ミニドライバーの代役に最適なツアースプーン5選｜飛距離と打感を両立した名器をマーク金井が厳選

ミニの代役ツアー仕様スプーン

ミニドライバーを芝から使う想定なら3Wも選択肢に加えたい。中でもツアーモデルのスプーンならフルチタン製など飛距離性能も引けを取らない。マーク金井氏が注目5モデルをインプレッション。

マーク金井

クラブアナリスト、クラブデザイナー。ゴルフスタジオ「アナライズ」を主宰。各種ゴルフメディアへの寄稿や出演、ブランド運営、SNSでの情報発信など多方面で活躍中。

タイトリスト／GT1 3Tour

万人受けするデザインの良さ。引きしまったシェイプは構えやすい形状で、打っても打球感、打球音が優れ、非常に良くできたモデル。人気なのも納得です。出球の高さ、シャフトとヘッドとのバランス、プロや上級者好みの優れた打球音が印象的です。

キャロウェイ／ ELYTE FAIRWAYWOOD TOUR Ver. W#3

シャローフェースで打球音が心地良く、フェースの弾き感が非常に優れていますね。ツアー仕様という触れ込みですが、意外なほど打ちやすいモデルです。今回試した5モデルの中では、打球音だけに限定すれば最も優れたモデルだと思います。

テーラーメイド／Qi35 TOUR FAIRWAYWOOD 3W

厚みのあるディープフェースが迫力あり、ミニドライバーの代用としてティショットで使いたいなら選択肢になる3Wです。ロングホールの2打目でそれなりにライが良い状況なら、芝から打って飛ばせる一本。効果の違いが体感できるウエイト調整はテーラーならでは。

ピン／G440 LST 3W

低スピンを謳う「LST」モデルですが、シャローフェースなのでロフト設定に比してボールが高く上がってくれる印象です。インドアでの試打だったためか、打球音が他のモデルに比べて個性的に感じたので、これは好みが分かれる部分かも。

コブラ／DS-ADAPT X Fairway 3W

ツアー仕様の中でも契約選手の多くが使う「X」を試打。標準シャフトのLINQとのマッチングが良い。シャローフェースで、ツアーモデルではないですが意外とフェースが小顔で操作性が良い。飛距離重視の3Wというより5Wのように球筋を変えてグリーンを狙える印象。