
「ただいま!」という言葉が似合う立山で、わたしが味わう特別な時間
Mt.ランドネメンバー
- 2025年10月26日
何度も足を運んでしまう山。そこですごす大好きな時間。北アルプスの人気の山で“自分だけの”山のすごし方を、Mt.ランドネメンバーが教えてくれました。
始まりは20年前
わたしが初めて立山を訪れたのは2006年5月、スノーボードのバックカントリーツアーに参加したときでした。富山県の立山駅からケーブルカーとバスを乗り継ぎ、1時間10分で到着した室堂平は5月だというのに一面銀世界。ターミナルを出た瞬間、正面に3,000mの立山三山がそびえ立ち、浄土山、室堂山、国見岳、大日岳と2,500m級の山々に囲まれた室堂平は迫力満点!なのに、荒々しさがなく穏やかで優しささえ感じる雄大な景色に、一瞬で虜になったのです。
それからかれこれ20年。わたしは季節を変えて年に2~3回は立山を訪れるようになり、40回をゆうに超えたいまでは、「ただいま!」という言葉がしっくりくるようになりました。
どの季節もすばらしい立山の”特別な時間”

季節によって表情ががらりと変わる立山。春の残雪期はスノーボードでシャバ雪を楽しみ、夏は花々が咲き乱れる遊歩道をのんびり散策。そして秋は室堂平が見渡す限り赤、黄、緑に染まり、錦絵の中にいるかのような世界を味わい、晩秋になると雪が降り始め、小屋閉めが近づくころには一面の銀世界に。わずかな期間またスノーボードを楽しみます。
どの季節に訪れてもすばらしい立山ですが、人気の観光地だけあり、さすがに昼間はかなりのにぎわいを見せる室堂平。そんな室堂平で季節を問わず、わたしがいちばん好きなのはある“特別な時間”。それは山荘に泊まった翌朝のまだ乗り物が動いていない時間帯。昼間の喧騒が嘘のように静寂に包まれ、清々しくてとても気持ちいい。泊まった人だけが味わうことのできる”特別な時間”です。
わたしは室堂平を独り占めしているようなこの感覚を味わうのが大好き!きっとこれからもこの“特別な時間”を味わいに、立山に通い続けることでしょう。
「ただいま!」立山
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PROFILE
Mt.ランドネメンバー
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。



















