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一青妙さんが11代「自転車名人」に認定! 歯科医、作家、そして日台友好サイクリングに尽力

4月26日、東京ビッグサイトで開催されたサイクルモード東京の会場で、NPO法人自転車活用推進研究会が「自転車名人」の11代目を発表。2026年の受賞者には、作家・俳優・歯科医として活躍しながら、サイクリストとしても精力的に活動する一青妙さんが選ばれた。

忌野清志郎さんから続く、自転車文化を体現する「名人」

自転車活用推進研究会小林成基理事長とMCを務めたサイクルライフナビゲーターの絹代さん

自転車名人は2005年にスタートしたアワードで、自転車活用の模範となる著名人を2年に一度選出するもの。初代・忌野清志郎さんをはじめ、鶴見辰吾さん、片山右京さん、谷垣禎一さん、道端カレンさん、そして10代目の団長安田さんなど、自転車を愛し、その魅力を発信してきた人物たちが名を連ねている。

授賞式には、自転車活用推進研究会の小林成基理事長に加え、歴代の自転車名人も登壇。3代目の勝間和代さん、4代目の片山右京さん、9代目の小泉昭男さんが列席し、新たな名人の誕生を祝った。

一青妙さん(左)とプレゼンターの勝間和代さん(右)

授賞理由では、次のように評価された。

「自転車が国境を越え、新たな友情を育む架け橋となることを証明した点は鮮烈であり、また復興支援や全国での活動を通じて、その情熱を広く波及させている。さらに研究会活動を通じた実地調査と提言は、未来の自転車社会に大きな示唆を与えるものです」

その知性と行動力、そして実践に裏打ちされた発信力が自転車文化の発展に大きく寄与しているとして、満場一致での選出となった。

「いきなり900km」から始まった一青妙さんの自転車人生

いままでのサイクリング経験を語る一青妙さん。写真は2026年3月の「東日本大震災15年 台湾一周感謝の旅」の際に着用したジャージ

一青妙さんは、台湾人の父と日本人の母を持ち、幼少期を台湾で過ごしたバックグラウンドを持つ作家。家族や台湾文化をテーマにしたエッセイを多数執筆する一方で、自転車を通じた体験も発信してきた。

代表作『環島 ぐるっと台湾一周の旅』では、自転車で台湾一周を走破した経験をもとに、自転車が国境を越えて人と人をつなぐ存在であることを描写。その内容は単なる紀行にとどまらず、サイクルツーリズムの可能性を広く提示するものとなっている。

今回の受賞にあたり、一青さんは自身の自転車との出会いについて「自転車に乗り始めたのは2016年、台湾を一周する“環島”にロードバイクで挑戦したのがきっかけです」と語った。「いきなり900kmを走ったので、自転車はきっちり“乗り物”という感覚、なので趣味はロングライドです」とロングライドが好きな理由を紹介した。

そのスタイルは一貫して旅志向。台湾一周に続き四国一周にも挑戦し、両方を達成した者だけが手にできる記念ジャージも所有している

復興支援からルート研究まで、広がる活動領域

「がんばろう北陸!つながる富山と石川 復興応援ライド」ステッカーを持つ一青妙さん

2026年には「東日本大震災15年 台湾一周感謝の旅」として再び環島を走行。日本と台湾をつなぐサイクリング活動も積極的に展開している。

また、石川県観光大使、台南市親善大使、中能登町観光大使、仙北市台湾親善大使、四国一周サイクリングPR大使などを歴任。さらに、茨城県と台湾・大東北角観光圏の「サイクルロード友好交流アンバサダー」も務めるなど、その活動は国内外に広がっている。

近年では、能登半島地震からの復興を願い企画した「頑張ろう北陸!つながる富山と石川 復興応援ライド」も大きな注目を集めた。自転車を単なる趣味にとどめず、社会貢献へと結びつける姿勢も評価のポイントとなっている。

さらに「サイクルツーリズム研究会」のメンバーとして、全国各地のサイクリングルートを自ら走行調査。現場に基づいた知見から、地域活性や観光資源としての自転車活用について提言を続けている。

「がんばろう北陸!つながる富山と石川 復興応援ライド」 自転車が深める北陸の絆

「がんばろう北陸!つながる富山と石川 復興応援ライド」 自転車が深める北陸の絆

2024年05月07日

「自転車名人」とは

左から、小林成基理事長、歴代の自転車名人の小泉昭男さん、片山右京さん、一青妙さん、勝間和代さん、MCの絹代さん

自転車名人は、自転車活用推進研究会が“勝手に褒め称える”ユニークなアワード。賞金や副賞はなく、与えられるのは「模範的なサイクリストとしての矜持」のみとなる。選考は2年に一度、理事会による議論のもと行われ、自転車への深い愛情と独自の活動によって社会に影響を与えている人物が選ばれる。次回は2028年の予定だ。

自転車を「移動手段」から「文化」へと昇華させる存在として、新たな名人が誕生した。旅と交流を軸に走り続ける一青妙さんの活動は、これからのサイクルツーリズムのあり方を示す存在となりそうだ。

歴代自転車名人一覧

初代(2005年):忌野清志郎
2代(2007年):鶴見辰吾
3代(2009年):勝間和代
4代(2011年):片山右京
5代(2013年):谷垣禎一
6代(2015年):渡辺航
7代(2017年):石井正則
8代(2019年):道端カレン
9代(2022年):石井雅史、小泉昭男
10代(2024年):安田裕己(団長安田)
11代(2026年):一青妙

※敬称略

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

山口の記事一覧

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