
濡れるほど止まる衝撃 PING s259ウェッジが常識を覆す理由とは
EVEN 編集部
- 2026年03月20日
PING『s259』ウェッジ濡れた状態で最大スピンの衝撃!
ツアーユースを前提に生まれた「ピン」の『s159』ウェッジ。その後継モデル『s259』は、多彩なロフト角やソールグラインドといった前作の良さは継承しつつ、スピンウェッジとしての実用性を追求しているという。前作での試打経験もある森山コーチに、その進化を体験してもらった。

PING s259 WEDGE リアルな状況下でのスピン性能を追求

朝露(ウェット)、深芝(ラフ)、砂(バンカー)など、フェースとボールの間に異物が入り込む状況(リアルコンディション)でのスピン性能を追求した新作ウェッジ。フェース面が濡れた時に摩擦係数が最大になる疎水性(ハイドロパール)メッキやロフト毎の最適な溝設計、独自のサンドブラスト加工など、実効性のあるスピン量を全ロフトで実現する。素材:8620カーボンスチール ロフト角:46~62° 価格:各33,000円~(スチール)
フェースに秘密あり

フェース表面に独自のサンドブラスト加工を施すことでインパクト時のボールとフェースの接地時間が増し、スピン性能がアップ。
構えやすい顔

よりシャープさを増した顔に加え、前作比較でリーディングエッジに1番近いスコアラインが長くなり、アライメント性能が向上。
やさしく、寛容性の高いクラブ作りに定評のある「ピン」。いわゆるツアー仕様モデルの『s159』の登場は、名器『EYE2』こそ至高とする御仁からすると意外に思えたかもしれない。だが、そこはブレない哲学を貫くメーカー、新作『s259』では、前作からの良さを継承しつつ、競合モデルとは別の進化の方向性を提示した。
それが「過酷な状況下での安定感」。独自のサンドブラスト加工を施したフェースミーリングが朝露や芝、ウェットな状況下(リアルコンディション)で、100%のスピン性能を発揮するよう設計。つまり、条件次第ではドライよりもウェットでスピン量が増すことも!
そんな稀有な特性を確かめるべく、本コースにs259と弾道計測器を持ち込みテストした。テスターには前作s159も試打した経験のある森山氏に依頼した。
「マイクラブとs259で、ウェット下のSWのフルショットで500〜1000回転程度の差が出ました、ただ、ボールにくっつく感触や、落下地点からの転がり、打ち出す高さの体感値はそれ以上。距離感が合わせやすい」と噂通りの実力を絶賛。これは気になる。
「トラックマン」計測と実地フィーリング|ウェットでの性能差

s259の58°(sグラインド)とマイクラブの58°ウェッジ2本をドライとウェットの異なる条件下でテスターがフルショット。弾道計測「トラックマン」により、スピン量の変化を計測した。
霧吹きによる超ウェットで実力を解放

同じロフト角58°のs259とマイクラブをフルショットしバックスピン量を測定。その後、フェース面とボールに霧吹きで水を同じ分量噴射し、ウェット状態にして計測した結果がこちら。メーカーが謳う「リアルコンディション」下での性能追求を裏付ける結果に。

一般に水滴や芝などがフェースに付着すると摩擦係数は下がり、スピン量は減少する。その通りの結果を示したマイクラブに対し、s259はウェット下でもスピンが減らないどころかドライ下での数値を上回る逆転現象が発生。
APPROACH | 開きやすく安心感もある

「シェイプはやや小ぶりですが、リーディングエッジ直近のスコアラインが長くなったことでフェースが大きく感じる。ヒールのグラインドが強めで抜けが良く、フェースを開いて打ちやすい。ライなどの条件にかかわらずスピンが入る」
BUNKER | Sグラインドでもやさしい

「標準的なソール形状のSグラインドでもやさしくバンカーから出せる上、フェースを開いて打てる操作性の良さも兼備。より簡単なワイドソールのWグラインドなどバリエーションの豊富さも◎」
ROUGH | フライヤーになりにくい

「前作から継承するキャビディ構造がさらに打点ブレに強くなった印象。打点が上になりやすいラフで試したら、打ち出しは高くなったもののスピンは減りすぎず、落下点で止まるので距離感が合わせやすい」
info ソールタイプは6種類。 自分に合ったs259が見つかる
ツアープロのニーズに応える性能やバリエーションを備える実戦派のウェッジ『s259』。豊富なバリエーションの中から自分に合った一本を選ぶには、フィッティングが不可欠。公式WEBサイトには、契約ツアープロのサポート業務をヒントにした「WebFit Wedge」を用意しているので是非活用を。
フィニッシュ違いも◎

クロームの他、精悍なマットブラック仕様のQPQ仕上げ(※Sグラインドのみ)も用意。反射を抑えた仕上げが玄人好み。
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写真○六本木泰彦 文○藤井順一
取材協力○アコーディア・ガーデン志津【アコーディア・ゴルフ】 043-487-3336
問ピンゴルフジャパン 048-437-6501
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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