
東海再発見ポタリング ~FORCE Bikeと巡る名古屋・有松|ペダルを踏みながら歴史と風景を感じる自転車旅

Bicycle Club編集部
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江戸時代の面影を色濃く残す有松は、国の重要伝統的建造物群保存地区。 伝統工芸「有松絞り」の街として知られ、400年もの間歴史が守り続けられてきた。旧東海道の一部でもあり、浮世絵にも登場する風景は味わい深く、名古屋に訪れた際は一度は訪れたい地域だ。
FORCEクロスバイクと有松の街へでかけよう
名古屋駅から名鉄名古屋本線で20分ほどの名古屋市緑区に位置する有松町。有松駅の南側に東海道が通じ、古い街並みが続く。
今回旅をするかおりさんは名古屋を流れる天白川を伝いながら市内から有松へ自転車で訪れた。
事前に予約していた有松絞り染め体験にはまだ少し時間が早いので、街を散策しながら歴史ある街を感じることにした。
駅構内や観光案内所で配布される有松街歩きガイドをぜひ手に取っていただきたい。ガイドはWebでも入手することができ、日本遺産や名所を見逃すことなく発見することができる為、手に取って散策することをお勧めする。
「有松」は東海道の宿場、池鯉鮒宿(現在の知立市)と鳴海宿(緑区鳴海町)の間で開かれた地域。地域を象徴する有松絞りは九州の絞り染めをヒントに染めた木綿を販売したことが起こりとされているそうで、今なお多くの人を魅了する。
江戸時代から大切にされてきた地であり、当時を支えてきた絞りの名家が立ち並ぶ。江戸から続く家屋の特徴や明治以降の名残りも見ることができるため、つい足をとめて見入ってしまう。
古民家カフェでひと休み
カフェ・MARUKIさんで休憩をすることに。店では、緑茶、抹茶などの日本茶や、店主がセレクトした体に優しいお菓子などを取り扱っている。
元々は絞り屋を営んでいた家屋だそうで、跡地として店や施設が並ぶ。ご縁もあってその一角にお店を構えることができたという。
抹茶ラテを注文すると、店主のMakiさんはその場で抹茶を立ててくれた。抹茶の濃厚な旨味がミルクの甘みと合わさって非常に美味しい。
カフェ・MARUKI
住所:名古屋市緑区有松3001番地2
定休日:水曜日・第2.4火曜日
営業時間:9:30〜18:00
URL:https://www.instagram.com/maruki_arimatsu/
神秘的な有松天満社を訪れる
店を後にすると、今度は菅原道真公を祀ったという有松天満社へ。
頂上までの階段はのぼり旗が立ち並び、しかも全てが有松絞りで染められており神秘的。
春や秋には有松祭りなど神社を起点に山車行事が行われているそうで、こちらにもまた訪れたい。
くくり技法で体験する有松絞り染め体験
参拝を済ませるとそろそろ有松染め体験の時刻が迫る。
今回体験をさせてもらえる「Aya Irodori」へ。到着すると店主のAyaさんが迎えてくれた。
早速染める生地を選んで段取りの説明を受ける。
絞り染めは、絞り生地を絞って染める染色技法で、その数は100以上あるのだという。今回体験させてもらうのは「くくり」という技法で、染色をおこなった。
手拭いを括る強さで色の出方が変わる為、理想とする風合いに近づけるように絞る強さを変えながら紐を絞めていく。ひとしきり絞り終えたら、染料液に浸して染色。染色が終わればいよいよ完成となる。
緊張しながら紐を解いて出来具合を確認していく。
「綺麗に染まっています」とAyaさん。かおりさんも出来具合に笑みが溢れる。
最後にアイロンをかけて完成。できた手拭いはすぐに使うことができるそう。
ストールなどを製作してサイクリングの良き相棒を探してみるのはいかがだろうか。
アトリエ ショップ・Aya Irodori
住所:愛知県名古屋市緑区有松807-1
定休日:水曜日・木曜日
営業時間:10:00〜16:00
URL:http://www.ayaosuka.com/
昔ながらの喫茶店でランチタイム
メインの目的を達成した後はお腹が空いたのでランチへ。
東海道を伝いながら向かったのは軽食喫茶・みほろ。
昔ながらの鉄板スパゲティとメロンクリームソーダをいただく。
喫茶・みほろ
住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町母呂後177
定休日:木曜日・日曜日
営業時間:7:00〜17:00
TEL:052-624-0715
大高緑地で自然を感じながらサイクリング
天気も良く、快晴の中自転車を走らせることは心地が良い。
せっかくの陽気なので大高緑地へ立ち寄り、少し遠回りをして帰ることに。
季節は初夏。緑豊かな緑地で自然の豊かさと風を感じながら、見晴らしが良い若草山の展望台を目指す。
道のりは険しくはないものの、途中で休憩を挟みつつ、マイペースに登っていく。やがて頂上にたどり着くと、眼下には名古屋の街並みが広がっていた。
普段何気なく生活するエリアもよくよく調べてみれば長い歴史の上に成り立っていたりしている。そういった土地や地域のことを知っていけば自分の生活圏がもっと好きになったりするだろう。自転車を使いながらそういった発見を重ねることは非常に楽しい。今回の小さな旅でも、史跡や知られざる風景に出会い、その土地の空気や時間の積み重ねを肌で感じることができた。ペダルを踏みながら過去と現在が交差する瞬間に立ち会えるのは、自転車旅ならではの醍醐味だ。
今回使用した車体&アイテム紹介
Moravia 100D クロスバイク ディスクブレーキ
フレーム:ALLOY
カラー:Matte Black、Force Blue、Grey、White
コンポーネント:SHIMANO ALTUS Mix 3×8段
ブレーキ:TEKTRO MD-M280 ディスクブレーキ
タイヤサイズ:700×32c
その他付属品:アルミペダル、前後リフレクター、車輪用リフレクター、ベル
FORCE スマホホルダー ハンドル取付
価格:1980円
ハンドル取り付けタイプの、シンプルなラバータイプのスマホホルダー。4〜6インチ画面に対応。
携帯フレームポンプ ホース付
サイズ:275X30X40mm 202グラム
バルブを痛めにくいホースがついていることや、足固定ができる台座がついており、素早く空気が入る携帯ミニポンプ。付属の専用クランプでフレームに固定して持ち運びが可能。
素剤:アルミ製(一部樹脂部材使用)
空気圧:140PSI(ゲージ付き)
COMPSOS
サイズ:M、L
カラー:グレー、ブラック
伸縮性の高い生地で手にピッタリフィットするサイクルグローブ
その他の商品はFORCE公式サイトをチェックしよう。
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 写真と文:小玉 遼
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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