにふさわしく、ここから自分のスタイルを見つけていくための基準点となる一品です。

項目 詳細
ブランド SOTO
商品 アミカス SOD-320
価格 ¥6,270(税込)
ソト(SOTO)
¥4,577 (2025/09/09 18:24:05時点 Amazon調べ-詳細)

PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー|軽量コンパクトなハイパワーの代名詞

多くの登山者が愛用する、信頼と実績のベストセラーモデルです。その最大の魅力は、コンパクトなボディから生み出される3,600kcal/hという圧倒的なハイパワー。短時間でお湯を沸かしたい時や、少し風の強い環境でも頼りになります。

燃焼効率の高いバーナーヘッドと、風を防ぐようにX字に配置された4本ゴトクの組み合わせは、まさにプリムスの技術の結晶。その性能と所有欲を満たすデザインは、長く使い続けられる「良いモノ」を求める初心者に最適です。

項目 詳細
ブランド PRIMUS
商品 P-153 ウルトラバーナー
価格 ¥8,800(税込)
プリムス(PRIMUS)
¥6,780 (2025/09/09 18:24:06時点 Amazon調べ-詳細)

MSR(エムエスアール) ポケットロケット2|徹底的に軽さを求めるならコレ

「とにかく軽く、シンプルが良い」というミニマリスト志向の登山者から絶大な支持を得るモデル。本体重量はわずか73gという驚異的な軽さを誇ります。点火装置をあえて排除したシンプルな構造は、故障のリスクが少なく、過酷な環境下での信頼性を高めています。

ゴトクは3本ですが、しっかりと鍋を支える設計で安定感も十分。火力調整のツマミも大きく、グローブをしたままでも操作しやすいなど、細部まで考え抜かれています。軽量化を追求しつつも、実用性を犠牲にしないMSRの哲学が詰まった名機です。

項目 詳細
ブランド MSR
商品 ポケットロケット2
価格 ¥9,020(税込)

Snow Peak(スノーピーク) ギガパワーストーブ 地|長く愛される美しいロングセラー

1998年の発売以来、基本的なデザインを変えずに愛され続ける超ロングセラーモデル。その理由は、シンプルで飽きのこない美しいデザインと、誰にでも扱いやすい操作性にあります。4本のゴトクは折り畳むと非常にコンパクトになり、収納性の高さも魅力です。

火力は2,500kcal/hと標準的ですが、とろ火から強火まで繊細な火力調整が可能で、炊飯などのこだわりの調理にも対応できます。スノーピークならではの品質の高さと、長年にわたる信頼性は、初めての一台として安心して選べる大きな理由になります。

項目 詳細
ブランド Snow Peak
商品 ギガパワーストーブ 地
価格 ¥6,380(税込)

EPIgas(イーピーアイガス) REVO-3700 STOVE|高出力と堅牢性を両立したタフモデル

世界で初めてOD缶一体型のバーナーを開発したEPIgas。その最新高出力モデルがREVO-3700です。最大出力4,200kcal/hを誇り(230パワープラス使用時)、大人数の調理や厳しい環境下でも素早い湯沸かしを可能にします。

特筆すべきは、独自開発のバーナーヘッド「S.F.P.M.」による理想的な炎口密度、高火力、耐風性。ゴトクも非常に堅牢な作りで、大型クッカーを乗せてもびくともしない安定感があります。111gと少し重さはありますが、パワーとタフさを求めるなら最高の選択肢です。

項目 詳細
ブランド EPIgas
商品 REVO-3700 STOVE
価格 ¥12,100(税込)
イーピーアイ(EPI)
¥8,991 (2025/09/09 18:24:08時点 Amazon調べ-詳細)

SOTO(ソト) レギュレーターストーブ FUSION ST-330|調理の安定感を求めるなら分離型一択

ガス缶を分離して設置する分離型モデル。最大のメリットは、重心が低く、4本の大型ゴトクが生み出す抜群の安定感です。大きめのフライパンや鍋を使った調理も安心して楽しむことができます。山で少し凝った料理に挑戦したい初心者の方にぴったりです。

また、SOTO独自のマイクロレギュレーターを搭載しており、低温下でも火力が落ちにくいのが特徴。燃料に比較的安価なCB缶(カセットボンベ)を使用する点も、ランニングコストを抑えたい方には嬉しいポイントです。

項目 詳細
ブランド SOTO
商品 レギュレーターストーブ FUSION ST-330
価格 ¥11,880(税込)

PRIMUS(プリムス) ウルトラ・スパイダーストーブⅢ|冬山も見据えた高性能分離型

この分離型モデルの特長は、「プレヒートパイプ」を搭載している点です。これにより、低温環境下でも液化ガスを効率よく気化させ、安定した高火力を維持します。

脚部と一体になった4本のゴトクには延長ゴトクが装備され、安定感よし。またX字の形状が風の侵入を効果的に防ぎます。将来的に冬の低山など、少し寒いシーズンにも挑戦してみたいと考えているアクティブな初心者の方にとって、頼れる相棒となるでしょう。

項目 詳細
ブランド PRIMUS
商品 ウルトラ・スパイダーストーブⅢ
価格 ¥15,400(税込)
プリムス(PRIMUS)
¥12,787 (2025/09/09 18:24:10時点 Amazon調べ-詳細)

シングルバーナー選びのよくある質問

Q1. 燃料のガス缶(OD缶・CB缶)って何が違うの?

