
3台の特定小型原付を乗り比べ! いま選ぶべきモデルはどれ?
eBikeLife編集部
- 2026年03月20日
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特定小型原動機付自転車3台を徹底乗り比べ。NEW RIDE、EVEREST XING CITY、MOPERO mini cargoそれぞれの特徴や走行性能、使い勝手を実走レビューで比較。通勤・街乗り・積載用途など、ライフスタイルに合わせた最適な1台の選び方を解説する。
いま町で存在感が増す、特定小型原動機付自転車

都市の移動手段として急速に存在感を増している「特定小型原動機付自転車」。
特定小型原動機付自転車は、最高速度20km/hに制限された電動モビリティで、16歳以上であれば免許不要で乗れる新しい移動手段。ナンバー登録や自賠責保険は必要だが、車道・自転車レーン・条件付きで歩道も走行可能。コンパクトで取り回しがよく、通勤や近距離移動、買い物など日常用途に適し、都市部の“ラストワンマイル”を担う存在として注目されている。
免許不要で気軽に乗れる一方、モデルごとの設計思想は大きく異なり、実際の使い勝手は大きく変わる。
ダイシャリン下北沢店で試乗

今回は、東京・下北沢のサイクルショップ「ダイシャリン下北沢店」で試乗車として用意されている3台、
・NEW RIDE
・EVEREST XING CITY
・MOPERO mini cargo
を実際に乗り比べ、それぞれの特徴とリアルな使い勝手を検証した。
今回の試乗は、実際に公道走行も想定したリアルな環境で実施。
住宅街や細い路地、軽いアップダウンを含めたコースで比較することで、それぞれの「実用性」が見えてきた。
NEW RIDE
低重心・直感操作。都市移動をシンプルにする1台

NEW RIDE(ニューライド)は、「誰でも直感的に扱えること」を徹底して設計された特定小型原付だ。
電動ボードの流れを汲みながらも、着座スタイルを採用することで安定性を高め、初心者、女性や高齢者でも扱いやすい仕様となっている。
特徴は、広いフラットデッキ部分とサドル下の収納スペース、この中にヘルメットを収納することができる。
ハンドリングは非常に軽快。扱いやすさ取り回しの良さは3台の中でも際立つ。

低床設計のフラットデッキは足つき性が良く、乗り降りもスムーズ。
面積が広いため、足の置き方に自由度がある。さらに、大柄な男性など向けに追加のステップを横に出すこともできる。

走行面では、アクセル操作に対するレスポンスが非常に素直で、発進時のストレスがない。
軽量なスクーターのような感覚で、住宅街や細い路地でもスイスイと進める走行感は、このモデルならではの魅力だ。

「数キロ圏内の移動を気軽にこなす」という用途においては、極めて完成度の高い1台といえる。低重心で安定しており、セカンドモビリティとして女性ユーザーにも向いていると感じた。
■ スペック(NEW RIDE)
価格:16万5000円
航続距離:約20~40km
充電時間:4~5時間
バッテリー:リチウムイオンバッテリー(10Ah/48V)
重量:約32kg
メーカー:シナネンサイクル株式会社
EVEREST XING CITY
“自転車の延長線”にある自然な乗り味

EVEREST XING CITY(エベレスト エクシング シティー)は、特定小型原付の中でも「自転車的なスタイル」を強く意識したモデルだ。フレーム形状、ホイールサイズ、ライディングポジションのすべてが自然で、初めて乗っても違和感が少ない。
ダウンチューブ内にバッテリーを内蔵し、車体中央にステップを配置。見た目は、スマートでデザイン性の良さも魅力。

ペダルは存在せず、ステップ(ペグ)に足を置いて走行するが、
ハンドル位置やシート高が自然なため、「電動の自転車に乗っている」ような感覚に近い。

装備面では、前後にキャリアやバスケットを装着可能。買い物や通勤など、実用シーンでの使い勝手が高く評価されており、ダイシャリンでも特定小型では、このモデルが一番売れているという。

走り出しはスムーズで、加速もリニア。車体剛性とホイール径のバランスにより直進安定性が高く、速度域が上がっても不安が少ない。
「毎日使う乗り物」としての完成度は非常に高い。軽量で、高い直進安定性、自転車に近い自然な乗り味だ。実用的な装備性も高く、通勤などにも向いていると感じた。
■ スペック(EVEREST XING CITY)
価格:19万8000円
充電時間:6時間
バッテリー:リチウムイオンバッテリー(13.2Ah/48V)
重量:約21kg
メーカー: 株式会社Acalie
MOPERO mini cargo
積載性と安定性を極めた“使うための電動モビリティ”

MOPERO mini cargo(モぺロ ミニ カーゴ)は、単なる移動手段ではなく「荷物を運ぶこと」を前提に設計されたモデルだ。
フレーム後方に大型バッテリーを配置し、フレーム中央部に広いカーゴスペースを設けているのが最大の特徴。

この中に重量物を積載した状態でも。停止時・低速時でも車体が安定しやすく、扱いやすい。
さらに、前後にキャリアを装備しており、積載の拡張性の高さも魅力だ。
カーゴバイク的な使い方ができる点は、他の2台にはない明確な個性といえる。

走行性能は、トルク重視のセッティングにより、発進は力強い。
安定性を重視した味付けとなっているが、パワフルでもあり登坂能力も高い。

コーナリングでもフラつきが少なく、荷物を積んだ状態でも挙動が安定しているのは大きな強み。
積載装備で、3台の中でも高い実用性を持つ1台だ。買い物や業務用途で使うのにも便利なモデルと感じた。
■ スペック(MOPERO mini cargo)
価格:18万9800円
航続距離:約50 km
充電時間:5~6時間
バッテリー:リチウムイオンバッテリー(13Ah/48V)
重量:約26.4 kg
メーカー:SWALLOW合同会社
特定小型でも設計思想でかなり違いがでる

3台に共通しているのは「ペダルをこがず、電動で気軽に移動できる」という点だが、
その特徴はけっこう異なることが分かった。
NEW RIDEは「ユーザーを選ばない使いやすさ」、
EVEREST XING CITYは「自転車っぽくスタイリッシュ」、
MOPERO mini cargoは「積載とパワフルな走り」。
特定小型原付は、すでに単一ジャンルではなく、用途別に選ぶモビリティへと進化している。
自分の移動スタイルに合った1台を選ぶことが、
このカテゴリーのポテンシャルを最大限に活かすポイントになるだろう。
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