
自転車の未来を考える 「おきなわ発サイクルツーリズム」シンポジウムが11月8日開催
Bicycle Club編集部
- 2025年11月04日
 
沖縄県におけるサイクルツーリズムの推進を目的としたシンポジウム「おきなわ発サイクルツーリズム 〜地域とともに創る、エコで健康な未来〜」が、2025年11月8日(土)に名護市の「21世紀の森屋内運動場」にて開催される。アジア最大級の市民ロードレース「ツール・ド・おきなわ」との連携・同時開催により、自転車関係者や観光関係者が一堂に会し、沖縄のサイクルツーリズムが持つ可能性と未来について議論を交わす。
沖縄のサイクルツーリズムが抱える課題と可能性

沖縄県は、自転車の普及率が全国平均を下回る一方で、その美しい自然環境や温暖な気候は、サイクルツーリズムのデスティネーションとして大きなポテンシャルを秘めている。環境に優しく、健康にもつながる持続可能な観光スタイルとして、自転車は地域の魅力を深く体感できる移動手段として大きな期待が寄せられている。
今回のシンポジウムは、県民、自治体、観光事業者、そして経済界が連携し、沖縄の自転車を取り巻く未来を考える場を創出することを目的としている。ナショナルサイクルルート指定を目指す意義や、豊富な地域資源の活用、サイクリストの受け入れ環境整備、そして利用者増加に向けた具体的な取り組みについて、多角的な視点から意見が交わされる。
国交省の土田氏が基調講演、沖縄のキーパーソンが登壇するパネルディスカッションも

当日は、まず国土交通省で自転車活用推進を担う、土田宏道氏(道路局参事官兼自転車活用推進本部事務局長次長)による基調講演「サイクルツーリズムによる地域活性化や地方創生の可能性について」が行われる。
続くパネルディスカッションでは、「おきなわ発 サイクルツーリズムで実現しようとしていること」をテーマに、各分野のキーパーソンが登壇。コーディネーターは、名護市の自転車活用推進計画にも関わる名桜大学の新垣裕治教授が務める。
パネリストには、沖縄県の諸見里真 文化観光スポーツ部長、一般社団法人日本サイクリングガイド協会(JCGA)の渋井亮太郎代表、そしてツール・ド・おきなわの元実行委員長であり、沖縄サイクリング協会の森兵次会長、日本トランスオーシャン航空(JTA)の波照間弘光 地域業務部門長といった、行政、サイクリングの専門家、そして地域経済を担う企業のトップが集結。それぞれの立場から、沖縄におけるサイクルツーリズムの現状と未来、そして課題について、熱い議論が交わされることが期待される。
現地参加は50名限定、オンライン配信も実施

シンポジウムは、現地会場での参加(定員50名、先着順)と、オンラインでの視聴が可能。参加費は無料で、11月7日(金)まで申し込みを受け付けている。
ツール・ド・おきなわの熱気と共に、沖縄のサイクルツーリズムの未来を考えるこの貴重な機会。レースに参加するサイクリストはもちろん、観光や地域づくりに関心のある人々にとっても、多くの示唆に富んだ時間となるだろう。
おきなわ発サイクルツーリズム シンポジウム 開催概要
- 日時:2025年11月8日(土)15:30〜17:15
 - 会場:21世紀の森屋内運動場(沖縄県名護市)
 - 参加費:無料
 - 定員:現地会場 50名 / オンライン 制限なし
 - 申込期限:2025年11月7日(金)
 - 主催:沖縄県
 - 主管:おきなわサイクルツーリズム推進協議会
 
問:オリエンタルコンサルタンツ https://www.oriconsul.com/
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