
キナンレーシングチームがトルコでワン・ツー快挙! レイン・タラマエが移籍後初勝利、宇賀隆貴が2位

せいちゃん
- 2025年08月25日
UCIコンチネンタルチーム「KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」は、2025年シーズン後半戦の初戦として、8月24日にトルコで開催されたワンデーレース「グランプリ・オルドゥ(UCIヨーロッパツアー1.2)」に出場。元ワールドツアー選手であるレイン・タラマエ(エストニア)と宇賀隆貴が圧巻のワン・ツーフィニッシュを飾り、シーズン後半戦最高のスタートを切った。
序盤からの逃げ切り、完璧なチームプレーで勝利
黒海沿岸の都市オルドゥをスタートし、標高約1200mのメスディエを目指す、距離92.9kmのヒルクライムレース。キナンレーシングチームは、序盤からマレーシアの強豪トレンガヌサイクリングチームと激しい主導権争いを繰り広げた。
レースが動いたのは10km過ぎの急勾配区間。タラマエが単独でアタックすると、マティアス・ブレンホイ(とレンガヌサイクリングチーム、デンマーク)が追走。すかさず宇賀がこの動きをチェックし、数kmかけて先頭のタラマエに合流。3名の逃げ集団が形成された時点で、キナンは2名を送り込む数的有利な状況を作り出した。
その後、主にタラマエが強力な牽引を見せ、後続とのタイム差は最大6分以上にまで拡大。勝負は先頭の3名に絞られた。フィニッシュまで残り3km、ブレンホイが仕掛けたアタックを宇賀が抑え込むと、その絶好のタイミングでタラマエがカウンターアタック。ライバルを振り切り、独走態勢に持ち込んだ。
タラマエはそのまま独走でフィニッシュ。昨年までロードレースの最高峰であるUCIワールドツアーで活躍し、今季大きな注目と共にキナンに加入したスター選手が、待望の移籍後初勝利を飾った。これはチームにとっても、UCIヨーロッパツアーでの初勝利となる記念すべきものとなった。
さらに、後方では宇賀がブレンホイとのスプリントを制して2位を確保。見事なワン・ツーフィニッシュで、チームの強さを見せつけた。後続集団でレースを展開した山本元喜も5位でフィニッシュし、チームは一日で大量のUCIポイントを獲得した。
夏場の鍛錬が結実、次戦へ弾み
勝利したタラマエは、「シーズン前半の日本でのレースでは結果が残せず悔しかったので、今日の勝利は格別にうれしい。夏場のハードなトレーニングが実を結んだ」と喜びを語った。2位に入った宇賀も、「キナンのメンバーとしてリザルトを残せたことに尽きる。すごくホッとしている」と、チームの勝利に貢献できた安堵感を口にした。
キナンはこの日出走した7選手全員が完走し、チームとして好調なコンディションを確認。最高の形で弾みをつけたキナンレーシングチームは、トルコでの転戦を続け、次戦は8月27日から開催されるステージレース「ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション」に挑む。
グランプリ・オルドゥ リザルト
1位 レイン・タラマエ(キナンレーシングチーム) 2時間11分10秒
2位 宇賀隆貴(キナンレーシングチーム) +44秒
3位 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム、デンマーク) +47秒
4位 マッテウデニス・ピチウ(メントライズチームCCN、ルーマニア) +6分11秒
5位 山本元喜(キナンレーシングチーム) +6分40秒
6位 エミル・ウズン(イスタンブールビュユクシェヒルベレディイェスポル、トルコ) +6分56秒
7位 ムハンマドヌルアイマン・ロスリ(トレンガヌサイクリングチーム、マレーシア)
8位 カタリン・ブタ(メントライズチームCCN、ルーマニア)
9位 フェルハト・エミシ(スポルトトサイクリングチーム) +7分1秒
10位 ステファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム、南アフリカ) +7分22秒
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PROFILE

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている