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モトベロ店長が教える、電動アシスト自転車とeバイクの違い

人気店「代官山モトベロ」の店長兼スーパーバイザーに聞く。いま改めて注目される「電動アシスト自転車」と「eバイク」って違うものなの? 何が違う? などをやさしく解説

電動アシスト自転車とeバイク

――代官山モトベロが語る「電動の今」

代官山の静かな街並みに溶け込むように佇む「代官山モトベロ」。
ここは、電動アシスト自転車専門店として2011年にオープンして以来、“電動アシスト自転車のある暮らし”を提案し続けてきたショップだ。
店頭には、街乗り用のコンパクトバイクからスポーツタイプのeバイクまで、多様な試乗車が並ぶ。
単に販売するだけでなく、「自転車によって生活を豊かにすること」を理念に掲げる同店の店長兼スーパーバイザーの大地祐太朗さんに、
いま改めて注目される「電動アシスト自転車」と「eバイク」の違いについて話を聞いた。

代官山モトベロ――電動で“ライフスタイル”をデザインする店

代官山モトベロが誕生したのは2011年12月。
オープン以来一貫して掲げてきたテーマは「電動自転車の価値を伝えるだけでなく、ライフスタイルを提案すること」だ。

暮らしを彩る電動アシスト自転車を提案する、大地祐太朗店長

大地店長はこう語る。

「電動アシスト自転車があることで、あなたの生活がもっと豊かになりますよ、という提案をしていきたい。そのために、できるだけ多くの人に“乗って体験してもらう”ことを大切にしています」

その言葉どおり、店内外には多彩な試乗車が並ぶ。
ママチャリタイプの電動アシスト自転車から、スポーツ志向のeバイク、さらにはフォールディングタイプのeミニベロまで、
訪れる人が自分のスタイルに合った一台を体感できる環境が整っている。

「電動アシスト自転車」と「eバイク」――実はどちらも“電動アシスト型自転車”

まず押さえておきたいのは、電動アシスト自転車とeバイクの間に、明確な区別は存在しないという点だ。もちろん法的にも。
どちらもペダルを漕ぐ力をモーターが補助する“電動アシスト型自転車”の一種に分類される。
そのため、呼び方の違いはあくまで用途やデザイン、乗り味、ユーザー層の違いによるものである。

店長はこう説明する。

「物理的には同じ仕組みなんですが、私たちは“生活をサポートする実用的なモデル”を『電動アシスト自転車』、
“趣味性やスポーツ性を重視したモデル”を『eバイク』と呼んでいます。」

つまり、“通勤・通学や買い物など日常使い”に寄り添うのが電動アシスト自転車、
“スポーツやフィットネス、趣味としての走り”を支えるのがeバイク。
同じ電動でも、その世界観は大きく異なる。

電動アシスト自転車――街を快適にする「生活のパートナー」

お馴染みの子乗せタイプ。電動アシスト自転車のベストセラー、パナソニック・ギュット

電動アシスト自転車は、都市生活に寄り添う最も身近な電動モビリティだ。
坂道や信号の多い都心部でも、モーターの補助で軽くペダルを踏むだけでスムーズに走り出す。
特に“ストップ&ゴー”が多い環境では、その恩恵を強く感じる。

モトベロ代官山の店長によると、代表的なモデルはパナソニックの「ギュット」シリーズ
チャイルドシート付きのママチャリタイプで、日々の買い物や子どもの送迎に使われる定番モデルだ。

「誰しもがイメージする“電動自転車”というと、やはりこういうタイプですね。汎用性が高く、街中での使い勝手がいいんで」

充電は家庭用コンセントで簡単に行え、バッテリーを外して持ち運びもできる。
“生活の中の足”として、安心感や利便性を求めるユーザーに広く支持されている。

eバイク――スポーツとテクノロジーの融合

日常ライドからスポーツライドまでこなせる、クロスバイクタイプのeバイク。ヤマハ・CROSSCORE RC

一方、eバイクはスポーツバイクの進化形だ。
見た目はロードバイクやクロスバイクのようにスリムで軽量。
アシストユニットもより高性能で、速度の維持や登坂を得意とする。

「eバイクはスポーティーな外観で、スピードの維持がしやすく、走行性が高い。
フィットネス感覚で走りたい人や、週末にサイクリングを楽しみたい人に向いています」

たとえば、店頭にあった軽量タイプのeバイクはわずか16kg。
一般的な電動アシスト車(約30kg)のおよそ半分の重量で、軽快な加速と走りの自由度を生み出す。
その軽さが“自分の脚で走っている感覚”を保ちながら、長距離でも疲れにくい走行を可能にしている。

