北ア三大急登、合戦尾根のオアシス。「合戦小屋（かっせんごや）」｜北アルプス山小屋大全

PEAKS 編集部

北アルプス三大急登のひとつ、合戦尾根。北アルプスデビューの地としても人気の高い燕岳をめざし、一歩一歩登っていく。稜線まであと3分の1ほどの地点、疲れがたまってきたころ、合戦小屋が迎えてくれる。

屋根付きの休憩スペースもあるので、ここでひと休み。高度順応はもちろん、雨天時の低体温症防止にもありがたい存在だ。夏場には名物のスイカが、寒さが厳しい際は温かいおしるこが癒してくれる。種類豊富なうどんもあるので、エネルギー充電に事欠かない。なおテント場は非常用。要問い合わせ。

小屋名は、初代征夷大将軍である坂上田村麻呂が山鳥の尾で作った矢で鬼退治をしたという合戦伝説に由来する。説明看板、必見。

インフォメーション

テント場	個室	自炊室	乾燥室	お風呂	生ビール
◯	ー	ー	ー	ー	ー

ドコモ	au	ソフトバンク	楽天	公衆電話
△	△	△	×	×

■連絡先
0263-32-1535（松本事務所）
https://www.enzanso.co.jp/kassengoya

■営業時間
4月下旬～11月下旬（詳細は合戦小屋営業最新情報参照）

■標高
2,370m

■水
ペットボトル500ml（￥300）

合戦小屋名物、スイカ（￥600）。地元名産でもあるスイカを荷揚げして販売する貴重なもの。急登を登ってきた者だけが味わえるご褒美！売り切れ御免

※この記事はPEAKS［2024年9月号 No.167］からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。

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