
大阪・関西万博 イタリア館にジロ・デ・イタリア、元世界チャンピオンがやってきた!

Bicycle Club編集部
- 2025年09月09日
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大阪・関西万博のイタリア館では、9月7日から14日までの日程で「イタリアンウイーク」を開催する。その一環として9月7日には自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」に関連するイベントが執り行われた。
初日にはオープニングセレモニーが開催

9月7日には開幕を告げるオープニングセレモニーが行われ、自転車ロードレース元世界チャンピオンのマウリツィオ・フォンドリエスト氏、ジロ・デ・イタリア主催者であるRCSスポーツCEOのパオロ・ベリーノ氏、日本自転車競技連盟(JCF)会長の橋本聖子氏ら、イタリア・日本の自転車関係者が顔をそろえた。
会場にはジロ・デ・イタリアの優勝トロフィーや個人総合勝者のジャージ「マリアローザ」、さらにイタリアンブランドのロードバイクが展示され、ジロが万博会場にやってきたような華やかな演出でイタリアの自転車文化をPRしている。
マリアローザと優勝トロフィー、イタリアンバイクを展示

イタリアンウイークは9月12日の「イタリアナショナルデー」を盛り上げるために開催され、14日までさまざまな催しが行われる。ジロ・デ・イタリア関連イベントもその一環で、優勝トロフィーやマリアローザに加え、デローザ、ピナレロ、ウィリエール・トリエスティナ、ビアンキ、コルナゴといったイタリアンブランドのロードバイクも展示される。優勝トロフィーを間近で見られる貴重な機会だ。
また、イタリアと日本の自転車文化ということで「ジロ・デ・イタリア×競輪」の展示も行われ、JKAの補助事業で作られたV-IZUブランドのTCM-2や中野浩一氏がイタリアで開催された世界選手権で勝利した際のナガサワのトラックバイクなども展示されている。

テープカットには日本、イタリアの自転車界の著名人が登場

イタリア館代表のマリオ・ヴァッターニ氏はオープニングセレモニーのあいさつで「このリボンはイタリアと日本の架け橋の象徴」と述べた。その後、テープカットも行われ、壇上にはフォンドリエスト氏、ジロ・デ・イタリアで通算3勝を挙げたダヴィデ・カッサーニ氏、RCSスポーツCEOのパオロ・ベリーノ氏、イタリア企業・メイドインイタリー省副大臣のヴァレンティノ・ヴァレンティーニ氏、ピナレロ社のファウスト・ピナレロ氏らが並んだ。
日本からもJCF会長の橋本聖子氏、副会長の中野浩一氏、JKA会長の木戸寛氏、2024年ケイリン世界チャンピオンの山﨑賢人氏が登壇し、会場を盛り上げた。
さらに、徳島の阿波踊り連による阿波踊りも披露され、華やかな雰囲気に包まれた。

イタリアと日本の自転車文化について語るフォーラムも開催

ジロ・デ・イタリア関連イベントの一環として、「Cycling as a Catalyst for Change」と題したフォーラムも開催された。「イタリアの自転車産業における革新性」や「イノベーション、観光、自転車モビリティの未来」など5つのテーマで、日本とイタリアの自転車界のレジェンドライダー、有識者らがそれぞれの立場から意見を発表した。
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- CREDIT :
- 編集:バイシクルクラブ編集部 写真と文:浅野真則
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