
登って、歩いて、滑って──雪山を遊ぶ。『PEAKS No.176』は11月14日(金)発売
PEAKS 編集部
- 2025年11月13日
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冬、雪をまとった山には、夏とは違うたくさんの“遊び方”があります。
静かな稜線をたどり、雪のなかを“登る”雪山登山、雪上を“歩く”ようにして移動するスキーハイキング、白銀の山肌を“滑る”バックカントリースキー——。
今号の特集では、縦横により自由に遊ぶことのできるフィールド、雪山を楽しむアクティビティのはじめ方、楽しみ方をご紹介します!
雪山の美しさと隣り合わせにあるのが、厳しさ。だからこそ、どんなスタイルで遊ぶにせよ、正しい知識とギア選びが欠かせません。雪山の知識を身につける座学ページに加え、ウインターブーツやバックパック、アイスアックスやクランポンといった雪山装備のカタログも掲載。
この冬、もっと自由に安全に雪山を楽しむためのガイドブックとして、ぜひお役立てください!
文◉PEAKS編集部
雪山のアクティビティにはどんなものがある?

ひとくちに“雪山”といっても、楽しめるアクティビティの切り口はさまざま。
雪山登山にスノーシューハイキング、バックカントリースキー、クロスカントリースキーにアイスクライミング……と、より自由度の高い登り方でフィールドを縦横に味わい尽くせるのが、雪山の魅力です。
特集のはじめでは、アプローチがそれぞれ違うアクティビティごとの登り方&楽しみ方を、見取り図で押さえます。
山の上で年末年始のひとときを。年越し山小屋滞在記@西穂山荘

雪山の全体像をつかんだら早速、フィールドへ!
登山インフルエンサーのpedi(ペディ)さんとライターの阿部さんが、一年の登り納めと登り始めを兼ねて、大晦日の北アルプス・西穂山荘へ。
一年の締めくくりに同宿の山好きたちと山の上で宴を張る、特別な一夜——そして年が明け、初日の出を迎えます。年越し登山の醍醐味が詰まった滞在記を、ぜひお楽しみください。
また、今年2025年に年越し営業を行なう山小屋をまとめましたので、ぜひご活用ください!
雪山ビギナー必読!雪山登山のはじめかた&リスクマネジメント

続いては、雪山の座学ページへ。
雪山の魅力を知り「いざ踏み出そう!」と思っても、どのような準備をすればいいのか……はつかみづらいところ。山選び、ギア、知識など、どんな事前準備が必要なのか。ビギナーの雪山デビューを数多くお手伝いしている、アウトドアショップ「エルク」で教えてもらいました!
同時に押さえておきたいのが、雪山登山のリスクマネジメントです。準備はどれだけ万全であっても、可能性としてリスクはつねに起きうるもの。では、それらにどう対策しておけばいいのかを考えます。

【ウインターギアカタログ】ウインターブーツ、バックパック

知識の大切さもさることながら、雪山に対応したギア選びも重要なポイント。カタログページでは、取り揃えておきたいウインターギアをカテゴリーごとにピックアップ!
冷気から足を守り、雪面を踏み締めるウインターブーツは、アルパインブーツとゲイターブーツ、また積雪した低山でハイキングやスノーシューを楽しめる、スノーハイクシューズをご紹介。
雪山に対応するギアデザインが施されたバックパックは、中型(30~50ℓ)・大型(50ℓ~)の容量別に。バックカントリースキーに特化したバックパックも取り上げています。
【ウインターギアカタログ】アイスアックス、クランポン、スノーシュー、ワカン、チェーンスパイク

雪や氷に対応する雪山ならではのギアも、抜かりなくご紹介!
ともに雪山登山を象徴するギアカテゴリーであるアイスアックスとクランポンを、各部の名称・役割や選ぶときのポイントとともにおすすめを掲載しています。
足元を固めるスノーシュー、ワカン、チェーンスパイクも

