
「かわいい!」が止まらない春の坪山へ。イワカガミが咲き誇る花の尾根歩き
宇宙HIKE
- 2026年04月25日
各地から花の便りが届く季節。どこへ行こうかと考えるだけで心が弾みますね。今回は交通アクセスが比較的便利で、春の花が楽しめる山梨県の坪山をご紹介します。
駅から1時間、春の山へ


JR上野原駅から富士急バスで約1時間。「八ツ田」停留所で下車。小川にかかる橋を渡り、右手に進むと登山口に出ます。
細い尾根の先に広がる「お花ゾーン」



しばらく進むと登山道が東西に分かれます。おすすめは、西コースから登り、びりゅう館方面へ下るコース。


急坂を登り、尾根へ。さらにひと登りすると、細く痩せた尾根に出ました。ここからが、ヒカゲツツジやイワウチワ、イワカガミなどが咲く「お花ゾーン」です。4月下旬、この日はヒカゲツツジが終盤で、数輪だけ咲いていました。残念ながらイワウチワは見つけられませんでした。
イワカガミ祭り、開催中



歩き始めて約1時間半。最初は数輪だったイワカガミが、標高を上げるに連れて次々と現れます。気づけば斜面いっぱいに広がる群生。「イワカガミ祭り」状態です。ピンク色の花を見るたびに、思わず立ち止まってしまうかわいらしさ。

「岩鏡」という名は、葉が鏡のようにツヤツヤしていることから。岩場に凛と咲く姿に心を打たれました。ただし、尾根はとても細くて急なため、すれ違いもやっとのこと。譲り合いながら楽しみたい場所です。
ひと坪よりは広い、細長い山頂


登山開始から約2時間15分で山頂へ。山頂は名前の通り広くはありませんが、日当たりは良好。場所を探して休憩しましょう。アセビの花が日差しの中で揺れていました。


「魔女の森」を抜けて下山
下山は「びりゅう館・阿寺沢方面」へ、道標に従って進みます。尾根には、アセビやミツバツツジが咲き、登りとはまた違う景色が広がります。急斜面を下ると上り返しが現れます。アップダウンをくり返す、なかなか手ごわい下山道。油断せずに進みましょう。



阿寺沢方面との分岐に出たら、左手へ進み「びりゅう館」方面へ。この先に現れるのが、私が密かに「魔女の森」と呼んでいるエリア。くねくねと曲がる木々が立ち並び、物語の世界に迷い込んだよう。「ムンクの叫びみたいな木」と名札が付いている木もあり、何に見えるか想像しながら歩くのも楽しいですね。杉林では、ヒトリシズカやイカリソウ、チゴユリも咲いていました。



下山後のお楽しみ


山頂から約1時間45分で下山。登山口近くの「びりゅう館」でひと休みするのもおすすめです。お土産コーナーや食堂があるので、ゆっくりできますよ。帰路は「学校前」停留所からバスに乗り、上野原駅へ向かいます。

春の坪山は、足下から頭上まで花がいっぱい。今年の春は、たくさんの「かわいい!」に出会いにいきませんか。
【今回のコース】
上野原駅~バスで八ツ田~西コース~坪山山頂~阿寺沢・びりゅう館方面~びりゅう館~学校前からバス~上野原駅
標準コースタイム 登り2時間、下り2時間(休憩時間を含まない)
トイレ情報:八ツ田登山口、びりゅう館
バス時刻表は、富士急バスのホームページで最新の情報をご確認ください。
https://www.fujikyubus.co.jp/regular/#section-3
びりゅう館
https://biryukan.npo-saihara.com/
写真&テキスト◎Yukari Teragaki(宇宙HIKE)
https://www.instagram.com/yukari.tera17?igsh=Z3lncHl3bzBqZ2xs&utm_source=qr
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PROFILE
宇宙HIKE
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。



