ドライブユニットの違い――「センターモーター」と「ハブモーター」

eバイクや電動アシスト自転車の性能を決定づける重要な要素が「ドライブユニット」だ。
店長は、モーターの配置によって乗り味が変わると説明する。

センターモーター

ペダルの軸(クランク)部分に取り付けられたタイプ。
ペダリングの力を直接モーターに伝えるため、アシストの反応が速く、自然な漕ぎ心地が得られる。
ヤマハやシマノなど、多くの国内メーカーがeバイク用として採用している方式だ。

「踏んだ力がダイレクトに伝わるので、レスポンスが良い。坂道でも滑らかに登っていけます」

ハブモーター

前輪または後輪のハブ(車輪中心部)に組み込まれるタイプ。
ペダルを漕いだあとにモーターが駆動するため、反応はややゆっくりだが、アシストの“力強さ”を感じやすい。
台湾ブランドのベスビーなどがこの構造を採用している。

「アシストの強さを感じたい人には、ハブモーターも人気があります」

 

センターモーター(2軸タイプ)

パナソニックなど、子乗せ電動アシスト自転車や普及価格帯のクロスバイクタイプの電動アシスト自転車にも使われる。動力を伝えるための歯車がフロントチェーンリングに加えて装着させている2軸タイプ。電動アシスト自転車としては、日本でもっとも普及しているタイプで、長く使えるなどの信頼性は高い。

これらドライプユニットの方式は“どちらが上”というより、街乗りなのかロングライドなのか、など用途や好みによって選ぶポイントだ。

境界線が曖昧になる「趣味の電動」たち

近年では、“実用”と“趣味”の境界がますます曖昧になってきている。
たとえば、モトベロ代官山が扱うBRUNO e-haco

ハンドル部やキャリアにバスケットを装着できる、

これによりペットを乗せて走ることを想定したカスタムなどを施すことも可能

「生活に寄り添った積載力ある自転車なんですが、趣味性も高く、eバイクカテゴリーに入ります」

このように、かつて“ママチャリ型=生活用”、“スポーツ型=趣味用”と分かれていた市場に、
新しいコンセプトのモデルが次々と登場している。
“通勤も楽しみながらしたい”“ペットと一緒に走りたい”――そんな多様なライフスタイルを支えられるのも、eバイクの役割だ。

“違い”よりも、“広がる電動の世界”へ

取材の最後に、店長はこんな言葉を残した。

「eバイクと電動アシスト自転車の違いを知ることも大事ですが、
それ以上に、“電動のある暮らし”をどう楽しむかなんです。
通勤にも週末のサイクリングにも使え、生活がもっと豊かになるきっかけになります」

いまや電動アシスト技術は、生活の利便性を高めるだけでなく、
人々の行動範囲を広げ、新しい趣味や健康習慣を生み出している。
モトベロのような専門店が担うのは、単なる販売ではなく、
“電動を通じて暮らしをデザインすること”にほかならない。

まとめ:電動アシストとeバイクの違い

項目 電動アシスト自転車 eバイク
主な用途 通勤・通学・買い物など日常 サイクリング・フィットネス・趣味
外観・重量 実用的・30kg前後 スポーティー・16kg前後のものも
モーター構造 主にセンターモーター(2軸タイプ)、ハブモータタイプも センターまたはハブモーター
特徴 乗り心地の安定・汎用性が高い スピード維持が容易・軽快な走り
代表的モデル パナソニック「ギュット」シリーズなど ベスビー・ヤマハYPJシリーズなど

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電動アシスト自転車の次なる進化

「電動アシスト」と「eバイク」。
呼び方こそ違えど、その根底にあるのは「人の力を拡張し、移動を快適にするテクノロジー」だ。
坂道も向かい風も苦にならないその軽やかさが、
いま新しいモビリティ文化を育てつつある。

街乗りからアウトドアまで、
“自分らしい電動ライフ”を探すなら、代官山モトベロ訪れてみるのがオススメ。
試乗して初めてわかる“電動の気持ちよさ”が、きっとあなたの中に新しい風を吹かせてくれるだろう。

取材協力:代官山モトベロ
(東京都渋谷区猿楽町/https://www.motovelo.co.jp/

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