
ミノウラのものづくりに迫る:90年続く信頼と精度の秘密|MINOURA

Bicycle Club編集部
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サイクリストならまず誰もが見たことのあるロゴ「MINOURA」。ミノウラは世界初の自転車トレーナーメーカーとして知られるほか、バイクラック、スタンド、ボトルゲージなど自転車に欠かせないアイテムを数多く手掛けている。創業から90年を超えており、日本国内で自転車部品を手掛ける企業としては非常に歴史あるブランドだ。長きに渡り、製品を通じて自転車業界を支えてきた企業であり、その秘訣に迫るべく、ミノウラ工場へ取材を試みた。
創業の地・安八郡に今も息づくクラフトマンシップ
岐阜県安八郡に拠点を構えるミノウラ。
工場こそ新しいが土地との結びつきは古く、戦後に再建された旧工場も安八郡にあった。
水田が拡大したのち、製造業が盛んになったこの地で今も変わらず製品を産み出す。
高精度の象徴「LiveRoll R800」ができるまで
「精度へのこだわり」がミノウラのブランドを築いてきた。
信頼の置ける部材メーカーから取り揃えた素材を部品に加工し、製品にしていく中、各工程でその「精度」を高めていく。精度こそがミノウラの付加価値で、ユーザーが求めるクオリティの根幹となっている。
精密さへの徹底具合がよくわかる製品として、3本ローラーのフラグシップモデル「LiveRoll R800」の最終工程を見せていただけることに。工程を追いながらその精度を確かめていく。
ローラードラムの旋盤加工
ローラードラムのキャップ圧入部分の旋盤から始まった。
ドラム、キャップとそれぞれ異なる性質の素材が触れる部分であり、隙間を作らないよう慎重な作業が求められる工程である。
熟練の職人が旋盤機で整えたのち、最後は面を整えてフェイシングが完了する。
回転バランスのチェック
さらにローラードラム全体のバランスをチェックする工程が続く。
検査機にセットされたドラムが回転すると、大まかに左右のバランスがモニターで表示される。バランスが合うまで、その都度ウェイト調整を施して確認することを繰り返す。かなり重要な工程で、100分の1グラムの精度で調整されることで、振動の少ないローラーが出来上がる。
組み立て
最後はプレス機でローラードラムにベアリング、ローラーシャフト、キャップが圧入されて1つの「ローラー」が完成。
組み上がったローラーは2人がかりで丁寧にローラーフレームに収められると、3本ローラーが出来上がる。
乗り味が大切なローラーにおいて「真円度を大切にしている」と語ってくれたのは営業主任を務める箕浦祐貴さん。
「ローラーパイプの真円度をゼロコンマの値まで詰めることで振動を感じにくいものにしています。ローラー内のウェイトバランサーを貼ったものと、貼っていないものを比べてみたことがありましたが、振動の出方は雲泥の差でした。そのような細かい調整を一本一本丁寧に行っていることが弊社の強みですね」。
また、より良い製品を追求するこだわりはアフターサービスにも反映されている。
3本ローラーをはじめ、ミノウラのトレーナーは製品保証期間を1年設けているが、期間内で大きな不具合は起きていないという。
修理依頼やトラブルがあれば基本的に全ての箇所を点検した後にお戻しするとのこと。
必要があれば、上記で解説したローラードラムのバランスも再度取っているという充実のサポート。(基本的に現行モデルの修理・サポートを受け付けている)
これからも丁寧でまっすぐに息づく工場
高品質な製品を作り続けることで、結果として製品の耐久性やアフターサービスの充実にもつながっていく。それはある意味当然の流れかもしれないが、その姿勢を90年もの間、一貫して貫いてきたという事実は、決して容易なことではない。
3本ローラーの製造に加え、工場内ではボトルゲージの製造工程も見学することができた。アルミ材から打ち抜かれ、曲げ加工がされた台座とアルミケージが溶接される。
無骨で無垢なゲージが静かに淡々と産み出される様は神秘的で美しい。
最終工程ではしっかりと職人の手によって一つずつ「完成」させられていた。
工場という場所は、本来ものづくりが淡々と行われ、必要とする人のもとへ届けられる場だ。しかし、ミノウラの工場では、まっすぐで誠実な製品づくりの中に、人の温かさが確かに込められていると感じた。
取材を通じてミノウラが大切にしている「精度」と、そこに宿る「温かさ」の両方を実感することができた。
最後に、ミノウラでは商品を実際に体感することができるポップアップ店を案内している。以下リンクよりお近くの地域のショップを見つけて、気になる商品やイベント情報を入手していただきたい。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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