
CANNONDALE SuperSix EVO LAB71が「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2026」のファイナリストに
Bicycle Club編集部
- 2026年04月01日
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「いま注目のロードバイクはなにか?」をフリーランスの自転車ジャーナリストたちが決めるスポーツ自転車の年間アワード「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー(BOTY)」。今年も、直近1年間に登場した最新モデルの中から、2026年を象徴する存在となるバイクを選び出す選考が行われ、その第一段階としてファイナリスト5台=5BESTが決定した。
自転車ジャーナリストが選ぶ国内唯一のスポーツ自転車アワード

BOTYは、特定メディアに属さないフリーランスの自転車ジャーナリストたちによって企画・運営される、国内唯一のスポーツ自転車アワードだ。今年で9回目となる「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2026」を決める。
性能比較にとどまらず、技術革新、時代性、市場への影響力といった多角的な視点から、その年を象徴する1台を選出する。選考対象は、前年以降に国内で発売されたロードバイクおよびグラベルバイク。選考委員による投票によって候補が絞られ、その中から最終的な「5BEST」が決定される仕組みとなっている。
2025年の受賞バイク▼
2026年を象徴する「5BEST」、1台目はCANNONDALE SuperSix EVO LAB71

選考委員の投票により選ばれたファイナリストバイクを本日から、1日1台ずつを公開していく。
その1台目がCANNONDALE SuperSix EVO LAB71だ。
現代レースバイクの完成形ともいえる1台。軽量性と空力性能、剛性バランスを高次元で融合し、ロードレースバイクの「基準」を更新した存在だ。
第5世代へと進化した新型SuperSix EVOの開発テーマは、「空力、軽さ、効率の完璧なバランス」。前作で確立された優れたエアロダイナミクスを継承・進化させつつ、システム全体での劇的な軽量化を実現している。最高峰グレードである「LAB71」に採用されたSeries 0カーボンフレームは、塗装済み状態でわずか728gという驚異的な数値を叩き出した。
さらに今作の大きなトピックは、究極の軽さを追求した「SL(Super Light)」仕様がラインアップに追加されたことだ。重量わずか265gの新開発ワンピースコックピット「SystemBar Road SL」をアッセンブルするなど、グラム単位の軽量化への執念が細部にまで宿っている。軽さか、空力か——かつてはトレードオフとされていた要素を高い次元で両立させたこのモデルは、現代ロードバイクの進化が到達したひとつの答えともいえる。
しかし、このバイクが真に評価されるべきは、風洞実験のデータやフレーム重量といった「数値スペック」だけではない。
空力性能の追求によりレーシングバイクの極端な先鋭化が進む近年のトレンドにあって、キャノンデールはあえて奇をてらわず、「扱いやすい万能レーシング」という基本コンセプトを貫いた。結果として、ペダルを踏み込んだ力をロスなく推進力に変える絶妙な剛性バランスと、同社のエンデュランスロード「シナプス」を彷彿とさせるような、クリーミーで上質なペダリングフィールを獲得しているのだ。
低負荷から高負荷まで、平坦から登坂まで不得意分野がなく、誰もがその恩恵を受けられる。その完成度の高さは、単なるハイエンドモデルという枠を超え、「これからのロードバイクの基準」を提示している。
CANNONDALE SuperSix EVO LAB71の詳細はこちら▼
明日以降も順次公開
明日、4月2日以降も、残る4台のファイナリストバイクを順次紹介していく。
それぞれ異なる思想と価値を持つ5台の中から、
2026年を象徴する1台はどれになるのか。
その答えは、まもなく明らかになる
BOTYファイナリストは2025年2月〜2026年2月末に発表されたバイクから選出
BOTYのファイナリスト(5BEST)は、明確なプロセスに基づいて選出される。まず選考対象となるのは、2025年2月〜2026年2月末までの約1年間(実質13ヶ月)に国内で登場したスポーツ自転車。
対象カテゴリーはロードバイクおよびグラベルロードに限定され、E-Bikeやクロスバイク、シクロクロスなどは対象外となる。その中から、選考委員が「今年のシーンを象徴する」と考えるモデルをリストアップする。
「5BEST」選考プロセス
- 選考委員7名がそれぞれ最大10モデルを推薦
- 推薦数の多かったモデルを集計
- 上位5台を「5BEST」として決定
この段階で選ばれる5台は、単なる話題性ではなく、技術・設計思想・市場での存在感を含めた総合評価によって浮かび上がることになる。
最終的な大賞の決定方法
5BESTに選出されたモデルは、さらに最終選考へと進む。選考委員による試乗および議論を経て行われる最終選考会において、改めて投票が行われ、最も票を集めた1台がBOTY大賞として選出される。
BOTY2026 選考委員

BOTY2026の選考を担うのは、以下の7名の自転車ジャーナリスト。それぞれが豊富な試乗経験と専門的視点を持ち、独立した立場から評価を行う。
- 吉本司
- 安井行生
- 橋本謙司
- 相原晴一朗
- 浅野真則
- 山口博久
- 難波賢二
歴代「大賞」受賞モデル
BOTYで選ばれてきた歴代の受賞モデルはいずれも、その時代のトレンドや技術革新を象徴する存在だ。
- 2018年:GIANT PROPEL ADVANCED SL O DISC
- 2019年:SPECIALIZED S-Works VENGE
- 2020年:CANNONDALE SuperSix EVO Hi-MOD DISC
- 2021年:SPECIALIZED S-Works AETHOS
- 2022年:BRIDGESTONE ANCHOR RP9
- 2023年:TREK MADONE SLR(Gen7)
- 2024年:CANYON GRAIL CFR
- 2025年:WINSPECE SLC3、BRIDGESTONE ANCHOR RE8
エアロロード、軽量ロード、そしてグラベルロードが選ばれるなど、受賞モデルの変遷からもロードバイクの進化の流れが見て取れる。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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