
【山小屋泊・テント泊登山】にぎやかな常念山脈の隠れ家。「大滝山荘(おおたきさんそう)」|北アルプス山小屋大全
PEAKS 編集部
- 2026年03月26日
INDEX
江戸末期、野麦峠や糸魚川を回るよりも最短で松本平と飛騨を結ぶルートを作ろうとできたのが飛騨新道。鍋冠山から八丁ダルミを経て大滝山に続く樹林帯のルートで、播隆上人が槍ヶ岳を開山させた際に使用した道だ。そこから徳本峠へ抜ける中村新道沿いにあるのが大滝山荘である。
小屋の歴史は1922年ごろ、中村喜代三郎氏が、三郷の住民より譲り受けたのが始まりで、蝶ヶ岳ヒュッテと同系列の小屋となる。営業期間は約1カ月と短く、人気の高い常念山脈のなかでは隠れ家的存在。
山の静けさを味わえつつも、少し歩けば槍ヶ岳や穂高連峰を見渡せるロケーション。近くには池塘もあるため高山植物を多数楽しむこともできる。食材や資材は蝶ヶ岳ヒュッテに届くものを歩荷して賄っている。アルプスの歴史を感じるなら、ぜひ一度は泊まりたい山小屋だ。
\スタッフボイス/
大滝山では、景色以外にも高山植物の花々を楽しめます。基本的にテレビもなく、こぢんまりとした小屋です。滞在される際は静かな山小屋を楽しむことができます
インフォメーション
| テント場 | 個室 | 自炊室 | 乾燥室 | お風呂 | 生ビール |
| ◯ | ◯ | ー | ー | ー | ー |
| ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天 | 公衆電話 |
| ◯ | ◯ | × | × | × |
■連絡先
090-1056-3455
0263-58-2210(営業期間外)
https://chougatake.com/ootaki/
■営業期間
7月下旬~8月
■収容人数
約20人
■標高
1,560m
■宿泊料金
1泊2食:¥13,500
素泊まり:¥9,500
お弁当:¥1,500
■水
1L:¥200
館内施設
談話室は食堂と兼用。ちゃぶ台に座布団形式でくつろげる。山以外の漫画が多数並び、停滞する際も時間を潰しやすい。

1階には電源タップもあるので、充電が必要な際はこちらで。電力は太陽光発電とエンジン発電機で自家発電している。

部屋
小屋は2階建て。畳と木の壁に囲まれた2階が宿泊スペースとなる。個室が2部屋と相部屋が1部屋あり、最大20名ほどが泊まることができる。

食事
夕食はカレーか牛丼におでんが出る。朝食は蝶ヶ岳ヒュッテのお皿に盛り付けられたおかずのほか、ごはん、お味噌汁が並ぶ。朝食はおにぎり2つにおかずが付くお弁当に変更可。

お土産・売店
お酒、ジュース、カップ麺が並び、バッジ、手ぬぐい、バンダナ、Tシャツ、スタッフバッグが購入可能。手ぬぐいは穂高連峰をあしらった山々に草花が描かれた縦型のデザインだ。

トイレ
屋外にバイオトイレが2つあり、清潔。夜はセンサーライトがつくのでヘッドランプを使わなくても使用することができる。

テント場
地面:土
テント設営数:5
利用料金:1人¥2,000
小屋から蝶ヶ岳方面へ少し登った大滝山の北峰にあり、 眺望は良好。槍ヶ岳、穂高連峰、焼岳などが見渡せる。森林限界は越えているが、周りはハイマツに囲まれており、風を防ぐことができる。あまり知られたくない絶好のテント場だ。
※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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