
japan mobility show 2025で見つけたeバイク系モビリティたち
eBikeLife編集部
- 2025年11月04日
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「Japan Mobility Show(ジャパン モビリティ ショー)」は、次世代のモビリティを体感できる11日間の大型フェスティバルだ(10/30~11/9 東京ビッグサイト)。車・バイクから未来の移動手段まで、あらゆる「乗り物」の可能性が東京・有明の会場に集結。eBikeLifeでは、自転車系の電動モビリティーを捜してみた。
Honda e-MTB 欧州向けプロトタイプ

Japan Mobility Showの前身は、「東京モーターショー」。やはりモーター系のメーカーが目立っている。まず見つけたのはホンダのブースに展示されていたカッコイイeMTB。
昨年のショーで発表したコンセプトモデルをベースに、「Ride Natural・Reach New Peaks」というコンセプトのもと開発した、ハイエンド電動アシスト付きマウンテンバイク(e-MTB)だ。

ドライブユニットはシマノ製。ROTWILDというドイツのカーボンフレームのダート系eバイクを得意とするバイクメーカーと共同開発。GULLARMは、ホンダのレーシングバイクCBR250RRに使われた特徴的なリアスイングアームで、eMTBにも搭載。このあたりのレーシングスピリットがホンダファンには、うれしいところ。欧州で来年発売予定という。近い将来に日本のレギュレーションに合うものが発売されるのを期待したい。
ヤマハ。クラシカル美と現代のテクノロジーを融合

「Y-00B:Bricolage」特徴的なフレームデザインのY-00B:Baseのカスタムモデル。クラシカルなカスタマイズのコンセプトは、ヤマハの第 1 号製品「YA-1」(1955 年)へのオマージュ。カラーや逆引きのブレーキレバーなどに表れている。ヤマハ発動機創立70周年記念モデルという、なるほど。

ヤマハのクロスバイクタイプのeバイクに使われているのと同じドライブユニット。シルバーカラーは珍しいが、メカメカしくてカッコイイかも。

「Y-00B:Base」は、自分らしさを自由に表現できる、新しいスタイルの eBikeコンセプトモデル。カスタム前提のバイクデザイン。いろいろキャリアやカーゴなど乗り方やライフスタイルに応じて自転車作りができそう。スチール製フレームだが、製品版もスチールが採用されるかは、まだ不明とのこと。

細長いバッテリーを挟み込む形のダウンチューブは、同社のeMTBにも採用されている。細いパイプを多用したフレームデザインとマッチしている。いままでのeバイクにはなかったフレームの美を生み出した!
和歌山発「モビチェン」GFRシリーズ最新モデル

glafit株式会社(グラフィット)は、和歌山県和歌山市に本拠を置く、電動パーソナルモビリティに特化したベンチャー企業。自転車モード⇔電動バイクモードの切替機構「モビチェン」で車両区分を変えられる仕組みを実現して話題になった。
グラフィットの最新モデルがコレ。「GFR‑03 」は、ペダル付き原付モードと電動アシスト自転車モードをワンタッチで切替可能なモビチェンを搭載。最大500Wモーター、20インチタイヤ、7段変速ギア、バッテリー14Ahで、原付モード40km/自転車モード100kmの航続距離を実現。

グラフィットでは初となる電動アシスト自転車。ナンバーが表示されている時は、一般小型原付。自転車モードでは、電動アシスト自転車だ。つまり自転車モードでもラクラク電動アシストで走れる、原チャリということだ。これは唯一無二の存在。年内マクアケにて販売開始予定とのこと。通常の販売価格は30万円前後となる予定という。

グラフィットでは、特定小型原付のコンセプトモデルもいくつか展示。前2輪タイプの「P.E.T」ペットを載せて走れるコンセプトだが、圧倒的な安定感と積載力で、いろいろ使える可能性が感じられるデザイン。ちょっと欲しいと思ったぞ。
特定小型原付もいろいろ、e-FREE

「e-FREE 01」は、2023年の道路交通法改正を受け誕生した「特例特定小型原動機付自転車」対応モデル。クルマ用のお手入れ用品から、ドリンクホルダーなどカー用品でよくお世話になっているカーメイトが輸入販売している。

最新モデル02。まだ日本での発売は未定とのことだが、リアサスペンションも備え、乗り心地は良さそう。特定小型原付、国内でのメーカーや市場の動向はとても気になるところ。
トヨタの特定小型原付コンセプトモデル

トヨタの折りたたみ特定小型原付「ランドホッパー」。次世代モビリティーのコンセプトモデル。構造やデザインなどリファインを重ねているが、まだ発売は未定だ。前2輪は、歩行モードでもかなり安定感が高いので、このコンセプトはありと思う。ほかリア2輪の3輪タイプの特定小型原付の試乗体験などもあった。シニアカーとしての可能性も模索されている。新しい移動手段として特定小型原付は各社から登場していた。
ジャパンモビリティーショーとして新コンセプトを掲げて2回目。次代のモビリティを象徴するeバイクや特定小型原付は、移動の自由を広げる新たな選択肢として大手クルマメーカーも無視できない存在になってきていると感じた。
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