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ポガチャルがミュール・ド・ブルターニュを一番登頂 マイヨ・ジョーヌを再び手に|ツール・ド・フランス

ツール・ド・フランス2025の第7ステージが現地7月11日に行われ、名物の上り「ミュール・ド・ブルターニュ」を2回上るコースをタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)が制覇。今大会2勝目を挙げると同時に、2日ぶりにマイヨ・ジョーヌに袖を通した。

フランス北西部・ブルターニュへ

フランス北部を進行するツールは、この日からブルターニュへ。イギリス海峡に面した観光地サン=マロを出発し、選手たちはツールでおなじみの丘陵地ミュール・ド・ブルターニュを目指す。

長く平坦区間を走ったのち、最後の約25kmに戦いが集約される。4級山岳を越えると、すぐにミュール・ド・ブルターニュへ。登坂距離は2kmで、平均勾配6.9%。10%超の急坂が800m続き、最大勾配は15%にのぼる。一度上ってフィニッシュラインを通過したら、下りを経て再登坂。2回目の頂上到達でフィニッシュにいたる。

前日のステージを終えて、マイヨ・ジョーヌはマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)が着用。総合タイム差1秒でポガチャルが続く状勢でレーススタートを迎えた。

© A.S.O / Charly Lopez

今季限りで引退のトーマスが逃げる

前日と同様に、レース序盤は激しい出入り。ワウト・ファンアールト(チーム ヴィスマ・リースアバイク、ベルギー)らのファーストアタックをきっかけに、アタックが散発。なかなか逃げの動きが容認されず、50kmを過ぎたタイミングではマイヨ・ジョーヌのマチューがみずから仕掛ける場面も。最初の1時間は53.7kmのハイスピードだった。

© A.S.O / Charly Lopez

スタートから55kmを超えたところでゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)ら5人が抜け出し、徐々に集団との差を拡大。メイン集団はUAEチームエミレーツ・XRGがコントロールを始めて、トーマスらの先行を容認。1分45秒前後のタイム差でレースを構築していく。

139.2km地点に設けられた中間スプリントポイントは先頭5人が先に到達し、イバン・ガルシア(モビスター チーム、スペイン)が1位通過。少しおいてメイン集団もやってきて、ポイント賞のマイヨ・ヴェールを着るジョナタン・ミラン(リドル・トレック、イタリア)が先着。全体6位通過とした。

その後も先頭グループとメイン集団との形勢は変化がなく、1分30秒ほどの差でレース終盤へと移っていった。

© A.S.O / Charly Lopez

ポガチャルがスプリントで他を寄せ付けず

勝負が動き出したのは残り20kmから。メイン集団ではチーム ヴィスマ・リースアバイクが猛然とスピードアップ。上りを利用して集団の絞り込みを図る。

タイミングを同じくして、先頭ではエウェン・コステュー(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)が単独走に。ブルターニュを地元とするライダーが懸命に逃げながら1回目のミュール・ド・ブルターニュを通過した。

© A.S.O / Charly Lopez

この頃には集団も数十秒差まで迫っており、UAEとヴィスマが主導権を争うと自然とハイペースに。フィニッシュ前12kmでコステューを捕らえて、集団に残った約40人で最後のミュール・ド・ブルターニュ登坂へ急ぐ。なお、長く逃げたコステューはステージ敢闘賞を獲得している。

残り6kmでは、下りで勢いが増す中で数人が落車。ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ・XRG、ポルトガル)やサンティアゴ・ブイトラゴ(バーレーン・ヴィクトリアス、コロンビア)、ギヨーム・マルタン(グルパマ・エフデジ、フランス)といった総合力のある選手が巻き込まれてしまった。

それでも集団はこの状況を待たず、上りの入口に向かってスピードを上げる。残り2kmでティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツ・XRG、ベルギー)がポガチャルを引き上げながら先頭まで上がると、いよいよステージ優勝をかけた争いへ。

ウェレンスが牽き終えた残り1.7kmでポガチャルが前に出ると、ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)とレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)が追随。昨年の総合トップ3がそろったが、ここは牽制気味。後続ライダーが追いついて、最終1kmのフラムルージュを通過するときには最前線は9人の精鋭となった。

ジョナタン・ナルバエス(UAEチームエミレーツ・XRG、エクアドル)を牽引役に最終局面へ。そして残り300m、ポガチャルが一気に踏み込むと食らいつけたのはヴィンゲゴーだけ。ポガチャルは前を譲らず、今大会2勝目となるステージ優勝を決めた。

© A.S.O / Charly Lopez

ポガチャルに再びマイヨ・ジョーヌ

マイヨ・ジョーヌで出走したマチューが遅れたことで、ポガチャルは再びレースリーダーに。第5ステージで首位に立った際は、戦術的にジャージを手放す意思を示していたが、今度はどうか。現状での総合タイム差は、2位レムコと54秒、3位ケヴィン・ヴォークラン(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)と1分11秒、ヴィンゲゴーとは1分17秒差としている。

© A.S.O / Charly Lopez

翌12日に行われる第8ステージは、171.4kmの平坦ルート。高低の変化が大きくないことから、セオリー通りスプリンター向けの1日になりそうだ。

ツール・ド・フランス2025 第7ステージ 結果

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)4:05:39
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)ST
3 オスカー・オンリー(チーム ピクニック・ポストNL、イギリス)+0’02”
4 フェリックス・ガル(デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム、オーストリア)ST
5 マッテオ・ジョーゲンソン(チーム ヴィスマ・リースアバイク、アメリカ)
6 レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)
7 ケヴィン・ヴォークラン(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)
8 ジョナタン・ナルバエス(UAEチームエミレーツ・XRG、エクアドル)+0’07”
9 アクセル・ローランス(イネオス・グレナディアーズ、フランス)+0’15”
10 トビアス・ヨハンネセン(ウノエックス・モビリティ、ノルウェー)+0’21”

個人総合成績

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)25:58:04
2 レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)+0’54”
3 ケヴィン・ヴォークラン(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)+1’11”
4 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)+1’17”
5 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)+1’29”
6 マッテオ・ジョーゲンソン(チーム ヴィスマ・リースアバイク、アメリカ)+1’34”
7 オスカー・オンリー(チーム ピクニック・ポストNL、イギリス)+2’49”
8 フロリアン・リポヴィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+3’02”
9 プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、スロベニア)+3’06”
10 マティアス・スケルモース(リドル・トレック、デンマーク)+3’43”

ポイント賞

タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)

山岳賞

ティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツ・XRG、ベルギー)

ヤングライダー賞

レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)

チーム総合成績

チーム ヴィスマ・リースアバイク

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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