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神奈川県警が自転車の一方通行を「原則解除」へ方針転換。「青切符」導入と、求められるインフラ整備

神奈川県警察は、県内の自転車に対する一方通行規制について、原則として「自転車を除く」とする方針を発表した。令和8年度(2026年度)から順次標識の変更が進められる。いよいよ4月1日から自転車への「青切符」制度が導入される中、実態に合わない交通規制を見直す動きとして注目される。現在、本方針についての意見募集が4月5日まで行われている。

一方通行の逆走、車両である自転車はルール違反

「車両進入禁止」の標識。一方通行の道路の出口付近に設置されている

今年、自転車利用者にとって最大の関心事とも言えるのが、4月1日から導入される自転車への「交通反則通告制度(いわゆる青切符)」だ。これにより、重大な違反だけでなく、日常的な交通違反に対しても刑事罰ではなく、簡略化された反則金(行政罰)が科されることになる。

一部誤解があるようなので補足するが、反則金(いわゆる青切符)が科せられるのは、あくまでも悪質・危険な違反が対象であり、実際に警察がすべての違反についてただちに取り締まりの対象はすべてというわけではない。ただ、ルールは守るべきものであり、より自転車のルールに対して関心が集まっているのは間違いない。

警察庁による青切符の具体的な対処についてはこちら▼
自転車「青切符」導入目前! 警察庁・国交省・有識者が弁護士会主催の辛口シンポジウム開催

自転車「青切符」導入目前! 警察庁・国交省・有識者が弁護士会主催の辛口シンポジウム開催

2026年02月27日

自転車は道路交通法上「軽車両」であるため、一方通行の標識に「自転車を除く(あるいは軽車両を除く)」の補助標識がない限り、自動車と同様に逆走してはならない。もし補助標識のない一方通行路を逆走した場合、「通行禁止違反」として違反の対象となる。

ルールを実態に合わせる。神奈川県警「自転車に対する一方通行規制解除」

冒頭写真と同じく川崎市高津区高津区役所前(下作延2-1-1 ~ 下作延2-2-17)の場合。自転車に対する一方通行規制解除一覧にある道路だが、多くの自転車が一方通行を逆走していく

しかし、現実の交通環境において、裏道や生活道路における一方通行規制は自転車の動線と合致しないことも多い。ルールの厳格化(青切符の導入)を行うのであれば、まずはルールそのものを実態に即したものへ整備しなければならない。こうした状況を踏まえ、神奈川県警察は自転車の利便性を活かすべく、これまでの「一方通行」の規制方針を大きく転換した。

極端に狭い道路や、重大事故の発生リスクが極めて高い場所など「特別な理由」がある場合を除き、原則として規制対象の車両から自転車を除外する。令和8年度(2026年度)から、自転車の利用実態が多い駅や商店街周辺などを優先し、既存の一方通行標識に「自転車を除く」の補助標識を順次追加していく方針だ。

規制解除と「インフラ整備」は両輪であるべき。東京都の事例から見える課題

補助標識に「自転車を除く」と記載のある「車両進入禁止」の標識

青切符導入を見据えたこの規制解除(利便性向上)は自転車利用者として歓迎すべきニュースだが、見過ごしてはならない重要な課題がある。「安全なインフラ整備」との両立だ。

隣接する東京都などでは、すでに生活道路の多くで「自転車を除く」の補助標識が設置され、自転車の双方向通行が一般化している。しかし、交差点や見通しの悪いブラインドコーナーにおいて、「自転車止まれ」の路面標示(法定外表示)こそあるものの、カーブミラー(道路反射鏡)の設置が不十分であったり、路面表示自体が擦り切れて見えなくなっている箇所も決して少なくない。

冒頭写真と同じく川崎市高津区高津区役所前(下作延2-1-1 ~ 下作延2-2-17)の場合。一方通行規制の出口付近。青地に白矢印の標識は「一方通行」を示している

単に標識を変更して一方通行規制を解除するだけでは、自動車と自転車、あるいは自転車同士の出会い頭の事故を誘発するリスクを孕んでいる。合法的に対面通行ができるようになるからこそ、死角を補うカーブミラーの増設や、「自転車止まれ」の路面標示(法定外表示)の追加など物理的な道路の走行空間整備が同時に進められなければ、真の自転車通行環境の向上とは言えないだろう。

安全を考えると、規制解除となった場合、一方通行出口に付近に自転車向けの停止線や路面標示が求められる(写真はイメージ)

各警察署の解除対象リストを公開中。あなたの声を届けよう

現在、神奈川県警察の公式ウェブサイトでは、県内の各警察署ごとに「自転車に対する一方通行規制を解除する対象区間」の一覧がPDFファイルで公開されている。また、この方針についてのパブリックコメント(意見募集)を2026年4月5日まで受け付けている。

今回の意見募集は、青切符の導入を目前に控えた今、単に「規制解除への賛成・反対」を伝えるだけにとどまらない。「この区間を解除するなら、同時にあの交差点にカーブミラーを設置してほしい」「〇〇の路面標示を明確にしてほしい」といった、現場を知るサイクリストならではの具体的かつ建設的な声を届ける絶好の機会だ。

神奈川県内でスポーツバイクを楽しむ方や、日常的に自転車を利用する方は、ぜひ対象区間を確認のうえ、ご自身の意見を提出してみてはいかがだろうか。

詳しくはこちら

神奈川県警「自転車に対する一方通行規制解除」意見募集 概要

■募集期間
令和8年(2026年)3月6日 〜 4月5日

■対象区間の確認
神奈川県警察ウェブサイトの「自転車に対する一方通行規制解除」ページにて、各警察署別の「規制一覧」PDFが閲覧可能。

■意見の提出方法
下記メールアドレス宛に送信
宛先:oneway2026@police.pref.kanagawa.jp

<メール記載内容>

  • タイトル: 自転車に対する一方通行規制解除について
  • 氏名、住所、性別、年齢、職業: いずれも無記載でも可
  • 意見: 「本件、自転車に対する一方通行規制解除に対するもの。」と明記のうえ、自身の意見(賛否だけでなく、インフラ整備に関する要望なども含む)を記載。

※本件に対する個別の回答は行われない。
※詳細・最新情報は神奈川県警察の公式ウェブサイト(交通安全 > 交通に関する意見・要望)をご確認ください。

 

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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