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ジョナタン・ミランが初勝利、激戦のスプリントを制する|ツール・ド・フランス

ツール・ド・フランス2025は現地7月12日に第8ステージを行って、スプリントによるステージ優勝争いをジョナタン・ミラン(リドル・トレック、イタリア)が制した。ミランはこれがツール初勝利。ポイント賞争いでも首位としている。総合成績には大きな変動がなく、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)が引き続きマイヨ・ジョーヌを着用する。

171.4kmの平坦ステージ

第1週の後半に差し掛かっている今大会。プロトンはブルターニュ地方を走っており、このステージから南向きに進んでいく。レース距離171.4kmに設定される第8ステージは、全体的に平坦。残り16kmでこの日唯一のカテゴリー山岳である4級の上りをこなし、あとはフィニッシュめがけてのスピードバトル。フィニッシュ前も緩やかに上っており、スピードはもとよりパワーも重視されるスプリントになりそうだ。

前日のステージを終えて、個人総合ではポガチャルがトップに。マイヨ・ジョーヌを着てレースに臨んだ。

© A.S.O. / Billy Ceusters

ミランがワウトやグローブスをかわしてツール初勝利

前日クラッシュに見舞われていたエディ・ダンバー(チーム ジェイコ・アルウラー、アイルランド)が出走を断念し、176人がスタートラインへ。ここまでハードなステージが続いていたこともあってか、この日は逃げが出ずに一団のままで進行。30度を超える気温と向かい風も、選手たちの走りを抑えた。

© A.S.O. / Billy Ceusters

長くリドル・トレックとアンテルマルシェ・ワンティがコントロールを担って進行するが、85.5km地点に控える中間スプリントポイントが近づくとプロトンが活性化。スプリンター陣が軒並み上位通過を狙い、ミランが1位通過。20点の加算に成功している。

この直後、マチュー・ビュルゴドーとマッテオ・ヴェルシェのトタルエネルジー勢2人がアタック。集団が急いで追わなかったこともあり、数キロ進んだ時点でその差は1分まで広がった。

© A.S.O. / Billy Ceusters

2選手を先行させているメイン集団は、フィニッシュまで35kmを残したところで一度35秒までその差を縮めたが、ペースを再調整し再び1分まで容認。この流れのまま4級山岳の上りに差し掛かって、ビュルゴドーが1位通過。この直後にヴェルシェが集団に戻り、ビュルゴドーだけが最前線で粘った。

ただ、ここまで来ると集団の勢いが勝る。残り9kmでビュルゴドーを捕らえると、スプリントを狙うチームが隊列を組んで集団前方でポジショニング。アルペシン・ドゥクーニンクやリドル・トレックなどが代わる代わる先頭に立って、スプリントポジションの確保を図った。

© A.S.O. / Billy Ceusters

そして最後の1km。マッテオ・トレンティン(イタリア)の牽きでチューダー・プロサイクリングチーム勢が先頭に立ったが、その脇からマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)がカーデン・グローブス(オーストラリア)を連れて上がってくる。さらにその番手にはミラン。

グローブスの加速を合図に始まったスプリントは、ミランが抜群の伸び。グローブスをかわすと、迫ったワウト・ファンアールト(チーム ヴィスマ・リースアバイク、ベルギー)に前を譲らず、そのまま一番にフィニッシュ。ツール初勝利を決めた。

ポイント賞争いでトップを快走

これまでジロでは2度のポイント賞を経験しているミランだが、ツールは今回が初出場。第3ステージでは2位に入っていたほか、毎日の中間スプリントポイントでもたびたび上位通過しており、ポイント賞争いでも優位に進めておる。このステージでは、獲得できる最大の70点を加算させることに成功。一度ポガチャルに明け渡していた同賞トップの位置に再び戻っている。

© A.S.O. / Billy Ceusters

なお、総合上位陣はいずれもミランと同タイムでフィニッシュ。順位に変動はなく、ポガチャルがマイヨ・ジョーヌをキープしている。

© A.S.O. / Billy Ceusters

翌13日に行う第9ステージも平坦ルート。カテゴリー山岳が設定されない反面、風の強い区間を走行することから、集団が分断する可能性がある。スプリンターが主役となるか、別の展開となるかが焦点に。レース距離は174.1kmに設定される。

ツール・ド・フランス2025 第8ステージ 結果

1 ジョナタン・ミラン(リドル・トレック、イタリア)3:50:26
2 ワウト・ファンアールト(チーム ヴィスマ・リースアバイク、ベルギー)ST
3 カーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク、オーストラリア)
4 パスカル・アッカーマン(イスラエル・プレミアテック、ドイツ)
5 アルノー・ドゥリー(ロット、ベルギー)
6 トビアスルンド・アンドレースン(チーム ピクニック・ポストNL、デンマーク)
7 ブライアン・コカール(コフィディス、フランス)
8 アルベルト・ダイネーゼ(チューダー・プロサイクリングチーム、イタリア)
9 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(EFエデュケーション・イージーポスト、イタリア)
10 スティアン・フレッドハイム(ウノエックスモビリティ、ノルウェー)

個人総合成績

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)29:48:30
2 レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)+0’54”
3 ケヴィン・ヴォークラン(アルケア・B&Bホテルズ、フランス)+1’11”
4 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)+1’17”
5 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク、オランダ)+1’29”
6 マッテオ・ジョーゲンソン(チーム ヴィスマ・リースアバイク、アメリカ)+1’34”
7 オスカー・オンリー(チーム ピクニック・ポストNL、イギリス)+2’49”
8 フロリアン・リポヴィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+3’02”
9 プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、スロベニア)+3’06”
10 マティアス・スケルモース(リドル・トレック、デンマーク)+3’43”

ポイント賞

ジョナタン・ミラン(リドル・トレック、イタリア)

山岳賞

ティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツ・XRG、ベルギー)

ヤングライダー賞

レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)

チーム総合成績

チーム ヴィスマ・リースアバイク

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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