
小さくて鋭い山の相棒「定番の小さなナイフ」|低山小道具研究家・森勝さんのとことん小道具研究
森勝
- 2026年08月07日
ライターやライト、小型ナイフ、ホイッスル、あるとなにかと役立つ山の小道具について、森勝さんが熱弁します!
使う場面を想像して選ぶ 小さくて鋭い、山の相棒
インドアとおなじように、アウトドアでもナイフは料理やパッケージの開封、衣類のほつれ直しなどの作業で使用することが多いです。さらに木を削ったり、細引きをカットしたり、アウトドア特有の作業が追加されます。安全で小さくてもマルチに使用できるフォールディングナイフが便利です。

- ビクトリノックスのクラシックSD
- オピネルのNo.8
- フェデカのトレイルナイフ
- ファクトリーb のシンナイフ
- フリッサのカラビナ付きポケットナイフ
- ビクトリノックスのキャンパー
定番のビクトリノックス クラシックSD(1)は、21gの中にナイフ・ハサミ・ピンセット・爪楊枝・爪やすり・マイナスドライバーを詰め込んでいます。ナイフは調理には不向きですが、袋を開けたり、衣類のほつれ直しなどには必要十分。意外とあると便利なのがピンセット。トゲが刺さったときに何度も助けられました。
フランスのオピネル(2)は、アウトドアナイフのアイコンのような存在。番号でサイズを選ぶことができ、ハイキング用には7番や8番、キャンプには9番や10番あたりが使いやすいサイズです。
日本のフェデカが近年のウルトラライト志向に合わせて作ったトレイルナイフ(3)。軽量で高級ステンレスを使用した彫刻刀のような鋭い刃は、調理はもちろん木工作業がとても楽しい。ペグや箸などを自作しながらキャンプや登山をする方におすすめです。
今回最軽量、7gのファクトリーbのシンナイフ(4)。こちらはユーティリティーカッターと呼ばれる台形刃を保持する3Dプリンターで作られた製品。切れるナイフを非常用として持ちたいときにまったく苦にならない重さとサイズです。
ハイキングナイフと呼ばれ、簡単な調理からクラフトまでこなすフリッサのナイフ(5)は、55gと軽量かつカラビナ付きで携帯しやすいナイフ。万能で使いやすく、いざというときに頼りになります。さらにネット通販サイトで2000円ほどで購入できるのも魅力です。
最後に、冒険家植村直己氏が愛用していたことで昭和世代に定番だったのが、ビクトリノックスのキャンパー(6)。ラージナイフは食材カットに最適で、スモールナイフは木を削ったりクラフト作業に最適。よく切れるノコギリで枝の切断から加工用の切れ込みを入れたり、リーマーで穴を開けたりと、アウトドアクラフトにとても便利なマルチツール。栓抜きはもちろん、ワインのコルクスクリューと缶切りも付属。キャンプで忘れることが多いものがぎっしりと詰まっているツールです。
大切なのは登山やキャンプ内容を想像しながら道具を選ぶことです。観光客がいるようなエリアには、袋開けやちょっとした修理用にビクトリノックス クラシックSDで十分ですし、渓流釣りなら魚を捌きたいのでトレイルナイフを。フリーズドライ食品を食べ、少しでも荷物を軽くしたいならシンナイフのように、使用場面を想定しながらパッキングすると道具選びが楽しくなりますし、いざというときも慌てず安全に使用できます。
あると便利だけど出番が……

プライヤー付き高機能ツールは重さの割に出番が少ないのが欠点。以前に比べてテントやバックパックなども故障しなくなった。
優しいデザインのナイフもあり

切っ先が丸まった形状は誤って刺すようなリスクが少ない。丸いデザインは威圧感もなくグループで行動するときに◎
教えてくれたのは……

低山小道具研究家
森 勝さん
高尾山や奥多摩など関東の低山をおもなフィールドに、アウトドアアイテムの研究を重ねるアウトドアライター
http://morikatu.seesaa.net
SHARE
PROFILE
高尾山や奥多摩など関東の低山をおもなフィールドに、アウトドアアイテムの研究を重ねるアウトドアライター。 http://morikatu.seesaa.net
RECOMMEND ITEM
[ 公式オンラインショップおすすめアイテム ]



