A. 主に形状と寒冷地での性能が違います。

シングルバーナーで使用するガス缶には、OD缶(アウトドア缶)とCB缶(カセットガスボンベ缶)の2種類があります。

  • OD缶:
    丸く厚みのある形状で、登山用バーナーの主流です。イソブタンやプロパンといった寒冷地でも気化しやすいガスを配合した「ハイパワーガス」や「寒冷地用ガス」のラインナップが豊富で、低温環境でも安定した火力を得やすいのが最大のメリットです。アウトドア専門店や登山用品店で入手できます。
  • CB缶:
    家庭用のカセットコンロで使われる細長い形状のガス缶です。スーパーやコンビニでも手軽に購入でき、価格が安いのが魅力です。しかし、主成分がノーマルブタンのため、気温が10℃を下回ると急激に火力が低下する「ドロップダウン」という現象を起こしやすいデメリットがあります。SOTOのST-330のように、CB缶の弱点を補う機構を持つモデルもありますが、基本的には春夏秋の3シーズン向けと考えるのが良いでしょう。

Q2. 安いバーナーと高いバーナー、性能にどれくらい差がありますか?

A. 主に「軽量性」「低温下での安定性」「素材」に差が出ます。

結論から言うと、高価格帯のバーナーはそれだけの価値があります。価格差に影響する主な要素は以下の通りです。

  • 軽量性・コンパクトさ:
    高価なモデルほど、チタンなどの軽量な素材を使用したり、部品を削ぎ落としたりして軽量化が図られています。数グラムの差が体力に影響する登山では、この差は重要です。
  • 低温下での安定性:
    外気温が低い状況でも火力を維持するための特殊な機構が搭載されているモデルは、高価になる傾向があります。
  • 素材と作り:
    ゴトクの素材や加工精度、火力調整のしやすさなど、細部の作り込みに差が出ます。高価なモデルは、より堅牢で長期間にわたって安心して使える信頼性があります。

ただし、5,000円〜7,000円程度の定番モデルでも基本的な性能は十分に高く、初心者が3シーズンの一般的な登山で使う分には全く問題ありません。まずは定番モデルから始め、自分のスタイルが確立してからハイエンドモデルにステップアップするのも賢い選択です。

Q3. 「圧電点火装置」はあったほうがいいですか?

A. あると非常に便利ですが、過信は禁物です。

圧電点火装置は、ボタンを押すだけで火花を飛ばして点火できる便利な機能です。ライターなどを取り出す手間が省けるため、多くのモデルに採用されています。

メリットは、なんといってもその手軽さ。風が強い時でも片手で素早く点火できます。

一方で、デメリットは故障の可能性があることです。特に高所や低温、湿度の高い環境では着火しにくくなることがあります。また、構造が複雑になる分、軽量性を重視するモデルではあえて非搭載にしている場合もあります。

Q4. シングルバーナーのメンテナンス方法を教えてください。

A. 簡単な手入れで長持ちします。

シングルバーナーは、適切なメンテナンスを行うことで非常に長く使える道具です。

基本的なメンテナンス
  • 使用後の清掃: 吹きこぼれや汚れは、使用後に布などで拭き取っておきましょう。
  • ノズルの確認: 火力が弱くなったと感じたら、燃料噴射口(ノズル)にゴミが詰まっている可能性があります。製品によっては専用のクリーニング針が付属しているので、説明書に従って掃除してください。
  • Oリングの確認: ガス缶との接続部にあるゴム製のパッキン(Oリング)は消耗品です。ひび割れや変形がないか定期的に確認し、異常があればメーカーから取り寄せて交換しましょう。ガス漏れを防ぐ重要なパーツです。

まとめ

この記事では、登山初心者の方が自分に最適なシングルバーナーを選ぶためのポイントと、具体的なおすすめモデル7選をご紹介しました。

最後に、重要なポイントを3つにまとめます。

  • まずは「一体型」か「分離型」かを選ぶ: 軽量コンパクトさを求めるなら「一体型」、調理の安定性を重視するなら「分離型」が基本です。
  • 火力・重量・安定性のバランスを見る: 自分の登山スタイル(日帰りか、テント泊か、ソロかグループか)を想像し、最適なスペックのバランスを見つけましょう。
  • 定番モデルは失敗が少ない: 長年多くの登山者に支持されているモデルは、初心者にとって間違いない選択肢です。

この記事で紹介したモデルは、どれも信頼性が高く、あなたの登山をより豊かで楽しいものにしてくれるはずです。ぜひ、公式サイトの情報を参考にしたり、実際にお店で手に取ってみたりして、あなただけの「最高の一台」を見つけてください。

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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。

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