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【山小屋泊・テント泊登山】前穂高岳を見上げるように建つ山小屋。「横尾山荘(よこおさんそう)」|北アルプス山小屋大全

上高地のバスターミナルから歩き出して約3時間。木々の隙間から、穂高連峰が見え始めるところにあるのが横尾山荘である。徳沢一帯は軽装の観光客が多いが、この横尾に訪れるのは穂高連峰や槍ヶ岳などを目指す登山者が主である。

1931(昭和6)年、山田利一氏によって「一ノ俣小屋」を前身としてはじめられ、火事や水害に見舞われたことで現在の場所に移転。横尾山荘と名付けられて現在に至っている。現在の建物は2007~2008(平成19~20)年にかけて、3代目となる現代表の山田直氏が改築したもの。

なお、談話室の天井に見られる棟梁は、かつての建物に使われていたものである。近年は海外からの宿泊も多く、上高地や涸沢、穂高連峰などへ足を延ばす姿を見ることが多くなったという。

\スタッフボイス/

横尾山荘から、分岐点を蝶ヶ岳の方角に向かって30分ほどのところにある槍見台。ここは大きく槍ヶ岳が見える場所として上高地からのハイキングに来た人たちに人気です

インフォメーション

テント場 個室 自炊室 乾燥室 お風呂 生ビール
ドコモ au ソフトバンク 楽天 公衆電話
×

■連絡先
0263-95-2421
https://www.yokoo-sanso.co.jp

■営業期間
4月27日~11月初旬(平年)

■収容人数
150人

■標高
1,620m

■宿泊料金
1泊2食:¥15,600
お弁当:¥1,800

■水
無料

館内施設

1.大きな柱と写真が印象的な食堂

大判の穂高連峰の写真が飾られた食堂は、明るくて清潔感にあふれているのでだれもが安心して食事を楽しむことができる。

2.温風の乾燥室を完備

雨の日にレインウエアなどを乾かすことができる乾燥室。晴天日にはCO2の排出削減のためボイラーの運転はせず、送風のみの自然乾燥としている。

3.ルールを守って清潔を保とう

SAT(シーディング・エアレーション)方式という長野県が開発に携わったバイオトイレは、不快なニオイもなくとても快適に使うことができる。

4.のびのびすごせる談話室

初代小屋主の山田利一氏が現地製材で建てた、かつての建物の棟梁を使った談話室。壁には、横尾小屋の歴史を知ることができるモノクロ写真が飾られている。

5.通信環境もばっちり

宿泊者用の受付は、売店や喫茶室がある入り口の横にある玄関から入ってすぐのところにある。なお、山小屋施設内では、Wi-Fiも使えるようになっている。

登山者が安心して休息できる山小屋

横尾山荘では、登山に必要のないもの、山に不似合なものを提供しないことをポリシーとしている。そのため設備は必要最低限に抑えている。それでも登山中にかいた汗を流すことができる浴場を備え、あたたかな食事と、冷えた缶ビールで喉を潤すことができるのはありがたい。なお、入浴は横尾山荘の宿泊者限定で、環境保護のため石けんやシャンプー類の利用はできないので注意したい。

前穂高岳を窓越しに望みながら、あたたかな湯に浸かることができる浴場「悠湯館」

脱衣場もすばらしく清潔で、新しい木の香りがしていたほどである

汗を流した後は売店で日本酒やワインなどを手に入れることもできるのもうれしい

食事

【夕食】
この日の夕食は、マスタードソースのチキンソテーをメインディッシュに、サラダ、白米、味噌汁、それにキンピラゴボウや漬物などが添えられていた(献立は日替わり)。

【朝食】
朝の食事は、焼き鮭に卵焼き、野菜とポテトのサラダ、味噌汁に、肉じゃがなど小鉢がついてくる。ご飯はおかわり自由なので、登山中にバテないようにたっぷりと栄養をとりたい。

部屋

客室はすべて2段ベッド式の相部屋で、各部屋の定員は8名となっている。それぞれのベッドはカーテンで仕切ることができるようになっているため、着替えなどでのプライベートが確保できるように配慮されている。

お土産・売店

オリジナル手ぬぐいやピンバッジを購入できる売店。牛カルビ丼やカレーライスなどの軽食もある。

テント場

地面:草
テント設営数:150
利用料金:¥2,000

上高地から歩いてくると、横尾山荘の少し手前、前穂高岳を見上げるような梓川の畔に広がる草地にあるテント場である。予約は不要で、水場やトイレの利用料はキャンプ場代に含まれる。横尾山荘の売店で受付をしてから利用しよう。

「横尾山荘」公式HPをご確認ください。

※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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