クランポンに続くのは、同じく足元に装備するギアであるスノーシュー、ワカン、チェーンスパイク。
「スノーシューとワカンは、どう使い分ければいいの?」「チェーンスパイクの使用に適したシーンは?」といった疑問に応える解説も交えつつ、カテゴリーごとにラインアップしています。
簡単&軽快に雪上を“歩いて”楽しめる、スキーハイキングのススメ

スキーハイキングは、“登る”や“滑る”というより、雪上を“歩く”ことに力点をおいたアクティビティ。雪面にグリップするスキー板を履くため登りも下りもノンストップで行動でき、簡単&軽快に雪を楽しむことができます。
雪山デビューにもぴったりなその魅力を味わうべく、琵琶湖を望む滋賀県・マキノ高原へ。歩き方と止まり方さえ覚えれば大丈夫——というスキーハイキングで、雪に覆われたフィールドを自由自在に駆けめぐる体験記となっています。
併せて、スキーハイキングのためのギアガイドと、各地のガイドツアーもご紹介。雪山デビューとして、またはスキーハイキングデビューのためにも必見です!
バックカントリースキー入門。人生初BCに挑む、五十路ライターの奮闘ルポ

次に入門するのが、バックカントリー(BC)スキー。
「上級者しか楽しめないアクティビティなのでは……?」というイメージもありますが、入門者は、ゲレンデでのスキーをはじめて2シーズン目の五十路ライター・櫻井さん。もちろん、人生初のBC。バックカントリーガイドのツアーに参加し、残雪の至仏山に向かいます。
白銀の斜面を前にして「清水の舞台から飛び降りる心持ちで滑走開始……」した櫻井さん、果たして滑り切ることはできたのでしょうか——。
BCの装備例や必要な技術、スノーセーフティギアについてのコラムとともにお楽しみください!
ポンチョ連載は、レイングローブを深掘りレビュー!

細かいレビューポイントから理想のギアを探る、毎度おなじみのポンチョ連載は、レイングローブをピックアップ。
雨から手先の濡れを防ぎ、ウインドシェルのように風からの冷えも予防してくれるアイテム。夏の日本アルプス級の縦走から冬の低山まで、活躍シーズンが幅広いのも特長です。エントリーした8モデルを、「グローブの形状」「トレッキングポールの握りやすさ」などのレビューポイントから選り分け、理想のレイングローブについて深掘りします!
アラフォー4人はワンデイのトレラン旅へ!箱根八里越えを目指してひた走ります

40がらみの編集長と山仲間による、ドタバタ珍道中連載。前回、パックラフトの安全講習を受けた勢いで大井川のダウンリバーツーリングに向かう予定の一行でしたが、雨予報のため、トレイルランニングに計画変更。
箱根外輪山の周りを半周する、距離にして約25kmの“ファンラン(fun run)”へ走り出したのですが……。
間もなくして、走力に不安のある一行から fun 感は失われはじめ、ゴール地点に向かうバス停をみつけると幕引きを図るメンバーも出る始末。
疲れや誘惑に屈することなく、自ら律して箱根八里を越すことができたか……誌面でお見届けください。
『PEAKS No.176』は2025年11月14日(金)発売!
特集のほかにも、小誌おなじみの連載をはじめ内容盛りだくさんでお届けしています。
いったんハマると、ついつい次の一座、次の一本を計画したくなるのが雪山の尽きせぬ魅力。登るのが好きな人も、歩くのが好きな人も、滑るのが好きな人も、自分に合ったスタイルと楽しみ方で雪山と付き合っていけるように──そんな思いを込めて、特集企画を詰め込みました。この冬、雪山を遊びつくすために。ぜひこの一冊をお役立てください!
発売は2025年11月14日(金)。Amazonをはじめとしたオンライン、または全国の書店でお買い求めいただけます。
次号、「PEAKS No.177」は2026年3月15日(日)発売予定です。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。





















