“ムッシュ・リムザン”が帰ってくる!新城幸也、11年ぶりに出世レース「ツール・ド・リムザン」出場へ

Bicycle Club編集部
- 2025年08月19日
日本のロードレース界を牽引する大ベテランのプロサイクリスト、新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が、自身のキャリアを切り開いた思い出のレースに11年ぶりに帰ってくる。8月19日(火)から22日(金)までフランス中南部で開催される4日間のステージレース「第58回 ツール・ドゥ・リムザン」への出場が決定した。
プロへの道を切り開いた、思い入れの強い「出世レース」

新城にとって、「ツール・ドゥ・リムザン」は単なるレースではない。彼のプロとしてのキャリアの原点とも言える、非常に重要な大会だ。
その歴史は2006年、当時21歳でエキップアサダに所属していた新城が初出場し、いきなり総合3位と新人賞を獲得。この活躍で一躍ヨーロッパの注目を集めた。2008年には第2ステージで優勝を飾り、2度目の総合3位を記録。この実績が認められ、翌2009年にはフランスのトップカテゴリーチーム(当時)Bbox・ブイグテレコムへの加入を果たし、日本人としてツール・ド・フランスに出場する道筋をつけた。
その後も相性の良さを見せ、2012年には悲願の総合優勝を達成。2013年には惜しくも総合2位となるなど、輝かしい成績を残してきた。大会関係者からは敬意を込めて「ムッシュ・リムザン(Mr.リムザン)」と呼ばれるほど、新城はこのレースを象徴する存在となっていた。
11年ぶりの参戦に「まさか!」、初出場の気持ちで

2014年以来、実に11年ぶりとなる思い出のレースへの出場について、新城は驚きと喜びを語った。
「まさか、11年ぶりにリムザンに出場できるとは!という気持ちです。2006年に初出場してから、19年間こうしてヨーロッパで走り続けていられることに、本当に感謝です」と、長きにわたるキャリアを支えてくれた人々への感謝を口にした。
一方で、「レース内容はもちろん、チームのレベルなど、何もかもが変わっていて、慣れ親しんだ昔のリムザン、ではないと思うので、初出場の気持ちです」と、環境の変化を冷静に見つめ、挑戦者としての姿勢を崩さない。そして、「フランスのレースを走るのが久しぶりなので、楽しみです!」と、ベテランらしい落ち着きの中に高揚感を覗かせた。
新城は7月に日本で開催された「THE ROAD RACE TOKYO TAMA」に出場後、アンドラの自宅で調整。ヨーロッパのプロクリテリウムに2戦出場しており、今大会は約1ヶ月ぶりの公式レースとなる。
かつて世界の扉をこじ開けた思い出の地で、円熟味を増した“ムッシュ・リムザン”がどのような走りを見せるのか、多くのファンの注目が集まる。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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